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2019/08
06
[ #1123 ]

猫展

 先の日曜日この展示を観て来ました。


    猫展


 「アートになった猫たち展」

 場所は”みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)”です。

 そう先の日曜日うだる様な猛暑、それこそ昼間家でゴロゴロしていても茹で上がってしまいそうという事で、また連れ合いが猫派(猫好き)ということもあり、ドライブがてら出かけてきた訳です。

 
 さて展示内容ですが、近世~から現代にかけての猫を描いた作品集、および招き猫等の造詣物や民俗品で、9割以上が日本の物といった内容です。
 また少量ですが、スランタンやピアズリー、バイロス等の19世紀辺りの海外の作品もありました。

 初見のものも結構ありまして、結構楽しめました。

 藤田の石版作品なんてすばらしかった(好み)でしたし。

 また、竹久夢二、かなりの数の構図を19世紀末~20世紀初頭辺りのフランスの雑誌等を参考にしている事が解かったのも興味深かったですね。

 また県内在住の作家、正木卓氏の造詣作品、「バイオリン」「サックスプレイヤー」は何とも言えずかわいらしく、また見事なデフォルメといいますか・・・(視線といい、足の短さといい・・・・)。結構この展示の目玉てきといいますか、現代の猫ブームを象徴する作品という感想でした。


 そう、現地の解説にもありましたが、現代、正に”猫ブーム”なのですよね・・・・・。

 同調圧力の強い現代社会において、ある種自由さを感じさせる猫に魅せられるのか、或いは癒されるのか・・・・。
 まあ、両方でしょうが・・・、故にかアート化される猫たちも現代に近づくにつれ、よりかわいらしく、よりアニメチックに、より記号化している印象も・・・・。

 どちらにしろ、幅広い展示で楽しめました・・・。

 唯、何時も想うのですか、ケース内の壁に展示してある作品、目の弱ってきている私には辛いのですよね・・・、特に今回のように小品や造形の細かいものが多いと・・・・。
 アートグラスでも買うかな・・・・(それも一寸ねぇ・・・・)、と印象、何とかならない物ですかね・・・・。


 
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2019/06
02
[ #1110 ]

昭和初期の宴会風景

 某所にて少々気になる企画展示が行われているという事を耳にし、先日連れ合いドライブがてら覗いてきました。

 その企画展示、タイトルは・・・

 「昭和初期の宴会風景~料亭菜香亭の写真帳より」

 
 完全に私好みの展示です。
 場所は山口市内の”菜香亭”なる建物。

 建物

 
 因みにこの建物、元は明治十年に料亭として開業、平成八年の閉店まで山口の社交文化の中心を担ってきた場所で、その後建物の保存が決まり、現在は史跡として、或いは市民交流の場として維持管理されているという存在だそうです。

 また長州閥、佐藤閥、御用達と言うこともあり、明治から昭和にかけて日本の政治経済の歴々と共に有ったといってもよいかもしれません。

 多くの政治家や軍人、或いは経済人もこの碑を眺められたのでしょう・・・。

 菜香亭



 入館料を払い。先ず案内されたのは百畳の大広間。

 大広間


 長押に多くの扁額が掛けられておりまして、筆者は・・・
 ・伊藤博文・井上馨・木戸孝允・山県有朋・岸信介・佐藤栄作・田中角栄・・・・等々のお歴々。

 昔、日本の政治は待合政治等といわれた事もありますが、まさに料亭政治の場所だった事を思わされます。


 この大広間の下の間が展示室となっておりまして、今回は什器等の調度品と共に昭和期の宴会の写真が多く展示されておりました。

 例えば・・・・この写真。



 松岡洋右

 松岡洋介氏が国際連盟を脱退した後に帰国した直後に行われた昼食会の物で、この時氏が書かれた書も扁額として大広間にありました。



 また私好み?のものとしては・・・


 湯田検番

 昭和11年の湯田検番の芸妓さんの資料とか・・・・



 髪型

 往時の芸妓さんの髪型に言及された物とか・・・



 職業別明細図

 昭和8年の職業別明細図とか・・・・・。



 またガイドの女性も感じよく楽しませていただきました・・・・。

 唯、日帰りドライブ&夜は仕事ということもあり長居出来なかったのが少々心残りではありました。
 (それもありパンフレットを購入)



