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2011/11
01
[ #337 ]

浮世絵展

 先ず初めに、本日急遽臨時休業致しました事をお詫び申し上げます。
 
 閑話休題、先日、山口県の萩市に行って参りました。

 目的は、これ。



 浮世絵展

 浮世絵名品300選 展


 わざわざ萩まで?と言われそうですが・・・私の好物なもので。

 バイクを引っ張り出し、今シーズンの走り納めを兼ねてすっ飛んで行こうかと想っていたのですが、覚めると篠付く雨・・・。仕方なく4輪としました。



 肝心の展示ですが・・・。

 会場内に入るとケース内展示・・・。
 これは不味いかな・・・?等と想いましたが杞憂でした。

 そこは浦上記念館。ケース内展示とはいえケース内のガラス(鑑賞者)に近い場所に立てて展示してあり、ガラスにへばり付けば結構近い距離で観賞出来ます。(25cm位?)

 また、名品選と銘打ってあるだけあり保存状態よい物が多いのも嬉しいです。
 
 この美術館の収蔵品図録は既に手元に有ります故にそれで観た作品も多かったのですが満足感が在りました。


 今回私が観賞したのは前期展示の150点。後期展示も総入れ替えで150点有るそうで気に成ります。
 しかし全後期の300点全てを載せた展示図録も購入してしまいましたし、結構距離も有りますしね。


 また10月は、他にこんな展示も観に行ったのです。


 おしゃれ展  スキタイ

 江戸のおしゃれ展と、ウクライナの至宝展・・・。

 行き過ぎ感が・・・。


 それに萩ではもう一つ観たかった物も今回観れましたし・・・。

 それはコレ・・・。



 遊郭建築

 見事な遊郭建築(妓楼建築)でしょ?
 過去に色々観た遊郭建築でも、その迫力は1番かも・・・。
 萩と言いますと武家屋敷群等が有名ですが、こんな建物も残っています。


 そんなこんなで後期展示に行くかは微妙です。

 バイクの乗り納めに走るのも手ではありますが・・・・。

 
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2011/11
07
[ #338 ]

落語・・・

 最近諸事情に拠りバタバタしているのですが、その隙間をぬい落語を聴きにいって参りました。

 聴きに行きましたのは、この時期東広島市の恒例行事の感も有る、”桂文珍 独演会 「話芸復興 Vol 9」”


 ”Vol 9” という事で早や9回目の開催、交通の便も良いので出来るだけ聞きに行くようにしております。
 (昨年は所用に拠り聞き逃しましたが・・・)

 今年の感想は・・・?といいますと・・・。

 全体的に渋め。演目の選定にも拠るのかも知れませんが、そんな印象です。
 
 トリの「三十石船」にしても単に笑いを取るだけであればもっと違う演出も出来た様な印象も受けますが、全体的に抑え気味な印象。それよりも舟歌(船頭歌)辺りの伝統芸、歴史、文化といった所に重点を置いてある様に思えました。

 独演会ならでは・・・あるいは「話芸復興」というテーマに沿ってという事かも知れません。
 (若い方には少し退屈かもね・・・)(”かさが鼻に抜けて落ちる”なんて言い回しとか、若い方だと笑えないかも知れませんし・・・)
 個人的にはこれはこれで楽しかったです。
 
 それともう一つ。今回は最善列で観賞したのですが、お姉さんの三味線芸とか最高ですね・・・。
 (以前後ろの横手の席で聴いた時は、少々聞き取り難かったりしたのですが)

 想わず、熱燗が欲しくなりました(何時もか?)。
 (それこそ、お座敷で聞きたい感じ)(最前列なのでそう違わない距離、ありがたいです)

 そんな印象でした。
 来年も時間が会えば是非とも聞きに行きたいですね。

 

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2011/11
14
[ #339 ]

奇想の20世紀  荒俣 宏

                 

