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2037/04
13
[ #377 ]

お店の紹介

 JR西条駅近くのバーです。
 少し場末感が有るかも知れません(あるいは昭和チック?)。
 バーといいますか酒場といいますか・・・。

 (現在、群れ集って来店される方、大声疾呼・放歌高吟等される方などの入店をご遠慮いただくという形で感染対策を行っております。何卒ご理解の程を・・・。)

 

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2023/03
27
[ #1395 ]

4月の店休日予定

 桜の便りも届き始め本格的に春めいてきました。
 閑話休題、4月のお休みの予定です。

 ・ 2日(日曜日)
 ・12日(水曜日)
 ・23日(日曜日)
 ・24日(月曜日)
 ・30日(日曜日)

 以上5日をお休みさせていただく予定。
 宜しくお願いします。

 

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2023/03
23
[ #1394 ]

三島由紀夫伝説

 確か2~3年前位の事ですかね、”三島由紀夫”という名前(キーワード)を目にしたり小耳に挟んだりという事が多かったのは・・・・。
 (”三島由紀夫VS全共闘”何て映画も公開されたり・・・)
 恐らくは氏があのような最期を遂げたのが、確か1970年で、没後50年という事で色々と注目を集めた故・・・という事だったのでしょう。
 まあ、そんなこんなで私も何冊か三島由紀夫氏に関連した本を読み直したりもしてみたりしていたのですが、その中から一冊・・・・。


       P3021056.jpg



 「三島由紀夫伝説」   奥野健夫


 古本屋で引っ張ってきた本です。

 1992年に単行本として刊行された本の文庫版です。

 三島由紀夫が逝去したのが1970年ですから、結構な時間を経て出版された本です。
 (ちなみに文庫化は2000年かな)
 
 しかし読了してみますとその理由が解るきがしましたね。
 著者の奥野健夫氏は文学評論家の方ですが、生前の三島由紀夫とは家族ぐるみの付き合いが有ったそうで、作家仲間とは殆どプライベートな付き合いの無かった三島由紀夫にしては稀有な存在ともいえそうで、また文学関連において稀有な存在ともいえそうな方。
 もっと平易な言い方をすれば、友人関係にあった方。

 で、この本の内容ですが、三島由紀夫(あるいは平岡公威)およびその作品群を心理学的に分析し、また三島が育った時代背景も考慮しつつ、三島由紀夫という存在の本質に迫ろうという本に思えるのですが、そう考えると著者が執筆に苦労され完成に至るまでに長い年月を要した事は想像に難くないと思えます。

 そう、友人を評論(批評する)という行為自体、失礼な行為とも言えそうです、ゆえに著者に心理的葛藤があったのは当然でしょう。
(他者なり人ない、兎にも角にも何かを評価する評論する、批評するという行為自体、非常に上から目線で傲慢な行為だと思えます、本やお店に星を付けて評価するなんて行為もある種・・・・ネットの弊害でしょうね)
 そしてそれ故に迫力のある作品となっているとも思えます。

 付き合いの濃かった友人をその付き合いも含め分析し評論するという行為をあえて行った訳ですし、相当の覚悟でしょう、またそれが可能となった後の友人ゆえに知っていること解ることの多さ・・・・・。

 そういった(非常に濃密な)作品ですので内容を要約できる様な本では無いゆえ、内容については記しませんが、評論というジャンルを超えてひとつの文学作品として成立している作品と思えます。

 三島由紀夫を語る上でたたき台(基準)となる本とも言えそうです。

 はい、よい本でした。

  
 

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2023/03
13
[ #1393 ]

本日より・・・

 本日よりマスクの着用が個人の判断に任せられる様(任意)に成るとか・・・。
 と、いうことは昨日までは強制だったという事ですかね?
 おそらくは”推奨”ということで強制では有りませんが・・・、という辺りの解釈とするのでしょうが・・・。
 まあ、それでも同調圧力等で実質半分強制といった空気ではあった気はします。
 それで無ければ”推奨”であれば着用は実質個人の判断に委ねられる訳ですから、本日より改めて”個人の判断に任せられる”なんて宣言はする必要は無いわけですから・・・・。