 また、せっかくなので帰りがけにはこちらにも少しばかり立ち寄り・・・・


 中原中也記念館

 中也記念館ですね、


 そこからとんぼ返り・・・・はい疲れました。
 車もオンボロだし・・・。


 しかし湯田温周辺、一度泊まりで訪れても良いかもしれません。



 

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2019/05
04
[ #1103 ]

国芳~芳年

 先日この展示を観て参りました、場所は広島県立美術館です。


   国芳・芳年

 

 此処最近、国芳の展示、多いですよね・・・・?少々食傷気味という気もしないでもなかったのですが、無残絵の芳年が観れるのか・・・?と、いそいそと出かけて参りました。



 閑話休題、ホント此処のところ国芳の展示多いですよね、流行気味というか何と言うか・・・・。
 個人的な感覚としては20世紀中は国芳ってそれ程評価されず、展示も少なかった記憶があるのですが、最近ホント流行なのか時代なのか・・・・多いですな。
 個人的にはやはり宝暦~文化初期辺りの物が好きで、特に国芳は(否定する訳では無いのですが)言ってみれば漫画チックといいますか何と言いますか・・・・実はそれ程好きな絵師ではないのですよね・・・・。

 そう、国芳、この少年漫画的な雰囲気故に明治~昭和にかけての時代、余り評価されなかったのでは?と思われます。

 そう昭和の時代、大の大人が電車の中で小学生向けの漫画雑誌はやはり広げられない時代だったと思いますし(まあ、私などは今でも電車の中で大の大人が漫画雑誌は広げるべきでな無いといいますか、はっきり言って見っとも無いと思う訳ですが・・・)、少なくともそうした不文律はあったと思います。
 そして、平成となり大人でも堂々と人様の前で子供向け漫画が読める時代となった(?)と時を同じくして国芳の展示も増えたというか再評価されたというか・・・・、そんな事を思いましたね。

 そう国芳が世間に評価され売れ始めるのは、おそらく”文政期”、この時期って、いってみれば爛熟退廃の時代といいますか、貨幣の改鋳等で貨幣経済の進展、いわばバブル的時代、また、貧富の差の拡大と固定等に拠るある種の閉塞感・・・・・。
 また子供がビタ銭を持って消費者ともなった時代。

 そう国芳の武者絵等、そうした子供も対象にしている感じですよね?
 で、読み本や歌舞伎・講談等の白波物や英雄物などの流行とそのインフレ化・・・・。

 何と言うか、バブル~其の崩壊~閉塞感・・・といった平成の時代とかぶる気がします。
 
 国芳やその周辺の浮世絵も子供から大人までを対象とした商品として流通していた印象も強いですしね・・・・。

 此処数十年、少年少女向けだったアニメ等が大人も巻き込んだ商品として流行していると同様・・・・、なんていうと嫌味ですかね?
 (でもホント最近のTV番組なんて、小学生でも理解できるというか、幼稚園児向け?思われそうな物が殆ど、大人向けというか、大人でないと味わえない物ってホントな無いですね?)

 まあそうした文政期から幕末といった時代の社会風俗といいますか、空気を色濃く感じさせて呉れるのが国芳の作品群と言う気もして、それはそれで魅力的でもあるのですが・・・・。

 では芳年等の無残絵は・・・・というと・・・・。

 戦後ですと、エロ・グロ・ナンセンス・・・・と呼ばれそうというか成りそうなジャンルですが・・・・・、しかし思えば江戸期の浮世絵、エロス的なのも(勿論それは西洋的英語的エロスではなく、和的”色”でしょうが)としての春画(わらい絵)は多く造られていますが、無残絵的、グロテスクを売りとしたものって少ないですよね?(というか殆ど無い?)

