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2010/06
04
[ #178 ]

 相も変わらず・・・・

 相も変わらず大した目的が有る訳でも無いにも関わらずバイクで走り廻っていました・・・。

 目的地も無く家を出て・・・(ロードマップすら持っていない事に気付きました)、さあ何処へ向かう・・・。


 バイクを止めたのは笠岡市・・・。
 少しばかり前の事、JR山陽線に乗っていた折駅周辺に古い街並みらしき物が有るのが目に入り、気になっておりましたもので・・・。

 JR北側の駅周辺に古い商家が少々。港の西側にも倉庫等の古い建物が少々。
 そして駅と港の間は港町らしい色町の気配・・・(ただ、アパートやショッピングセンターが出来ていて、いかにも・・・といった建物は少なくなっている感じでしたね)。
 全体的に寂れた港町の風情が港周辺や駅周辺にあり、私としては落ち着く雰囲気の街でした・・・。


 笠岡にて  笠岡
 

 そこからさらに気まぐれに向かったのは備中松山城址。


 駐車場までは以前にも来た事もあるのですが、今回は天守まで登ってみました(バイクに乗る服装で山道を片道20分は汗が出ます)。


 いい雰囲気の城です。


 備中松山城

 

 しばらく愛でさせていただきいた後は交通量の少なそうなルートを気まぐれに選びながら自宅まで。
 (もしかすると、口に出すのが少々憚られる様なペースだったかもしれませんが・・・。)



 しかし何故私はバイクに乗るのでしょう・・・・。
 しばしば問われます・・・。
 バイクに跨る人それぞれに理由は有るのでしょうが・・・。



 私の答えはやはり”危ないから”ですかね・・・。


 バイクに乗るとちょっとしたスロットルの開け加減、ブレーキに掛ける力加減、体重移動・・・。また路面状況や道のアールの読み・・・等々に対する判断の遅れが簡単に転倒、クラッシュ等に繋がります。

 またそうした場合、それなりの不利益(怪我、バイクの破損、等々)が、ほぼ間違いなく自分に降りかかって来ます。
 更にそうした状況に陥った場合。この”不利益”の原因が、間違いなく自らに由いする事が実感できます。
 このシンプルな関係性が、嬉しいのでしょう。
 (幸いこの20年程は公道上でそうした事に遭遇していないですが・・・。)

 この利益・メリットではなく、”不利益・デメリット”と自己の責任の直接的な繋がりがありがたい気がします。



 また一寸違った言い方をすれば、蕩尽(の様な事)をしているのでしょう。



 何をか?

 それは恐らく・・・・、上手く言い表せませんが・・・・安心感とか、自己保身の精神とか、安穏とか、利益とかに近い物の様な気がします。

 そしてバイク。速度が上がるほど、そのリスク、関係性が浮かび揚がってくる気がします。

 故に私は、バイクがもつ速度感を捨てられないのでしょう・・・・。


 また、戯言になりました・・・。
 

 ますた

 
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2010/06
06
[ #179 ]

 雑考35 鯨

 ”鯨”と聞いて、”たまには食べたいな”と想うのは私がやはり日本人だからでしょうか・・・?
 というよりも私が育った時代、田舎町で最も手に入り易く、かつ安価であった動物性蛋白質が鯨肉でしたので、それを食べて(学校給食でもしばしば出ました)育った故の懐かしさなのでしょう・・・。

 昨今では捕鯨反対主義者の方からお叱りを受けそうですが・・・。



 しかしこの反捕鯨主義、捕鯨反対運動、違和感が拭えません・・・。

 何故なのか・・・。

 この捕鯨反対論、他に食べ物のはいくらでもあるのに、何故に可愛らしく知的な鯨や海豚を殺して食べなければいけないのか?残酷だ、といった主張だった気がします。
 しかしこの、可愛い・可愛くないは主観の問題ですよね。言い換えれば感情の問題。感情論の議論はその時点で不毛だと想うのですよね・・・。

 それに元来人間という存在。他の動物の命を奪い、その肉を食さ無ければ生きて行けない残酷な存在ですよね。
 果たして牛、豚、鳥、等の動物を殺して食べているという自分達の残酷さ、罪の意識を、鯨を可愛がる事や捕鯨を禁止する事で贖罪出来るのでしょうか・・・?

 そうした意見もあるせいか最近では、捕鯨反対=環境保護 といった論調で語られる事も多くなった気もしますが、この”環境にやさしく”といった言い回しも違和感が拭えません。(自然破壊に賛成する心算は毛頭無いですが)

 何故なのか・・・?

