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2008/10
07
[ #142 ]

 しりとり雑考 リスト

  1       バカナリヤ         ヤ
  2   ヤ   山登り          リ
  3   リ   リカール         ル
  4   ル   瑠璃色         ロ
  5   ロ   路地裏          ラ
  6   ラ   ラキ            キ
  7   キ   禁酒法         ウ
  8   ウ   浮世絵         エ
  9   エ   エアロビクスダンス      ス
 10   ス   寿司            シ  
 11   シ   しりとり           リ
 12   リ   林檎            ゴ
 13   ゴ   瞽女            ゼ
 14   ゼ   絶対            イ
 15   イ   いろは           ハ
 16   ハ   ハレ            レ
 17   レ   歴史小説          ツ 
 18   ツ   付き合い         イ
 19   イ   畏怖             フ
 20   フ   フラメンコ        コ
 21   コ   コブシメ         メ
 22   メ   メタボ            ボ
 23   ボ   ボウモア         ア
 24   ア   アルファ         ファ
 25   ファ  ファド           ド
 26   ド   都々逸          ツ
 27   ツ   ツーリング        グ
 28   グ   グラッパ        パ
 29   パ   パイプ         プ
 30   プ   プライド           ド
 31   ド   独逸           ツ
 32   ツ   蔦重           ウ
 33   ウ   歌麿           ロ 
 34   ロ   ロートレック        ク
 35   ク               ラ
 36   ラ   ラム            ム
 37   ム   昔話           シ
 38   シ               マ
 39   マ   マティーニ         ニ
 40   ニ   日本酒          シュ
 41   シュ  趣味            ミ
 42   ミ   民主主義         ギ
 43   ギ   ギムレット          ト
 44   ト   飛田新地         チ  
 45   チ   地球温暖化         カ   
 46   カ   活字             ジ    
 47   ジ   ジブラルタル        ル
 48   ル   留守番電話         ワ 
 49   ワ   笑い声           エ
 50   エ   エス            ス
 51   ス   スポーツ          ツ
 52   ツ   付け馬           マ
 53   マ                エ
 54   エ   江戸            ド
 55   ド   扉(ドア)           ア
 56   ア                ジ
 57   ジ   自由            ウ
 58   ウ                ソ
 59   ソ   蕎麦            バ
 60   バ   バー(BAR)

    以上
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2008/11
26
[ #6 ]

 雑考 1 バカナリヤ

 バカナリヤって何という意味ですか? しばしばお客様に聞かれます。

 確かに、あまり一般的な単語では無いですよね?



 因みにランダムハウス英和辞書を開いてみますと・・・。

 Bac・cha・na・li・a   1、(古代ローマの)バッカス祭 2、痛飲乱舞の大酒宴、お祭り騒ぎ ◇Titian作の絵画  なんて、載っています。

 そこで拙店の名前なのですが、 ◇~を第一に、 1~を第二に、 その他の意を第三に、などとずうずうしく付けてます。
 しかしそうなると、最初の◇~、Titian作の絵画って何ぞや?って話になりますよね。



 Titianといいますのは16世紀の頭頃を中心に活躍した、イタリアルネッサンス期のヴェネチア派の画家、ティッツァーノの英名で彼が1520年代頭に描いた絵に Bacchanaliaという題名のものが有ります。残念乍、ナマで見た事は未だ有りません、どうやら、マドリッドのプラド美術館に在るらしいのですが・・・。(スペインに行ったとき無理しても観ておくべきでしたね。  はい後の祭り)

 画集等で見ますとこれが中々意味深く・・・。中央にバッカスとおぼしき男性が酒盃片手に回りに女性を侍らせ、(ちょっと大げさか?)自然の中で酒を飲む図、といった雰囲気の絵です。 この絵を見て私は色々考えるのですが、これって、ローマカトリック教会に対する反抗ですよね?(そういえばピカソにもあったかな?)