 あくまで私の想像ですが、江戸時代そうしたもの(血とか死体とか・・・等々)、割と皆、日常的に目にしていたのではというか、出来たのでは?と思えるのですよね?
 磔だって、斬首だって、見ようと思えばライブ?で観れたわけですし、獄門首だって晒されていた訳ですから・・・・。

 それが明治(特に6年以降かな?)という時代となり、プロテスタントイズムにて磔も獄門首も斬首だって残酷だからといって禁止され、一般の人々の目から隠されるように成る・・・・。
 そうした時代背景ゆえの”無残絵”かな?という印象ですね。

 また思えばグリム童話等の西洋の童話が社会に流布する過程で、先ずは”エロス”が排除され、戦後は更にグロも暴力も差別も表面的には排除され・・・・・。
 西洋だって中世までは刑罰は公開で行われたわけですし、近代化の象徴の革命を象徴するギロチン刑だって・・・・。


 何だか話が相変わらずとっちらかっていますが・・・・、唯最近、再び、”無残絵”的なものが流行っているというか、流行らせられようとしている時代風潮というのは感じますし、其の辺りを考えてみたくなる展示でしたね。


 

 

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2019/03
28
[ #1094 ]

幸若舞曲絵画

 先の日曜日、久々に晴天という事もありガレージから単車を引っ張り出し・・・向かった先は廿日市市、厳島の向かいにあります”海の見える杜美術館”。
 久しぶりです。

 開催中の特別展示は


 旗


 「幸若舞曲と絵画」展

 所謂、幸若舞をテーマに描かれた各種絵画、絵巻物や屏風絵等の展示ですね。

 で、幸若舞曲。
 信長が出陣前に良く舞ったといわれる舞。
 「敦盛」



”  思へばこの世は常の住み家にあらず
 草葉に置くさら白露、水に宿る月よりなほあやし
 金谷に花を詠じ、栄花は先立って無常の風を誘はるる
 南楼の月を弄ぶ輩も、月野先立って有為の雲に隠れり
 人間五十年、化天(下天)のうちを比ぶれば夢幻の如くなり
 一度生を享け滅せぬもののあるべきか
 これを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ  ”


 ってやつ。

 といいますか・・・・まあ、私にはそれだけの知見しかない訳です・・・。


 で、知らない物ってやはり少しばかり惹かれるのですよね。
 更に屏風絵や絵巻物、何と言いますか”洛中洛外図”的で、これまた惹かれるものも・・・・そう、描かれた当時の社会風俗が魅力的といいますか、情報量が多いといいますか・・・・。

 で、いそいそと出かけた訳です。

 山陽道を一路西へ・・・大野ICで降り信号待ちで停まると・・・、ひ、膝が・・・・・。
 歳ですな・・・・。


 閑話休題、美術館に入り先ず見せていただいたのは受付近くの展示室。
 これが”香水瓶”の展示なのです(以前訪れた際には無かった記憶が、最近開設された展示室なのですかね?)。

 古代から現代までの香水瓶等、50点余りの展示。
 中々魅力的でした。
 個人的にはやはり18~19世紀の物に惹かれますね。


 で、メイン展示の幸若舞曲物。

 
 絵巻物等、文字数も多く・・・・。
 結構、目に堪えましたが、見ごたえありました。

 で、”幸若舞”

 鎌倉期辺りに成立し、平家物語等の戦をテーマにした物語を、語りと舞で表すものといった感じですかね?
 また、その底本(的なもの?)それ自体が読み物、物語、絵巻物としても成立していった・・・といった存在の様です。

 ただ、どうも江戸期に入った辺りから、より芸術性の高い”能”や、より娯楽性の高い”浄瑠璃”や”歌舞伎”に取って代わられ徐々に衰退、明治以降はほぼ完全に廃れてしまった存在・・・の様です。

 主要テーマは、義経物、源平物、曽我物、といったところで、これらは歌舞伎等に継承されて人気ですよね。

 また、九州に民間伝統芸能として残っている物の実写映像も流されておりまして(もちろん当時のものそのままかはわかりませんが・・・・)、興味深かったですね。
 (まあ、確かに能や歌舞伎等に押される理由も分かりそうな・・・・)