 ”環境にやさしく”と言えるという事は、やさしくしない事も出来る事と同義のような気がします。
 それって、自分達が自然の保護者的立場にあるという意識を感じるのです。今風の言い方をすれば、自然環境に対する”上から目線”といいますか、自然のペット化意識といいますか・・・。
 (人類は唯一、神が自らに似せて創った特別な生き物であるから、他の生物、自然、等を、管理、指導、保護・・等する立場にある。或いはその権利が有るって事なのでしょうか・・・?)
 何となく、自分のペットは溺愛するにも拘らず、他者には徹底して残酷、攻撃的になるといった人々の行動に近い気もします。

 これって、選民思想、或いは肥大した自己愛と表現しても良い気がするのです。
 この見え隠れする、選民意識、自己愛の強さが違和感の正体かも知れません。


 元来人間は”自然に生かされている”といった意識と共に生きてきた気がするのですが、それは自然を人間よりも上に置き、畏怖、畏敬する意識ですよね?またそこから自然との調和こそを良しとする思想も在ったと想いますし、そのほうが当たり前ですよね。
 
 尤も、ではあなたはどれほど自然に優しく生きているのですか?と突っ込まれると、返す言葉も無いのですが・・・。


 ただ一つ。食事の前には手を合わせ、”いただきます”とつぶやきます。
 食事は私達のために死んでくれた動植物の命を”いただき”自分の血肉にする行為なのでしょうから・・・。
 それ故”いただきます”の言葉は、供養と鎮魂の言葉にもなるのでしょうから・・・・。

 相変わらずの戯言です。


 ますた
 


 

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2010/06
08
[ #180 ]

 行ってみたかった店に・・・

 以前から一度行ってみたかった店にたどり着けました。

 店の前まで行った事はあったのですが内で食事をしたことは無かったので、ようやくといった感じです。


 その印象は・・・。


 私としては文句無しです。
 メニューがどうとか接客がどうしたなんて事は関係なく、その店の空間に抱かれる事だけでもう言う事は無かったです。
 長い時間の中で醸し出されたその建物の空気、部屋の中に残っている雰囲気(ある種の残留思念?・・・)(表現が陳腐で申し訳ない)、確かにあった気がしました。


 外観 1F 食事した部屋 部屋から見た中庭 食事をした部屋を中庭から


 店の名前、場所はあえて書きません。
 (私も飲食業、水商売を生業とする人間、他の店の事をブログに書くのは、仁義を欠く、信義に悖る気がしますので。またそれ以前に他者を評価をする行為、たとえそれが褒める物であれ上から目線の気がします故・・・)

 見る人が見れば直ぐに判るお店でしょうし・・・。

 しかし土地に宿る記憶、建物に宿る記憶、そうしたものが確かに有るのかも知れない・・・と想わされました。良かったです。
 (写真がぶれているのは腕の所為、雰囲気と酒に酔っている所為だと想います。ご容赦を・・・)
  

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2010/06
12
[ #181 ]

 まろ、ん?  小泉吉宏

     

     まろ、ん?


 大掴源氏物語 まろ、ん?  小泉吉宏  2002・02
 ジャンル  8コマ漫画・源氏物語



 源氏物語は、一度通しで読んでみたいと想っている作品。
 (遊女等の源氏名の起源はここですし、浮世絵や古い小説、読み物等にも源氏物語からの見立ても多く、やはり日本人としては一度は・・・と)


 しかしいざとなると・・・。
 勿論、原文で読めるほどの能力は私には無く、それ以前にその長さ、及び女性の描いた恋愛小説? という事も有り腰が引けておりました。

 その様な折にお客様に教えて頂いたのがこの本です。
 源氏物語全58帖を1帖あたり見開き2ページの8コマ漫画とし、そこに簡単な解説を付けたという趣旨の本で、副題に「大掴源氏物語」と有る様に、これ1冊で源氏物語が解った気になる本です (笑) 。

 作者の小泉吉宏氏は以前に”ブッタとシッタカブッタ”のシリーズで禅的思考といいますか、諦め、悟り、東洋的思考・・・・といった物を見事に4コマ漫画にされた方。
 シッタカブッタも楽しませていただける作品でしたが、この”まろ、ん?”も非常に楽しめました。
 

 ただ、一つ困った事が・・・。
 この本を読んで以来、源氏物語の登場人物が小泉氏のキャラクターに思えてしまい・・・。
 刷り込まれてしまったのでしょうね・・・。


 

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2010/06
17
[ #182 ]

 雑考36 ラム

 ラムも魅力的な蒸留酒だと感じます。
 特にこれからの時期(夏に向かって)に飲みたくなる酒です。
 

 ラムの魅力というものも色々有ると思いますが、ホワイトラム(ライトラム)に関しては、糖質を原料としている関係からか他の酒類、ジュース等と混ぜたときに非常に違和感が少ない。故にカクテルに使いやすい(アグリコール系のホワイトラムは除く)事が、私の様な職業からするとありがたいです。