       奇想の20世紀


 奇想の20世紀  荒俣 宏  2000・10  NHK出版
 ジャンル  世紀末



  「奇想の20世紀」というタイトルから20世紀をテーマに書かれた本という印象を受けますが、実は対象は19世紀後半(から20世紀初頭)という本です。

 どういう事か?といいますと。
 19世紀を、20世紀という”明るい未来”を提示出来た時代、あるいは夢見る事が出来た時代と定義付け、その視点から19世紀末の諸現象、諸物品等をモザイク的、あるいは博物館的に並べた本です。

 16の章で構成されており、各々の章にそれぞれキーワードが当て嵌めれれております。

 例えば・・・。

 ・「進歩」・「破滅」・「万国博覧会」・「エンタテイメント」・「スポーツと競争」・「発明と特許」・・・・、等々。

 そしてそれぞれの章毎にキーワードに見合った図版・写真等が数多く掲載され、眺めて居ているだけで飽きない本です。
 その分解説等は余り穿ちをせず、本全体から世紀末という時代の空気を伝えようといった意図にも思えます。



 ではこの時代、19世紀末とはどんな時代なのか・・・?

 この本では初めにも書いたように「未来」を”夢見る事の出来た時代”、”提示出来た時代”とまず初め(第1章)に定義付けしている様に想われます(その”明るい未来”のイメージは、2度の世界大戦でそれほど能天気に夢見れない事が判明するのですが・・)。

 またその提示装置としての「万国博覧会」、特に1867、1889、1900と3度に亘って行われたパリ万博にその世相、風潮が特徴的に現われているとの見方がされている様に想われます。



 では私の様にやや穿ち気味の人間が見ますと・・・。


 世紀末は近代から現代への端境期といいますか、今に繋がる”現代”というものが普及し始めた時代?(少し変な表現ですが・・・)

 化石燃料の利用に拠り圧倒的なエネルギーの使用が可能になった時代、商業主義の力が世間を席捲し始めた時代。(それらは文明とか科学技術とかプロテスタンティズムとかグローバリズムと言い替えても良いのかも知れません・・・)


 そう観ますと「万国博覧会」とは現代(文明普及)の入り口の象徴。また言い替えますと、全ての(珍奇なる)物を見世物として成立させる装置とも言えるかも知れません。

 またこの本にも出ていますが、トマス・クック旅行社が観光旅行のシステムを築き上げたのもこの時期。
 この時期から世界の全ての風景は、観光地(見世物)という視点で観られ始めて様にも思えます。(クック社に関しては、バーテンダーの目から言いますと、飲酒の愉しみに代え旅行の愉しみを普及させようとした面、詰まり禁酒運動との連動、といった見方もしたくなります・・・)(ロートレックもアルコール依存克服の為、観光旅行を勧められたりしています)

 更にデパートメントストアの誕生とそれに伴う”万引き”という犯罪の誕生であるとか・・・。
 ともかく現代の諸現象、文明の誕生の時期がこの時代なのかも知れません。


 良く19世紀末=爛熟と退廃、といった言葉で表される気がします。
 化石燃料等のエネルギー、科学技術(文明という手段)等が人間が扱える力を飛躍的に増大させ、それが欲望の充足といった方向で使用された結果の爛熟、といえるのかも知れません。
 (またその不自然さ故に自然回帰、肉体回帰の志向等も生み出された面も・・・)




 色々勝手な事を書きましたが兎に角この本、図版等が数多く掲載されそれこそ「博覧会」的「博物館」的で楽しい本です。

 こんな本を切っ掛けに、現代とか、文明とか、自然とか、未来とか、世紀末とかについて考えるのも愉しいのです。


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2011/11
20
[ #341 ]

防風ジーンズ

 昨日UQにて”防風ジーンズ”なる物を衝動買い。
 (ついでにタイツとロングソックスも・・・)(見事、広告にやられてますな・・・)

 この時期バイクに乗るのに使えそうかな?って事です。


 そこで本日、早々に試し履きしてみました。
 朝は路面が完全にウエットだった故、午後からバイクを引っ張り出し近所をぶらりと・・・。

 履いてみた感想ですが・・・。

 先ず最初、一般のジーンズに比し伸縮性に乏しく少しゴワゴワした感じ。まあバイクに跨る事を考えると妥協範囲ですかね?