 
 何はとまれ楽しませていただきました。


 

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2019/02
22
[ #1087 ]

松江泰治展

 先日久々に広島市現代美術館を訪れました。開催中でした特別展は・・・

 
 P2200904.jpg


 松江泰治  地名事典


 少し前某所にてこのポスターを発見

 ポスター


 街並み関係の写真展かな?等と想い少々気になっていたところ、先日広島市内まで出向く用事が有り、少々時間の都合も付きそうという事で覗いて観たという事です。

 で鑑賞した印象ですが・・・・。


 思っていた物と少々異なるというか、不思議な印象といいますか・・・・。

 ポスターを見た時点で、以前この美術館で行われた”考現学”的な物、あるいはやはりここで行われた”都筑響一”展的な物かと勝手に想像していたのですが、全く異なった方向の展示でした。

 この作家(写真家)さんの作品群、時期によっても異なるようなのですが、ポスターにも掲載された様な作品、或いはそのモノクローム版の様な物が代表作と思えるのですが、その作品群・・・。

 風景を陰影を出来るだけ殺し立体感を排除した撮影&現像により特徴有る風景を平面的に表現してあります。
 その結果、それらの作品を少し離れた位置で観てみますと・・・、そうですね、ある種の抽象的現代絵画作品の様に見えるのです。
 それこそこの美術館に常設展示してあるある種の作品群の様に・・・・。


 ポスターの写真部分だけですとこんな感じ・・・。


 P2220913.jpg


 言いたい事が伝わりますかね・・・・?




 尤もそれらの作品群、そうした色の配置等にて何かの意味を表したり表現したり・・・、といった物と個人的には思って観る訳ですが、この作者の作品、現実に存在する風景を切り取っている訳ですから、細かい(色彩等の)配置に拠って何かを表現するという事は無理な訳でして・・・。
 そう、強いて言えば、その風景を現代抽象絵画風にするその”写真術”こそが主題というか・・・、そんな印象でした。
 或いは写真という表現やテキノロジーの可能性というか、それ自体を追求されている印象。
 そういった意味で、写真家らしい写真家なのかな?とも・・・。

 一般に私が目にする写真、報道写真等もそうですが、何を写すか、またそれで何を伝えるか?表現するか?といった物が殆どであると思えるのですが、この作家さんは(時期にも拠りますが)その表現術に特化されている印象。
 なんとも不思議というか・・・。

 勿論実際に存在する風景ですので近づいて近視眼的に観れば、一般の風景や街並み写真の様にも観る事も可能、実際全面的にピントが合って細部まで観る事が可能な撮影ですし、唯、其処がテーマでは無いと思えます。

 ちょっと独特でした。


 

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2018/11
29
[ #1066 ]

長門展

 先の日曜日、暖かかった事もあり呉までこの展示を観に行って来ました。
 足は単車、2号機の乗り納めも兼ねてといった感じで・・・。


   IMG_20181125_120343.jpg


 大和ミュージアム特別展 戦艦「長門」と日本海軍 展


 結構良い展示でした。

 当時の社会風潮
例えば日露戦争後の国家財政緊迫にからの軍事費増大に対する反対意見の増加とか、第一次大戦による厭戦感、或いは大正デモクラシーに代表される様なものとか・・・、また大鑑巨砲主義の成立。そうした背景の中、純国産艦として建造された長門の意義や存在感。

 また当時、大正後半から昭和初期の時期、未だそれ程軍国主義に傾倒していなかった国情。
 そうした中で長門が存在した意義。

 海軍の象徴として、海外要人の接待や国民への見学会での開放、また関東大震災への支援、また当時世界最高峰の性能を誇った事による戦争への抑止効果等々、興味深かったです。
 正に日本海軍を代表する戦艦といった存在感と風格を備えている、また歴史を担ってきたという艦に思えますね。
 (それに比し姉妹艦の陸奥は・・・)


 さらに当時、正に”武=矛を止める”といった感覚が存在した事(琉球空手等の武道の精神と同様に・・)。
 また言ってみれば、戦がある種未だ国家間の”社交の一つ”といった雰囲気がいくばくか残っていた事も思わされ。
 (現実には日露戦争~一時大戦の流れの中、戦争はすでに戦から近代戦争・総力戦のフェーズに移行していたにも関わらず・・・、というと嫌味かな?)


