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2011/03
02
[ #269 ]

出雲

 先日、出雲に行って参りました。
 主目的はこれ。

 ポスター

 NBA中国大会。



 大会のお手伝いに行った訳ですが。運営スタッフの数、配置とも上手くなされている印象。
 私の様なおっさんは手伝う程の事も無い感じで他のスタッフの方々の邪魔をしないように大人しくしていました。
 試技も無事終わり表彰式&パーティーが始まった頃から徐々に疲れが・・・・。
 前日も店は営業、そのまま車を飛ばしての出雲入りで流石に眠気が・・・・。

 パーティー終了と供に、ホテルのベッドへ直行と相成りました。



 明けて翌日。目を覚ますと結構な吹き降り。折角出雲まで車で来ているので朝一番で出雲大社参詣を、と想っていたのですが出鼻を挫かれ9時過ぎまでベッドでまた寝。

 雨が止みそうに無いので意を決して出発。


 参拝の前にまず立ち寄ったのが、旧JR大社駅。
 見事な駅舎です。

 大社駅


 この路線、現在は廃線となっているそうですが駅舎は残してあります。
 (国鉄がJRとなり廃線となる路線が多いですが、過疎地の交通手段やエネルギー事情の事等々考えると如何な物なのでしょう・・・・) 


 そうこうしているうちに、雨も小降りになったので出雲大社に。

 参道


 雨に濡れた参道も風情が有って好い物です。
 現在平成の大遷宮の工事中で本殿は観れなかったのですが、少し前に参拝した伊勢神宮ともまた違った雰囲気が漂っています。
 参拝を終え伊勢で言えば古市の様な場所(早い話、昔の色街)でも探そうかと想っていたのですが、出雲大社周辺には無いとこ事(玉造辺りが、その代わりですかね?)。


 代わりにこの写真。

 竹野屋旅館 竹野屋

 竹野屋旅館。竹内まりやさんの実家だそうですが、見事の風格の建物です。


 其処から北に一山越え鷺浦にも立ち寄る事に。
 此処は昔、銅の積出港であった港町、江戸期には北前船も立ち寄った港。
 訪れてみますと中々雰囲気の有る街です。現在は漁港として成り立っている様ですが、確かに風避け等に良さそうな湾です。
 街並みも少し残っています。

 鷺浦


 そこから島根ワイナリーでトイレ休憩の後向かったのは、平田本陣記念館。
 旧平田本陣を移築改修し美術館機能も持たせた建物です。
 実はトイレ休憩に立ち寄った道の駅でこの展示のパンフレットを発見し、急遽立ち寄る事に。


 これです


 浮世絵展

 歌麿とその時代展 -江戸の華・美人画と役者絵の世界-


 私の好物。立ち寄らない訳にはいきません。


 展示室に入ってみますと・・・・。
 ケース内展示というのが少々残念。やはり浮世絵は舐める様に観ないと細かい部分が・・・。
 しかし展示作品は好いです。完全に私好み。
 約90点程の展示作品の内、過去に生で観た事が有るものは僅か数点。画集等で観た著名な作品も有り、また画集ですら観た事が無い作品も多く。点数はそれなりですが非常に充実した展示内容。
 コンディションも良い物が多い。

 女絵が全体の7割位かな?軸装の肉筆画も6~7点。他役者絵や相撲絵。


 政演(山東京伝)から、俊満、清長。勝川派の春潮、春山、春英。栄之に、弟子筋の栄昌、栄烏。豊国、豊広、国貞、国芳。英山、英泉。
 そして勿論、歌麿。弟子筋の秀麿、月麿、式麿、文浪。
 他にも写楽(1期)や、無款の作品やらと色々。

 またその作品の選択が見事に私好み。
 
 これはぜひとも展示図録を購入しなくては・・・、
が展示図録は作られていない様子。残念至極。

 しかし¥400でこの展示内容、全く持って安いと思わされます。
 嬉しかったですね。


 そんなこんなの出雲(何が主目的だったか、完全に忘れていますな・・・)。



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2011/03
07
[ #270 ]

雑考52  付け馬

 ”付け馬(付き馬)”何て言葉も、もはや廃語(死語)なのでしょうね。今では落語の廓話で耳にする位。
 (春風亭柳好の付け馬なんて一寸好きです・・・。)


 尤もこの”廓”何て言葉も廃語に近いかも知れません。
 (因みに付け馬とは、時代に拠って多少意味合いが変わるかも知れませんが、遊行費の不足分、ツケ等を取り立てる為にお客様に同伴する人、あるいはそうした行為。)


 ではいったい何時頃まで”付け馬”何て言葉が一般的に使われていたのか?