 そして一路東へ・・・、30分位走ってクロスロード御調なる道の駅に停車・・・。


 感想は・・・・。

 結構寒くないのです。タイツ&ロングソックス&防風ジーンズの組み合わせ。つま先が少々冷たいのは仕方ないとしても、脚部周辺は寒くないです。
 因みにシューズは、ミズノ社のエアロビクスダンス用ハイカットスニーカーという変な選択です。(個人的にはお気に入り)(レーシングブーツ等も勿論転がっているのですが、チョイ乗りにはコレを履いています)


 ただこのジーンズ、卸したての所為か矢鱈とツルツルした印象なのです。ニーグリップをしていても加減速の度、ギャップを越える度に尻が前後に滑りそうで一寸気持ち悪い感が有ります。特に私の様にIN側の足を開きたがる人間としては一寸不安感が・・・。
 この辺り、レザーパンツが上ですね。

 1・2度洗濯して少しやれれば変わるかも知れませんが、この滑る感が消えないと一寸私としては辛いかも。
 気に成らない方や、のんびりと走られる方なら結構使えるアイテムにも思えます。


 ジーンズ

 因みに外気温は、道路沿いの温度計で午後1時に14度。午後2時半で12度でした(天候は晴れ)。
 天気の良い日中ならば、10度位までいけるかも知れません。


 其処から折角なので紅葉を愛でる為仏通寺に寄り道。


 仏通寺

 盛りは少し過ぎていたかな?週末の雨でかなり散ってしまった様に想われました。

 明日から年末までは、恐らくバタバタ。これが乗り納めになるのでしょうね。



 追記

 上着等の他の装備にも拠りますが、頑張ればギリギリ気温5℃辺りまではいけそうです。ツルツル感は洗濯すると少しは減りますが、やはり少し滑りそうな感覚は残る様に思えますね・・・。


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2011/11
25
[ #343 ]

忠臣蔵 元禄十五年の反逆  井沢元彦

                

  忠臣蔵


 忠臣蔵 元禄十五年の反逆  井沢元彦  1992・12  新潮文庫
 ジャンル  歴史ミステリー



 「逆説の日本史」シリーズで著名な井沢元彦氏の書かれた歴史ミステリーです。
 文庫版は1992年の出版ですが、初出は1988年という事で「逆説の日本史」より前。そうした意味でも「逆説の日本史」に繋がる著者の原点を感じれる作品ではないかと想います。

 内容は歴史ミステリーという事で、現代を舞台に主人公がミステリー仕立のストーリーの中、忠臣蔵の謎に迫っていく、といった物です。

 忠臣蔵の謎?それって何ですか?といった感じですが・・・。
 忠臣蔵に関し少し整理してみますと・・・。


 1、元禄14(1701)年3月14日、江戸城松之廊下にて浅野内匠頭が吉良上野介に切りつけ、その事に拠り内匠頭は切腹、浅野家は城地没収・絶家の処分を受けた・・・。
 (松之廊下事件)

 2、元禄15年(1702)12月14日深夜、浅野藩の浪人の内、大石内蔵助を筆頭とする47人が吉良邸を襲撃した。
 (赤穂浪士討ち入り事件)

 (この2つ事件を総称し赤穂事件とも呼ぶ)

 3、この事件から約50年後の寛延元(1748)年、浄瑠璃作家の竹田出雲他が浄瑠璃劇「仮名手本忠臣蔵」を作成、初演。後に歌舞伎化され人気をはくし現代まで繰り返し上演されている。