 また入り口のこの写真

 PB250891.jpg
 

 恐らくは昭和初期の長門見学会の物でしょうが、其処に映っている人々、正に往時の”五族協和”の風潮を現している訳でしょう。


 PB250892.jpg


 ハイ、好みの展示でした。



 そこからついでと言っては何ですがこちらに立ち寄り・・・・。


 IMG_20181125_133847.jpg


 最近少々映画等で知名度も増したと思われる”澤原家”の三つ倉。

 江戸期のこの地区の割庄屋さんで呉の名士の方の家の蔵ですね。

 確か朝日町遊郭の土地も、海軍に請われ提供されたのもこの方であった記憶も・・・・。

 

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2018/10
14
[ #1057 ]

田中美術館

 先日、岡山県井原市立の田中(でんちゅう)美術館に行って来ました。


   PA120894.jpg


 この前を走っていますR313はツーリング等でよく通る道、そのたびに気には成っていたのですが中々訪れる機会が無く、このたびが初の訪問です。
 この地に生を受けた彫刻家”平櫛田中”の作品の保存展示を主目的に造られた美術館です。

 この度の特別展示はこちら、


 PA140910.jpg


 情熱の日本画 「片岡球子」 展


 片岡球子の作品を生で鑑賞させていただくのは恐らく初めてということで、1Fの展示~2Fの展示とじっくりと観させていただいたのですが、迫力でした。

 球子氏の作品、戦前~戦後50年代~60年代~70年代~80年代・・・と、タッチや表現が変化するのですが、どの作品も人目で球子氏の作品とわかる存在感&迫力。

 眼福でした。


 そこから3Fの常設展、平櫛田中氏の作品も鑑賞。

 これも良かったです。

 彫刻作品、余り観る事が無いのですが、それでも氏の作品には惹かれましたね。

 
 そしてこのお二人とも百を超える長寿を全うされ、かつ晩年まで精力的に製作にいそしまれていた様子(あやかりたいものです)。

 珠子氏は齢80を前に始めて裸婦像に挑戦されたとか・・・・、そしてまたそれが魅力的で。
 田中氏の最晩年に造られた老婦人の彫刻もこれまた。

 
 やはりやりたい事をやって生きると年を取らないのですかね(勿論制作上の苦労はお有りだったのでしょうが・・・)

 或いは・探究心・好奇心・・・・・といったものを失わないのがその秘訣か・・・・?
 判りませんが・・・・。


 ホントそれはさて置き楽しませていただきました。


 また美術館自体も結構古い建物に見えましたが(近々建て替えとか)きれいに管理されている印象、これも嬉しかったのです。

 
 

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2018/08
24
[ #1046 ]

古地図展

 先日これを観て来ました。


   古地図展


   広島県立歴史博物館の企画展示  「日本人の地図づくり」

 
 古い地図、好きなのです。


 といいますか、
 連日の殺人的猛暑ゆえと言うこともあるのでしょうが、先月の豪雨災害以降何とはなしに元気が出ない。
 この一月余りはひたすら店と自宅の往復のみ、晴天の日が続いているにも関わらず単車も車庫の肥やし情態。
 (まあ、私が良く使う交通量の少ない道、今だ道端には瓦礫の山、路面には砂、各所で片側交互・・・・という状況もあるのですが)