 はっきりした事は判らないのですが(今でも使われる方は使われるでしょうし)1975年(昭和40)頃までは一般に使われていたのではないかと想っております。
 この頃まではサラリーマン向けの4コマ漫画等で、年末になると”付け馬”をテーマにした物が風物詩の様に描かれていたように想われる為です。


 では何故この頃から減って行ったのか?

 確か3億円事件が発生したのが1968年、その後サラリーマンの給与が銀行振り込みに移行して行ったのが最大要因では無いかと想います。またその後のクレジットカードの普及も更にそれを進めた様にも・・・。
(尤も日本に国際クレジットカードが登場したのは、事件より前だった記憶もありますが)



 何が言いたいかというと、この頃まではそれなりの店では”盆暮れ払い”が当たり前に存在したという事。
 尤も居酒屋や飯屋等、不特定多数の人間が出入りする場所では現金払いが当然でしょうが。食い物や酒そのものを商うのでは無く、”遊び”といった抽象的な物を売る場所では盆暮れ払いが結構あったのではないかと思われる事です。

 盆暮れ払いですから店側とお客様の間にそれだけの付き合い、信頼関係が有ったらしいと思えること。
 それ故今では京都のお茶屋さんの特徴的に言われる”一見さんお断り”といった空気が、そうした場所では結構当たり前ではなかったのか想われます。


 では何故そうした店(お茶屋さんや、高級料亭、高級クラブ等)では盆暮れ払いにしていたのか?
 恐らく一つはお客様を信頼しているという査証(サイン)として、もう一つは目の前でお金の話をするのははしたない、といった感覚の所為では無いかと想います。


 ではバカナリヤはドウなのですか?と聞かれますと、拙店は不特定多数の方が出入りされるお店なので、ツケはお断り致しております。


 何故か?

 盆暮れ払いの話とは視点が異なるのですが、バーで酒を楽しむとか外食をするといった行為。それは有る面遊びの要素が強いのではと想うのです。
 言い換えればある種の”蕩尽”であるという事。
 詰まり無駄使いであるという事。
 普段の生活(ケの場)に於いては稼ぐ事・貯める事が”良”とされますが、遊び(ハレの場)では逆に蕩尽(無駄使い)が”良”では無いのか?と想う故です。


 どちらにしろお客様の前でお金の話を口にしないと言うのも。逆にあえて現金を払う行為をするという事も、それは貨幣の持つある種の呪術性を皆が認識していたという事(無意識的であったとしても)ではないかと想うのです。

 そして給与の銀行振り込みの一般化やクレジットカードの普及(更に最近では電子マネーなんて事も耳にしますが)、それらが貨幣の呪術性、詰まり貨幣の持つある種の”汚さ”や、”醜さ””違和感”といった物を薄め、意識させなくさせて来たのでは?と感じるのです。


 どちらが良いのかは判りません。

 しかし私としては人類が貨幣経済を始めて以降恐らくは感じたで有ろう貨幣に対する想いや、それ故に出来た慣習といった物をたまには想像してみたいとは想います。


 それ故に他店に飲みに行くときは、いつもニコニコ現金払い。
 それが遊び(蕩尽)の楽しさの一つだと想います故・・・。


 ますた

 

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2011/03
12
[ #271 ]

申告

 今年も何とか確定申告を済ませました。

 考えると申告表という物、私の商売という面から見た通知表といったところでしょうか?

 とすると・・・。

 赤点ですな・・・・・・・・・。
 
 (苦笑)
   

 

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2011/03
20
[ #272 ]

世界を変えた6つの飲み物  トム・スタンデージ

      

           6つの飲み物


 世界を変えた6つの飲み物  トム・スタンデージ 新井崇嗣・訳  インターシフト
 ジャンル 飲料史


  
 いかにもバーテンダー好みと言いますか私好みの本、飲み物を歴史との係わり合いから読み解いていくといった内容の本です。
 取り上げてある飲料は、・ビール・ワイン・蒸留酒・コーヒー・紅茶・コーラの6種類。


 内容を掻い摘んで記しますと。

 まずビールと農耕の誕生、言い換えると文明の誕生との関係。
 穀物という比較的保存しやすい食料の大規模生産が行われた故の文明の誕生、そしてその穀物原料故に通年的に醸す事が出来るビールの普及とその意味。

 次にワイン。シュンポシオン(のちのシンポジウム)の誕生とワインの係わり。其処から今の西洋思想の基となるギリシャ哲学、民主主義の誕生、階級や奴隷の誕生といった事柄をギリシャ~ローマを中心に。