 もともと、キリスト教って、3世紀に新約聖書が出来て以来、聖書に世の中を合わせる方向に少しずつ動いた面が有ると思うのですが、それを強く行ったのが中世のカトリック教会とも言えるのでは無いでしょうか?
 元々キリスト教も各地の慣習等に少しずつ習合され形を変えた面も有ると思いますが、中世にはある面ヨーロッパという空間に閉じてしまい、非常に禁欲的な世界観を押し付ける方向に動いた気がします。 

 それに対し、聖書の外にも意味は有る、という象徴として、古代ローマが学んだギリシャ、或いはそのアニミズム・哲学・科学に回帰する、利用する、という動きがルネッサンスの意味の様にも思えます。

 で、ティッツァーノの絵ですが、私として簡単に言えば、「禁欲禁欲っていうけど、飲酒の快楽ってのも、有りでしょ?」って絵だと想えるです。 


 で、BARは飲酒の快楽を提供する場、これ以上の名前は無いと付けた訳です。それにまあ、バッカス祭もいってみれば ”酒まつり” この街にも似合うかな?なんてね・・・。

  
 後もう一つ、日本語読みで ”馬鹿なりや?” 何も考えず店を始めた自分の馬鹿さ加減に・・・。 また、どうしようもなく飲酒を愛す人たちに愛を込めてということで・・・。


   ますた

 

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2008/12
10
[ #11 ]

 雑考 2 山登り

  私自身はやらないのですが、たまに店で山登りや岩登りの話題になることが有ったりするのです。そうした時、実際に経験の殆んど無い私が山登りと聞いて思いつくのは・・・、


 ”そこに山が有るからだ”

  の言葉です。


 あまりに有名な言葉で、多くの方が耳にされた言葉だと想います。
 そしてこの言葉、登山の多くの魅力を一言で切り取り、禅問答的でも有り、いかにも登山家の達観を思わせる言葉に感じます。

 私も漠然とそう想っていたのですが、いつからか、疑問を持つようになりました。


  いったいこの登山家はどのような気持ちで、この言葉を発したのか?

 私が思いつくまま述べますと・・・、


 1.登山の魅力を一言で表すにはこれしか無かった
 2.登山家自身、自分が山に登る理由が解らなかった
 3.質問に対する怒り
 4.理解されない事に対する絶望 
 5.その他
 
 位は思い付きます。


 で、これらを私なりに検証してみますと、


 1.の場合・・・、 質問者が登山経験の無い人間であった場合には、まるで切り捨てた様な不親切な印象を受けます。
 他方、彼の弟子の様な立場の人間であった場合には、いかにも禅問答的で、いい感じですよね。

 2.の場合・・・、 登山家自身がすでに登山中毒的なまでに登山にはまっていた場合。
 たとえば、アル中的酒飲みに、なぜ酒を飲むのか?と質問したときに、酒が有るからさ・・と答えられたと時と同じ状況。

 3.の場合・・・、 たとえば、メジャーリーガーのイチローに対し野球を知らない記者が、”あなたにとって野球とは何ですか?”などと陳腐な質問をした場合。恐らくイチロー選手は、怒りと軽蔑のこもった視線とともに質問者を無視すると想います。これに近い場合。

 4.の場合・・・、 私はオートバイに乗るのが好きで、若い頃は、結構一生懸命乗っていたのですが、その理由の大きな部分を占めるのは、”それが危ない乗り物であるから、危ない行為であるから”、でしたが、そんな時、多くの方は私に、”何故あのような危ない乗り物に乗るのか?”と質問、忠告を下さいました。
 そのときに私が感じたのは、理解されないという事実。
 こんな場合ですか。

 5.の場合・・・、  例えば、質問者が、同じ登山家であった場合など・・・。より互いの複雑な心理が反映されると想われます。


  とまあ結局、質問者と登山家の関係が解らないと答えは出ない訳で・・・。



  で、ちょっと調べてみました。



 この言葉を残したのは”ジョージ・リー・マロリー”。英国の登山家で、1924年にもしかしたら世界で初めてエベレストの山頂に立ったかもしれない男性。
 立ったかもしれないと書くのは、その日彼は最終キャンプを出発、その数時間後順調そうに登っている姿を確認された後、消息を絶った為です。
 因みに、1999年に遺体が確認されました。