 4、この忠臣蔵人気により、現代では赤穂事件を「忠臣蔵」と呼ぶことも多い・・・。

 となりますか・・・。


 そこでこの本で著者が言いたい事は、赤穂事件は史実であり、忠臣蔵は歌舞伎(ドラマ・フィクション)であるという事。
 しかし現代に於いては歌舞伎のストーリーが史実と捉えられている事。
 では実際の赤穂事件(史実)とはどうであったのか?という謎解きをしてみようという事。


 それでは史実の赤穂事件とはどういった事だったのか?

 まあまりネタばらしをし過ぎても如何とは想われます故簡単に記しますと。


 ・元禄14年松之廊下にて、浅野内匠頭は歩いていた吉良上野介の背後から「この前の遺恨覚えたか?」と叫びいきなり切り付けた。
 ・吉良上野介は反撃(抜刀)しなかった。
 ・この事にに拠り浅野内匠頭は切腹(殿中での抜刀は即座に切腹が当時の決まり)。
 ・浅野家は城地没収、家名断絶の判決(これも当時の決まり)。
 ・吉良上野介は、抜刀しなかった故お咎め無し(これも当時の決まり)。


 何が問題なのか・・・・?
 それは浅野内匠頭が吉良上野介に抱いた「遺恨」。この正体が実は解っていないという事。

 忠臣蔵で描かれているような度を越えた嫌がらせはありえない、という事。
 (歌舞伎では高師直の塩谷判官に対する執拗な嫌がらせに拠り、判官の堪忍袋の緒がキレルのですが・・・)

 また賄賂の強要も無かったと想えるという事。
 (教えを請う相手に謝意を見せるのは当たり前の事ですし・・・)
 (最近人様に物事を教えて頂いて当然、という感じの方が増えている気もしますが、聞きたがる、質問攻めにする、詰問する・・・・・・・。見っとも無い気がします・・・。)


 では浅野内匠頭の遺恨とは?刃傷の理由とはなんであったのか?
 まあ内匠頭、本人の内面には有ったのでしょう・・・(世間的には理解されない)。


 どういう事か?
 作者は内匠頭は乱心した(精神異常であった)と論じます。

 ではこの事で何がどう変わるのか・・・。


 殿中で抜刀した場合、当人は切腹。 これは変わりません。
 ただし本人が乱心(気が触れていた)の場合は、城地没収、家名断絶は行われないという事。
 (現代でいう刑法39条の様な物ですね)

 しかし史実はここで家名断絶と成った。という事は幕府(綱吉)は内匠頭は乱心していない(正気である)と判断した訳ですよね。

 しかし大石内蔵助は内匠頭の乱心に気付いており・・・・・。



 とまあ、こうした見解の内容です(100%ととは言いませんが、結構好首肯も出来ます)。

 好みにも拠りますが面白い本です。
 私も若い頃読んだ時は ”そうだよね、だからTVドラマとか歴史小説は駄目なんだ・・・”と結構熱くなったり・・・・。
 (尤も今では歳も重ねもう少し多面的見方も出来る様に成った故か、フィクションはフィクションとして楽しめます)
 

 またそれ以上に著者である井沢氏の(逆説の日本史にも繋がる)スタンス、姿勢が良く出ている本という気がします。

 では著者の基本的スタンスとは何か・・・?
 私が想うに・・・。

 それは「虚構の物語が史実であるかの様に錯覚される怖さ、誤った巷説を覆す難しさ」。
 こうした現実に「プロテスト」(反抗)する事。
 この「プロテストする事」なのかと思えます。


 閑話休題、
 この「忠臣蔵」というテーマは面白いですね。
 私も私なりに忠臣蔵と聞いて考える事も有るような、無いような・・・。
 気が向いたら何時かその辺りの事を書く事があるかも知れません・・・・。


 

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