 まあ、それはそれとして、この約3年間、マスクの着用が半強制で有った事の影響は様々に残りそうではあります。

 例えば、私が生きているような夜の飲食街の人出なんてものも当面、コロナ(マスク着用)以前のレベルには戻りそうも無い気がしますし(家飲みの定着や大勢で飲むことに対する無意識的禁忌等ににて・・・・)、それ以上に対面の社交スキルの低下といったことも、しばらくボディブローの様に効いてくる気がするのですよね・・・(この辺りは改めて記してみたくは想っているのですが・・・)。
 そしてそれって、拙店の様な対面接客を本質とする形態の飲食業(BAR等)では、実はかなり問題が大きいと思えるのですよね・・・・。

 果たしてどうなりますやら・・・。

  

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2023/03
12
[ #1392 ]

近代西洋美術の巨匠たち

 先日、漸く観に行くことが出来ました。


 IMG_0837.jpg


 特別展 「近代西洋美術の巨匠たち」   ー笠間日動美術館 珠玉のコレクションー  展


 場所は東広島市立美術館。拙店から徒歩圏内なので行こうと想えば気軽に行ける立地ではあるのですが、どうもこのところプライベートで色々と用事が重なり、このままだと展示期間が終わりそう・・・ということで少しばかり強引に時間をつくり訪れてみました。

 この時代=19世紀後半から第二次大戦の間の、パリ辺りの社会風俗というか何と言うか、結構惹かれる物が有るのですよね・・・。で、往時の美術作品にも・・・・。
 と、いうことでいそいそと出かけてみた訳です。

 印象主義(印象派)の作品群、日本受けが良いというか、メジャーというかで、一寸ミーハーな気も少しばかりする訳ですが、まあ、それはそれとして・・・・。

 で、展示内容ですが、笠間日動美術館、個人の画商のコレクションが基となっているとかで、全体的に小品が多い感じですが、有名どころは一通り抑えてあるというか、小品ゆえに各画家の雰囲気が伝わるというか(そうした意図で収集もされたのでしょうが・・・)、で、結構楽しめました。
 また、2F展示室の大津絵の名品の展示、浮世絵にも惹かれるところの有る私としては嬉しかったですね。
 また、ミロの最晩年の版画作品と組み合わせた展示方法も面白かったです。
 (ミロの作品、特に1950年代辺りのもの、日本の墨絵っぽくて好きなのですが、ミロ自身その辺りに惹かれていたという事も再確認出来た印象です)

 また3Fのメインの展示も版画等の作品にスペースを割かれているのもこの美術館らしいな・・・と。

 はい、結構楽しめました。

 


 

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2023/02
23
[ #1390 ]

3月の店休日予定

 2月も後半となり、寒かったり暖かかったり雪が舞ったりといった天候ですが、それでも少しづつ気温が上がって、日々春めいてきている気がします。
 ちょっと活動的に成りたくなります。

 閑話休題、3月のバカナリヤのお休み予定です。

 ・ 5日(日曜日)
 ・15日(水曜日)
 ・21日(火曜日・春分の日)
 ・26日(日曜日)

 以上4日をお休みさせていただく予定です。

 宜しくお願い致します。

 それと、13日からマスク規制が緩和とか・・・、さて、どうなりますやら・・・・。

 

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2023/02
17
[ #1389 ]

ピカソ展

 先日久しぶりに”ひろしま美術館”に行って参りました(一年半ほど前に田舎に引っ込んでしまい広島市内が遠くなった故です)。
 開催されておりました特別展はこれ。


  IMG_0820.jpg



 ピカソ   ー青の時代を超えてー

 サブタイトル、英語では ”The Blue Period and Beyond” ですから、直訳すれば ”青の時代とその後”ですかね?