 質問者はニューヨーク・タイムスの記者。
 記者がマロニーに対し「あなたは何故エベレストに登るのか?」との質問を何十回と繰り返した後にマロリーが発した言葉。
 ”そこにそれが有るからだ”

 ここが元でした。
 詰まりは、3のパターン。無作法な記者を切り捨てた言葉だったのです。
 
 一寸スッキリしました。
 しかし、何故この言葉の真意が間違って流布したのか?
 まあ、記者が歪めたのでしょうが・・・・。ホンと、マスコミって奴は・・・。



  しかし、想うのですが、人に質問をする場合には、それなりの礼儀と繊細さを持ちたいですね。もちろん職業記者の方たちには、相手を怒らせ本音を聞きだすなんて手法も有りでしょうが・・・。
 ”私は自分を客観的に見れるんです、あなたとはち違うんです”  ?  なんてね・・・。


 特に相手のプライベートに関する質問は気を使いますよね。
 答える場合にも。

 私もしばしば聞かれます。



 ”何故バーテンダーをしてるのですか?”



 私はこう答える事が多いです。”色々有って一言では言えないです”

 これが本音です。
 ですから、その先は聞かないで下さいね。何度か話しているそのうちに感じていただけると想っておりますので。 

 ますた

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2008/12
21
[ #15 ]

 雑考 3  リカール

 ”リカール”という酒が有ります。
 ピーター・メイル著のエッセイ ”プロヴァンスの12ヶ月”等で紹介されたり致しましたので、ご存知の方も多い酒では無いかと思います。
 私の好きな酒の一つです。



 とはいっても年中飲んでいるといった好きさ加減ではなく、暖かい日にちょっとお洋風の弁当でも持って、太陽の下で食べようかな?等と考えた時に持って行きたい酒です。
 ついでに言えば、その場所が海の存在を意識出来る場所で、手元にペタンクの道具一式が有れば文句なしです。 そんな時に薄めの水割りかソーダ割りで飲りたい、そんな酒です。


 また、私がリカールで思い出すのが今年の五月、パリ・シャルルドゴール空港でのこと、
 ”空港内とはいえフランスの地に足を踏み入れたからにはリカールを飲まなければ立派な酒飲みには成れない!”
 等と、カフェにてリカールを飲んで、しっかりと乗り継ぎの飛行機に乗り遅れてしまった事ですね。
 その時私の頭の中は、水で割ったリカールのごとく真っ白に・・・(成ったかな?)。
 


 更にもう一つ思い出すのは、この酒を1932年に創製したポール・リカール氏が、確か1970年に南仏に造った”ポール・リカール・サーキット”です。
 現地に行ったことは無いのですが、テレビ画面を通してでも感じられる南仏の陽光、美しい縁石の色、F1開催サーキット随一の長さを誇るミストラルストレート<日本でF1がはやった80年代後半で1.6km、それ以前のロングコース時代はなんと約3km>。

 特にF1開催最後の年となった1990年のレースの印象が強いです。
 勝ったのはフェラーリに乗るアラン・プロストですが、二位となったレイトンハウス・マーチ・ジャッドのイヴァン・カペリ。
 1968年にF1にウィングが登場していらい、空力の重要性は年々増すのですが、路面が比較的フラットでストレートが長く、高速コーナーの多いポールリカールの特徴にマッチしたレイトンハウスの車が、非力なエンジン、チーム力等のハンデを乗り越え、空力の優位差のみでトップ争いが出来たレース。
 空力デザイナーという職業に光が当たりエイドリアン・ニューウエイの力が証明されたレース。それを演出した空力サーキットのポールリカール。