 しかし何時までも引きこもって鬱々していても仕方ない・・・、といったところにこの展示。
 これは久々、単車を引っ張り出し元気を取り戻そう・・・という事です。


 で単車で福山に向かったのですが、途中結構な雨量の通り雨・・・・何故に私が単車を引っ張り出すと・・・・・・という気分。


 雨粒

 ホント・・・・。



 それはさておき今回の展示内容ですが、17世紀中期の江戸幕府の地図編纂事業に関連する古地図が前半のメインかな?
 そこから江戸期を中心としたわが国の古地図、およびその関連の品。後半には蝦夷風俗図等およびその関係のもの等々といった展示。
 また「海国兵談」の実物も・・・・。

 はい、私好みの物が多く展示されていました。


 しかしそれ故余計にストレスが溜まるといいますか・・・・。
 そう、どれも直に手に取って眺めたい物ばかり・・・。しかし対象はケースの内。
 ね?ストレスでしょ?

 確かにタブレット等も活用され工夫された展示とは想うのですが、やはり”直に手に取りたい”という想いが・・・・・。
 展示図録の購入も考えはしたのですが、印刷だと細かい部分(特に文字等)がつぶれて読みとれないのですよね・・・・。
 


 それはそれとして、2Fにて同時に行われていたこのミニ企画も見せていただくことに。


 オッペケペー


 1900年、川上音二郎のロンドン公演の音源が聞けたり(1900年のパリ万博にあわせ結構な数の日本の芸能人がヨーロッパに渡りパリを中心に周辺のヨーロッパ諸国を公演して廻った筈で、その時の物でしょうね)。
 しかしこれまたケース内で細かい文字が読み取れない・・・・(最近、歳で目が・・・・・)。
 
 1・2Fとも完全に好みの企画で良かったのですが、その分ストレスも・・・・といった感じですかね?
 でも興味深かったですよ。


 その後は幹線道では無く、裏道を・・・・。

 各所に豪雨災害の傷跡が残っていました。

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2018/07
03
[ #1035 ]

今年の散策・・・

 今年も少しばかりリフレッシュ休暇といいますか、少々お休みをいただき色々と散策してまいりました(台下冷蔵庫も壊れてしまったし・・・・とか?)。
 周って来たのは兵庫津周辺~海雲台~旧沖之村(常盤)遊郭跡周辺&鶴丸城址・・・といったところです。

 
 先ず最初の目的地は兵庫津周辺・・・今で言う神戸市兵庫区ですね・・・・。
 
 この神戸市兵庫区の海際、古くからの重要な港町でして(今の神戸港は幕末以降の発展の印象が深いです)、古くは遣唐使、日宋貿易、日明貿易、北前舟、朝鮮通信士・・・等々の寄港地として名の挙がる場所、また平安末期には清盛が都を築こうとしたりと・・・・兎も角、日本史において重要な港町なのです(その割りに影が薄い印象も)。

 明治半ば以降に全国に鉄道網が普及するまでは海運(水運)が重要な輸送手段でして、人・物・情報といったものが水の上を移動していた訳です(最も最近では鉄道インフラも新幹線と都市部以外は見捨てられ気味ですが)。
 そしてこの兵庫の港(兵庫津・兵庫の関)はその中でも都に近く重要な場所、それ故に清盛も都を築こうとしたりした場所。
 また清盛といいますと、私の生まれ育った広島の瀬戸内とも関連深く音戸の瀬戸や厳島神社と関わりは直ぐに思い浮かびますし、まあその辺りも含め一度訪れてみたかったのです。


 そしてこれが兵庫の清盛像

 清盛像

 
 晩年の剃髪後のお姿ですね。この像があります住吉神社周辺に往時に関連するものが多く残され、また清盛の存在感が強いです。
 広島の清盛像、どちらかというと未だ若かりし頃といいますか上り調子の頃、対して兵庫は晩年の清盛を・・・という印象です。

 
 また運河付近に到着しますと、至る所にこのような幟が・・・・。

   幟


 知らなかったのですが、明治期に造られた兵庫運河を中心とした遺構が日本遺産として登録されたという事なのでしょうね。
 そういえば私が店をさせていただいている東広島の西条駅前の酒蔵が密集している地域も確か・・・・(もしかするとこの日本遺産、明治の近代産業遺構中心なのですかね?個人的には江戸以前が日本らしい気がするのですが・・・)。