 
 閑話休題、受付のロッカーに荷物を投げ込み手ぶらで館内へ(これ、とっても良かったのです、身軽だしスマホの音の心配も無いしで・・・、次からこうします)、陣路案内に従って行くと普段常設展の行われている建物が特別展の会場と成っておりました。
 これはこれでアリの印象。

 初めに彼の友人でもあり影響も受けたであろうルシニョル等の展示も含め、1900年前後の作品。
 続いてルシニョル自死後青の時代の作品群。
 バラ色の時代は1作品のみで、キュビズムの時代の作品群が、かなりの数。
 更に結婚&長男誕生の時代の作品群から戦中の物。
 そして戦後の60歳台の作品群・・・。
 後、本館の一部屋で版画作品。

 といった展示内容でした。


 全体の展示としては、X線等を使った解析の展示等もあり、また、キュビズム時代等の解説も、結構技術面というか、細かい解説が付いている印象。

 そうですね、副題を”青の時代とその後”とせず、”青の時代を超えて”と訳した雰囲気?(わかんないですって・・・・ 笑 )

 初期から晩年にかけて時系列に沿って展示してあるのですが、結構解説が細かいとというかマニア向けというか、少しだけですがそうしたう印象。

 実はピカソの展示、数年前に福山市立美術館でもありまして、それも観に行っているのですよね。

で、やはり比べてしまいます。
 福山での展示は、解説文はわかりやすく短くといった感じで、青の時代以前と最晩年の作品が多かった印象。
 で、今回の展示は、解説文が長めで技術面の解説も多め、青の時代とキュビズムの時代の作品が多い印象。

 どちらが好み?かというと・・・・。福山の展示かな?
 (これが浮世絵等の展示だと、細かい解説が付いた方が好みになるのですが・・・・、まあピカソにそれほど入れ込んで無いもので・・・・)

 あと、福山で観たあと、個人的にピカソってマイルス=デイビス的?なんて勝手に思ったのですが、今回は三島由紀夫的?何て想ったり・・・。
 (おそらく最近、三島由紀夫の評論を読んだ所為でしょう・・・、影響され易い私です・・・・)
 (まあ、根っこにオウリミティヴな感覚やスペイン、地中海、カトリックといった物が有ると想えるのは前回同様)
 

 はい、久しぶりのひろしま美術館の特別展、そんな印象でした。


 

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2023/02
14
[ #1388 ]

あと一月ほどで・・・

 昨日辺りから、”あと一月ほどでマスクの着用が個人の判断に任せられる様になります・・・・云々・・・”といった報道等が耳に入るようになりました。
 今月2月は28日しかないので、”あと1月・・・”といった言い回しも微妙だな・・・・等と揚げ足を取る気は無いのですが・・・(笑)、何と無く一寸耳に引っかかるというか・・・・。

 何がって、上の言い回しで”個人の判断・・・云々”という話なのですが、とすると、今現在、及びあと一月足らずの期間は、マスクの着用を個人が判断する権利は無いと・・・・?
 あるいはマスクの着用は強制である・・・ということですよね?(あるいは義務?)

 何だかしっくり来ないというか何というか・・・・。

 私自身、例えばスーパーマーケット等で買い物の為店内に入る際は、ちゃんと”自分の判断で”マスクを着用していますし、また、自宅で庭仕事等する際は、これまた自己判断でマスクなんてしません。

 はい、こんな感じでマスクをするしないは当然のごとく自己で判断して来た訳ですが、今更ながら1月後からマスクの着用が自己判断に任せられます等といわれますと、何だか現在悪いことをしている様な気に成るというか・・・・、エッマスクって強制だったの?という気持ちに成ると言うか・・・・・。
 更にいえば、私は囚人ではないのでその程度のことは自分で判断し、強制なんてされたくは無いのですが・・・・という気持ちに・・・・。

 もしかすると、パンでミックなんて事が言われ始めて約3年で、もしかするとこの国は監獄のような状況に変わっていて私がそれを認識出来ていなかっただけ?   なんて想ってみたり・・・・・。
 近代以前、マスクなんてものを強制されるのは、奴隷か囚人か魔女くらいだったという認識なのですが・・・・。