 3.蒸留酒、特にラム。砂糖、ラムといった戦略物資の普及と、大航海時代・西洋の海外侵略・三角貿易の関係

 4.コーヒー。アルコールの酔いからカフェインの覚醒への時代への変化、及びコーヒーハウスの民主運動や金融の発展に与えた影響。

 5、紅茶。英国の産業革命との関係、及び英国の世界戦略とその後。

 6、コーラ。世界でのアメリカ的な物の席捲。広告、イメージ、グローバリズムの蔓延。

 そして最後に追記として、水。ミネラルウオーターの事


 勿論紙面が限られておりますのでアルコール関係等、私としては少々物足りない面も有りますが非常に面白い本ですし、また色々と教わる事も多い本でした。
 特にコーヒーについては知らなかった事も多く・・・。コーヒーハウスの事等大変興味深いです。
 
 また作者がロンドン近郊在住の方という事で、英国人の視点で書かれていると感じる面も有りますが、それはそれで非常に興味深い事です。


 どちらにしろ色々な飲料を、歴史との係わりといった切り口で見る視点は非常に私好み。興味深く想います。
 そんな本です。


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2011/03
23
[ #273 ]

ディナー

 先日、以前から予約をしておりましたディナーに行って来ました。

 場所はこちら・・・。


    P.V



 私自身の仕事の刺激、参考にもなるかと想い予約をしていた訳です。


 感想は、


 微妙・・・・・・・・。
 

 

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2011/03
26
[ #274 ]

雑考53  前

 初めに、今回の地震被害に遭われた方達が少しでも前向きな気持ちを持ち得る様な状況が、一日でも早く訪れる事を祈ります。



 これより本文

 「前向きに生きろ!」
 なんて言葉は、上司・先輩・教師等が部下・後輩・生徒等を叱咤する時に使われる常套句でしょうが、其処には「済んだ事、過去の失敗等に拘らず・・・」等と言う枕詞が潜んでいる様にも想われます(私も前文に前向きなんて言葉を使ってしまいましたが・・・・)。


 とすると・・・前とは”未来”の事なのでしょうか・・・?(あるいは未来は前方に有るという事・・・)


 確かにバイクで走っている時などは、明らかに前方に未来が有る気がします。
 目の前に現われる種々の状況(路面状況、コーナー、信号、他のバイクや車、対向車、歩行者等々・・・)に対応し、その時々に出来るベターな判断を繰り返し、行動し進んでいく。
 それはある種、日々の生活(人生と言うと大げさかな?)とも似ている気がします。
 また道端にバイクを止め走って来た道程を振り返る時は、確かに過去は後方に有る気もします。

 (人生は重き荷を背負い長き道を行くが如し、何て言葉も有りますし・・・。家康だったかな? The long and winding road は、ビートルズか・・・)


 確かに目の前に短期的な目標を設定しそれに向かって努力し達成するといった行為、遣り方は効率も良いし楽な気もします。


 しかしまた、古代ギリシャなどでは”過去は前方に有る”といった考え方もされていた様です。

 ほれはどういう事か・・・?


 直近の過去、すぐ目の前の経験はハッキリと認識できる。かなり以前の事はぼやけてあいまいに見える。更に昔の事は遠く霞んで見える。そして未来の事は背後に有り故に見えない、判らない・・・。

 そういわれると、確かにそうも思えます。


 またこんな言葉も、
 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ、そして狂人は未来を知ろうとする・・・。

 
 さてどう言う事か?あるいは我々はどうすべきか。
 過去を観て生きるべきか、それとも未来を見て生きるべきか・・・。
 前ってどっちに在るのか・・・。



 恐らく自分が動く時には未来が前方に、立ち止まった時には過去が前方という事では無いのでしょうか?


 では歴史と経験は・・・。
 個人の経験は所詮、自己に閉じているという事でしょう。

 確かに目先の目標・・・。例えば、次の試験で良い点数を取る。有名大学に合格する、一流企業に入社する・・・。
 で、その先は・・・・?

 結局は個人的欲望・・・・・・。


 そうして考えると最後は、如何に生きるのか?あるいは何の為、誰の為に生きるのか。もっと言えば、何の為に死ぬのか?という目標設定をする事が大事に成る気もします。

 中々難しいですがね・・・・。



 そうしてこの如何に生きるか?あるいは死ぬか?という事を考える時に歴史に学ぶ必要が有る気がします(個人的経験を馬鹿にする気は無いですが、やはりそれは単なる主観の枠から出れないですものね)。
 (歴史解釈も所詮主観と言われると返す言葉も無いですが・・・)


 まあそうやって生きて行くのでしょうし、そうして生きて行きたいと想います。
 前を向いたり後ろを見たり。未来を考えたり歴史を観たり。ひたすら目の前に現われる現実に対処したり、足掻いたり・・・・・。
 

 ますた

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