 少々再開発され過ぎというきらいもありますが確かに雰囲気はあります。

 水門 1  水門 2

 この二つの水門やこんな風景

 兵庫運河



 で、私としてはこの写真に小さく写っている紅い橋にやはり惹かれる訳で・・・・。

 その橋、


 新川橋


 新川橋を南に渡った周辺、往時は新川遊郭として賑わった場所です。

 もっとも現在では再開発が進み当時の面影は全くといっていい程残っていませんが・・・・、


 新川 建物

 しいて言えばこの建物が一寸雰囲気でしたかね・・・。

 しかしこれら(遊郭の存在)もわが国近代の一つの側面ですしね、そうした存在を保全しても・・・と思うのは私だけでしょうかね?

 
 とまあこんな事を思いつつ兵庫運河周辺を散歩した後はそのまま北に歩き、新開地周辺へ・・・・。
 この”新開地”という地名、如何にもといった感で惹かれます。


 歩いて見ますと大衆演芸場が残っていたり・・・・。

 新開地劇場


 ドヤが残っていたり・・・・

 どや


 と、雰囲気です。

 まあ港近くは日雇い港湾労働者等々が必要とされる面もあり、こうした雰囲気ありますよね・・・・。
 


 で、其の新開地の直ぐ傍に旧福原遊郭跡がありまして・・・・、吉原・嶋原と並び、3原の一角を占めた著名な遊郭地、また多くの女性が働いていたことでも(洲崎等とともに)著名な場所。


 当然歩いて観ます・・・・。



 ここも空襲で焼けていますので古い建物は無いです。また、戦後直ぐの建物も少ないです。強いてあげればこのような旅館が数軒見受けられました。

 福原

 
 といいますか福原、しっかり現役の風俗街として存在しています。
 東京の吉原がマンション等に転換している場所が多かったり、歴史遺構的雰囲気を表に出そうとしていたりするの比べ現役感が強いです。


 福原 看板


 流石、関西ですか?



 とまあ神戸はこれ位で・・・・続いて(翌々日)こちらを訪れてみました・・・・。












 プサン



 反対から観ると・・・。

 プサン2



 完全に現役ですな・・・・。
 (因みに場所は海雲台、某所)


 夜はこんな風景になるのでしょう・・・・。
 
 ジオラマ


 このジオラマですが、タイトルは”金上等兵の休暇”とついていましてこちらに展示されていました。




 ラブランド

 
 済州ラブランドという場所です。


 済州島にありますテーマパークです。
 多くの現代アート作品が展示してあるテーマパークなのですが、テーマが”性”という事で・・・・・・まあいわば”秘宝館”な訳ですが(済州島、新婚旅行のメッカで温泉もあるということで・・・?)、基本的に作品は芸大の方が造られたらしく、結構アートしています。


 例えば・・・・。

 ラブランド3



 と同時に秘宝館ですから笑いを取ることも忘れず・・・・。

 ラブランド2



 元々春画の事を”笑い絵”とも言いますし、この手のものはおおらかに笑って鑑賞するのが一番ですね。
 はい、お勧めのテ-マパークです。



 そして更に次の日はこちら・・・・。

 思案橋


 旧沖之村遊郭傍の思案橋です。
 先の新川橋もそうですが、遊郭的空間、やはり川や橋が結界として存在するのがよいですね。
 場所は鹿児島・・・。

 ここも今は昔で、往時の建物は殆ど残っておりません。
 強いてあげれば・・・・。

 タイル  旅館  つれこみ


 唯、これらの建物が在る大通りの一本裏の通り、しっかり現役で明るいうちから黒服の男性がしっかり立たれていました(この辺が南国か?)


 とまあこんな感じで歩いて来ました。



 おっと、他、鶴丸城址も・・・。

 弾痕

 美しい石垣に壮絶な弾痕です。


 細かいことは店のカウンターででも・・・・。



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