 まあ思えば、住民税なんて物も有りますしね・・・・。

 つまり住んでいるだけで税金(罰金?)が取られるなんて人頭税的な気もしますし・・・。
 食わなきゃいけないってんで会社に行って給料をもらえば所得税なんて(罰金?を)取られますし・・・・。
 そのお金でお米等を買えば消費税って(罰金?を ←我ながらくどいな 笑 )取られますし・・・・。
 
 まあ、もしかすると経済的囚人というか奴隷というかと、実はそう変わらないのかな・・・・?とも・・・・。
 
 まあ、今回のコロナ禍でよりその辺りを考えさせられた気もします・・・・。

 しかしいったいいつからこうなのでしょうね?

 もしかすると”経済”なんて言葉が生み出された辺りから・・・?

 検証は必要ですが、江戸の長屋の住民なんて、家賃以外は公的に払わなくって良かったとか・・・・・。
 地方の農民だって、決められた租税(お米)を収めれば・・・・何て話も聞いた気もしますし・・・・。

 コロナ禍も収束しつつあるというか、GWで収束するそうですが (笑)、何と無く沖は暗そうで・・・・・。

 まあ、何とか成るか・・・・・。 (苦笑)


 


 
 

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2023/02
07
[ #1387 ]

遊郭・花柳界・ダンスホール・カフェーの近代史

 少し前に某雑誌の新刊紹介コーナーでこの本が出版された事を知り、ついつい購入してしまった本です。
 (ついついネットでポチッと・・・・、本来なら本屋さんでお取り寄せなんてすれば良いのかも知れませんが、私の行動範囲に個人営業の本屋さんらしい本屋さん、目に付かずで・・・・。時代ですね。)



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 遊郭・花柳界・ダンスホール・カフェーの近代史     小針郁起 著


 まあ、私好みのテーマ。まあ、購入しますよね・・・・。

 何せ一頁も捲らずネットで購入した本ですので、恐る恐るページを捲っていきます。

 で、はじめにこう記して有ります。

 「近年、かつて日本にあった遊郭の歴史への関心が高まっています」

 と。

 そうだったのですか?
 良くは判りませんが、確かに”さくらん”なんて漫画(映画化もされましたね)や”花宵道中”という小説(これも映画化されましたね)が造られてりはしていますが・・・・。
 と想うとどちらも女性作家、もしかすると女性の関心が高まっているのかも知れませんね。
 男女平等とか雇用機会均等法とか・・・・、実はそれら、却って女性を辛くしている面も多そうで・・・・。
 女性が女性を張って生きて行くのってダメなの?といった潜在的疑問もあるのかも知れませんし・・・・。
 (そういえば数年前だったか、女子学生の将来なりたい職業の上位にキャバクラ嬢なんてのが入っていた記憶も・・・)

 閑話休題というか前置きが長くなりましたが、一通り目を通してみますと、非常に多くの写真が掲載されており(他往時の記事等も)、それらを中心として編集されており、書籍というよりは、”ムック”というか画報というかそれに近い印象です。

 ということで非常に読みやすい造り、言い換えれば初心者向け(何の初心者だ?)というか、入門用(だから何に入門するんだ・・・?)といった感じですね。
 文章もそう。
 判りやすいというか、少し浅いというか、今っぽいというか、軽いというか・・・・。

 特に各写真に付帯した説明文が特に・・・(著者の主観的感想はいいから・・・・といった感じで)。

 掲載されている写真も、個人的にはある程度知っている物も多く・・・・。

 唯、朝鮮半島の妓生(キーセン)の写真やベトナムの”からゆき”さん、満州のダンサー娼妓さん等の写真や絵葉書は興味深いものでした。
 また、戦前のダンスホールに触れたものって、非常に珍しい気がします。

 色々書きましたが、写真が多く、眺めているだけでも中々楽しめる(?)本です。
 当面の間、店に置いておきますので、興味のある方はおっしゃっていただければと想います。

 

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