 こんな面白く美しいサーキットでのレースがフランス国内政治の力関係で見れなくなったのは、本当に寂しいです。二輪のGPもル・マンに移り今では見れないですし・・・。もし、もう一度見れるのであれば、是非ともリカールの水割り片手にTVの前に陣取りたい私です・・・。

            ちなみにリカール

   ますた
 

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2009/01
08
[ #19 ]

 雑考4  瑠璃色

 私は小さい頃、図鑑ばかり眺めている子供だった様な気がします。 

 当時お気に入りだったのは子供向けの動物図鑑、次いで魚貝の図鑑(なにせ海の側だったもので)、植物図鑑、鳥類の図鑑は余り見なかった気がします。
  

 昔の事ですし子供向けの図鑑でしたので、カラー写真など殆んど無かった様に思いますが、その中で今でも思い出すのは、殆んど見なかったはずの鳥類図鑑にあった ”るりびたき” という小さな鳥の写真です。目に痛い程の鮮やかなブルー。
 これが、思い出されてなりません。


 鮮やかなブルーというのは、どうも目に付くというか、目立つというか・・・。自然界の植物に少ないからかも知れませんが。
 確か、オーストラリア辺りに生息する”ニワシドリ”の一種のオスは青い色の小物を巣の周りに集めメスの気を引くといった話もありました。男も女も、どこか元気の出る色の様にも想えます。”勇気りんりんるりのいろ”なんてフレーズもありましたし(少年探偵団だったかな?)。


 そうした瑠璃色で今思い出すのが、先日福山美術館で観た”ポーラコレクション美を競う~マリーアントワネット、大奥の装いと香り~展”に出品されていた大内掛け(振袖だったかな?いい加減で申し訳ない)の鮮やかな瑠璃色です。


 染物なので正式には浅黄色と言うべきなのかも知れませんが?、瑠璃と言いたくなる程の鮮やかな青色に金糸銀糸の宝尽くしの刺繍がされ、その派手さに他の展示物が霞む気がしました。
 それに比べるとフランスのドレスが地味に見えました(まあ、女性の処女性を表す為に白をメインにしたのでしょうが)。


 侘び寂びの日本はいったい何処へ、ですね。


 塗り物、細工物等も日本の物の方が緻密で贅を凝らせた観が有りました。
 まあ、以前観に行ったフランス3貴婦人展に有ったセーブルは、鮮やかなピンクやブルーに金彩が施され目に痛かったですが・・・。


 また、その日はちょうど隣の歴史博物館で”徳川姫君の華麗なる世界展”も有り、こちらも覗かせていただいたのですが、これまた贅を尽くした品の数々。幕末の徳川幕府の財政の悪化の主要因は、大奥の果てしない浪費に有ったという説もあながち的外れでは無い気がしました。
 女性の美しくなろうといった欲の深さにちょっと恐怖も感じたりして・・・。


 もちろん、美しくなろうとする努力を全放棄した女性ってのもいかがなものかと思いますが・・・。適度に努力をしてもらいたいってのは、男のわがままなのですかね? 

  ますた
 
 

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2009/01
24
[ #21 ]

 雑考5  路地裏

 たまに他所の街に飲みに行ったりすると、どうしたものか表通りや目抜き通りでは無く路地とか裏通り、路地裏、裏路地を歩いている自分に気づきます。

 別に裏通りに目的の店が在るとかでは無い場合でもです。



 確かに隠れ家的な店に出会う確立も高いのかも知れませんが、ただ単に裏路地を好みます。
 と、言うよりも表通りが苦手と言った方が近いかも知れません。


 表通りのイカニモ正しそうな風景が苦手です。歩道だって整備され歩きやすいのは確かなのですが、何とはなしに正しく無い者を排除する様な攻撃的な空気が苦手です。


 表通りの正しさとは、私が思うに経済的整合性の正しさであったり、成文法的な正しさであったり、民主主義的正しさであったりするのでしょうが、それらが排除してきた怪しさであったり、やさしさであったり、ゆるさであったり、弱さの様なものが路地裏には未だ少しばかり残っている様な気がしています。