 一方、ある程度(3年以上)の樽熟成を経たラムは、ウィスキー、ブランデー等と同様の楽しみ方が出来る事が魅力だと思えます。
 物にも寄りますが、ウイスキーのシングルモルト同様に、樽の違いや、その酒を造った蒸留所の地理的条件から生まれる風味の違いを楽しめる事が魅力に想えます(テロワールによる違いの魅力といっても良いかも知れませ)。
 更にラムの場合、それに加えてその生産された土地の歴史といった物(元の宗主国、現在の宗主国?といった)に拠る個性、味の違いも魅力の様な気がします(それも含めテロワールと言うべきかも知れませんが・・・)。
 (例えば旧英国領のラムはやはりウイスキー的風味になり易いとか、フランスの海外県マルテイニックのラムはコニャック的であるとか・・・・)


 そう、ラムにはそうした歴史的背景がどうしても付いて廻る気がします。
 西洋の海外侵略、植民地化、砂糖の戦略物資としての大量生産、その為の奴隷制、三角貿易(奴隷貿易)、アメリカの独立、第一次大戦・・・・・・・。


 
 またラムには海賊のイメージも付いて廻る気がします。  カリブの海賊・・・。
 そういえば最近少々海賊ブームの様な・・・。(映画、コミック等)
 夢と希望と冒険・・・・の海賊・・・・。
 ただこのイメージはスティーブンソンの小説「宝島」によって造られたイメージに基付く気がします・・・。或いは、ディ〇ニー。


 蛇足乍現実には16・17世紀の西洋の海賊、貴族や投資家から資金提供(投資)を受け、それを元手に略奪行為を行い、それで得た利益を投資家に配当するといったの行動をしていた様に想えます。
 (経済マフィアか、傭兵か、強盗か・・・?)
 海賊全般の話になると長くなりそうなので省略・・・・。

 どちらにしろラムというお酒。私にしては歴史(世界史)の苦味が付いて廻るお酒です。
 もしかしたらこの歴史の苦味がエッセンスとなりラムの味に深みを加えているのかとも想ったり・・・。


    ラム・ラム・ラム  シュラブ  今年もシュラブ漬けてます。

 

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2010/06
21
[ #184 ]

瀬戸内海西部の漁と暮らし  進藤松司

             

    瀬戸内海西部の漁と暮らし


 瀬戸内海西部の漁と暮らし  進藤松司  1994・03  平凡社
 ジャンル  民俗学



 サブタイトルに”安芸三津漁民稿”とあるように安芸津町三津地区(旧賀茂郡三津村~豊田郡安芸津町三津~現東広島市安芸津町三津)の漁師の方の手記等を一冊にまとめた書籍です。
 漁民の生活を対象とした民俗学というと、インドネシア周辺の海洋民~フィリピン~琉球弧といった周辺の物が目に付く気がしますし、また瀬戸内では豊島等の家船等の風習(末子相続の習慣等から)をテーマにしたものが多い気がするのですが、この本には瀬戸内の極ありふれた感じの漁民の暮らしが描かれています。
 
 内容は、安芸三津の漁師”進藤松司”氏の手記、聞き書き、自伝等を集め一冊にしたものですが、恐らく編集等の手を出来るだけ加えずそのまま収集・掲載されてある様子で、その分時系列が前後したりする面も否めませんが非常に臨場感があります。
 ごく普通の?瀬戸内の暮らし、風習、漁法等々が見事に描かれている気がします。


 ここ数十年で日本人の生活観は劇的に変わりましたが、高度成長期以前、或いは戦前にはこうした地域ごとにそれぞれ違った風習等に基づいた生活が残っていた事を思い出させて呉れる本です。

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2010/06
23
[ #185 ]

夏のワイン

 昨日は広島市内へ某ワインインポーター様の内見会に出向いて来ました。
 夏向けのワインの展示が多かった印象。
 恐らくこの中から何種かが、拙店の夏場のハウスワインになると想います。


 ますた
 
 

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2010/06
30
[ #187 ]

 写楽百面相  泡坂妻夫

        

     写楽百面相


 写楽百面相  泡坂妻夫  1993・07
 ジャンル  時代小説


 
 書名の通り写楽を主題とした時代小説です。

 写楽を描いた本は沢山あると思われますが小説ではこの本が一番のお気に入りです。
 一応ミステリー仕立てになっており、写楽の正体を探っていくという粗筋なのですが、その事自体にそれ程重きを置いてある様には思えない本です。

 では作者は何を書こうとしたのか、或いは何がこの小説の魅力で有るのか・・・。

 それはやはり(写楽、歌麿、豊国、英之・・・・等の活躍した)寛政年間の江戸の空気、或いはそれに対する作者の愛情なのかも知れないと想われます。

 浮世絵、相撲、歌舞伎、手妻、からくり、吉原、川柳、狂歌、戯作・・・・・・・。それらが非常に魅力的で有った時代。
 その後の化政期の爛熟、退廃に陥る直前の江戸の空気。またそれらに対する作者の愛情をが見事に伝わってくる小説です。

 江戸好きの方にお勧めの小説です(私が言う前に皆さん読んでいらっしゃるかも知れませんが・・・)。


 

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