 そして、それらを排除<して成立している表通りの薄っぺらい攻撃的な空気から、何となく逃げたくなるのでしょう。


 もちろん、路地裏にはそれらの捨ててきたある種の危険とか、暴力とか、いい加減さも有るでしょうが、それ故に人間の動物としての本質に対し整合し易い気がします。


 そういえば拙店も表通りには在りません。裏路地と言えるかどうかは解りませんが、路地であるのは確かでしょう。
 もし仮に、他の場所に移転を余儀なくされる様な事態に成ったとしても、恐らく私は表通りは避けるのでしょう。
 そして、これからも、路地裏のやさしさと怪しさと緩さとゆるさを愛して行くのだと思います。 

 ますた


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2009/02
08
[ #26 ]

 雑考 6  ラキ

  ”ラキ”(ラク)と言う名のお酒が有るのをご存知でしょうか?

 日本では余り馴染みが無いお酒かも知れません。



 トルコ及びその周辺で造られているお酒で、拙店でも以前持っていた事がありますが、今は殆んど残っていないと想います(持っていない酒の事なんか書くなよって言われそうですが・・・)。

 日本人好みの風味のお酒では無いのですが、開店当初オーダーされるお客様が何故か多かった覚えが有ります。
 恐らくバーを題材とした某コミックでアブサンの代用に飲まれていると描かれたのが原因かな?と想っています。その証拠にアブサンが解禁となって以降オーダーされる方が殆んど無くなった様に想います。


 実際にはラキ(ラク)というお酒、トルコ周辺で造られるアニス酒、スピリッツ等の総称的な物で実は結構味に幅があるようです。
 コミックに紹介されていたのはテケル社のイエニ・ラキですが、これは以前書いたリカールをドライにした感じの風味です、他に甘くアニスの風味を感じるものから、本当にドライなアニス酒、ラムを軽くしたかんじのスピリッツもあります。


 しかし、ここで皆さんが疑問に想われるかも知れないと想うのは、トルコってイスラム教の国ですよね?お酒を飲んだり造ったりしても良いの?って事です。店でもよく問われたりしますが、でも事実ラキってアラブ周辺(イスラム圏)の酒のことなんです。他に、ワイン等も造られていますしね。

 まあイスラム教もシーア派、スンニ派に大きく二つの宗派が有りますし、またそれぞれ内部でいくつかの宗派がありますよね。地域差も有りそうです。

 だいたい昔のイスラム社会ってそこまで厳しく無かった様に想えます。
 11世紀のペルシャの詩人ハイヤームの書いた4行詩なんてやたらとお酒が出てきます(もっともこれはゾロアスターの影響も強そうですが)。結局宗教もその地域の慣習に習合され形を変えていくのでしょう。
 で、比較的食べ物が豊かなトルコ周辺では緩めのイスラム教になっていて軽めの飲酒はOKって事だと想います。



 何だかまとまりの無い回になってしまいました。

       トルコのラキ   クレタ島のラキ

  ますた

 

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2009/03
05
[ #31 ]

雑考7  禁酒法

 その昔 ”禁酒法”なる法律がアメリカ合衆国に有りました。

 私の様に酒好き&酒を楽しむ空間を提供している人間としては、全くもって信じれない法律ですが・・・。



 そこで、禁酒法について少々思いつくまま書いてみたいと思います。


 この法律、1917年の確か4月に米国議会で成立し、1920年~1933年に実施されたはずですが、大体、何故この様な極端な(少なくとも私には思えます)法律が成立したのか?

 当初は労働者の妻たちが”亭主が仕事が終わっても真直ぐ家に帰って来ず、毎晩酒場で酒を飲み、給料も録に家に入れない。これは酒と酒場が有るからだ!”と、声を上げ、それを米国キリスト教婦人団体が運動化して行ったのが(実力行使含む)一般に言われる経緯でしょう。

 この時点では法制化される程の動きでは無かった様ですが、そこに、工場経営者等が乗っかって(労働者が二日酔いで来ると仕事効率が落ちる、労災が増える等の理由で)運動が拡大。さらに第一次世界大戦に因る反独世論の高まり(ルシタニア号事件、ツィンメルマン電報、無制限潜水艦作戦実施等による、これを詳しく書くと大変なので省略)に乗じて勢いで成立してしまったのが(ビール工場等をドイツ系移民が主として経営していた為)大まかな経緯だと思います。


 で、この法律の施行でどのような変化が米国に有ったのか? 
 1、(もぐり)酒場の数が増えた
 2、マフィアが組織化され強大になった
 3、アメリカ文学が発展した
 4、カクテルが発達した
 5、カナディアンクラブやシーグラム社が儲けた
 6、酒の消費量は???(増えたと云われる説が多いですが)
 7、酒飲みの亭主はやっぱり帰って来ない?
 8、取締官に賄賂が横行した

 等々

 で、結局何が言いたいか・・・、といいますと。


 元々お酒って多くの場所で古代から飲まれていた訳で、酒を飲みつつ会話をしてコミニュケーションを図るとか、ハレの時に飲んで本能を開放するとか、社会生活のストレスを減らすとか・・・等々の習慣、慣習が多くの地域に根付いていたはずです。それを成文法で全面的に禁止するというのは、いかがな物か?って事なのです。

 慣習的な正しさと成文法的正しさが対立し、正しさが失われる、混乱する。当時の米文学を表す”ロストジェネレーション”ってそういう事ですよね。

 成文法をある種無視して慣習に従って生きる人たちが犯罪者と見られる(マフィアもある面そうだから力を持つ)。
 そして世界は混乱する・・・。

 更に云えば、成文法の信頼すら低下する・・・。

 まあ、グローバリズムってこういう事なのでしょう。

 
 大航海時代の幕開けと共に中世ヨーロッパが転換点を向かえ近代への変化が始まったとも言われますが。ある面、禁酒法は救いの無い現代の象徴かとも想う訳です。

 健康増進法がそうならない事を祈りたいものです。
 
 まとまりの無い文、失礼しました。

  ますた
 

 

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2009/03
29
[ #33 ]

 雑考 8 浮世絵

 浮世絵という存在に興味を惹かれます。


 おそらく切っ掛けは20年程前に読んだある本のコラムで、”浮世絵は色々な見方が出来る”と知りった事で、それ以来気にかけていたところ、だんだんと興味が増していったというところです。



 しかし、”浮世絵”と一言で言っても色々と種類も有るようで、どう定義付けるかですが。

 狭義だと、明和年間から明治初めころに日本で作られた多色刷り木版画、でしょうし。
 広義だと江戸時代から明治にかけて作られた風俗画、版画等、となりそうです。
 まあ、私としては江戸期の庶民の庶民による庶民を描いた絵画、版画、その他・・・、くらいに捉えています(誰かの演説みたいですが)。
  


 で、その魅力といえば、私にとってはやはり色々な見方が出来る点かも知れません。


 たとえば、その美しさ、構図等々から受ける刺激を素直に楽しむ。といった様な他の絵画同様の楽しみも有れば。
 版画故の摺り、彫りに焦点を当てる見方。
 昭和のアイドルブロマイドの様にモデルに拘るとか(やっぱり扇屋の花扇はいいよね~、なんて。恐らく当時はそうでしょう)
 また作者に焦点を当てるもよし、(春信の知的都市生活者らしさとか・・・)。
 そして、何よりも風俗資料として色々な見方が出来る点。これが、楽しいと想います。着物に注目するとか、小物に目を向けるとか、吉原で見るとか・・・等々。


 それこそ切り口は無限に有る気がします。また、そこからさらに色々広がっていけると想います。
 例えば、江戸文化かは何ぞやとか、日本を日本たらしめている物は何ぞや?と飛躍も出来ますし。

 なにはとまれ、浮世絵っておもしろいなと想うここ十数年です。 

 ますた
  

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