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2012/03
10
[ #369 ]

戯言 3月  (震災から一年)

 明日で東日本の震災から1年。津波・原発の爆発の映像が今でも思い出されます。非常に衝撃的でした。


 そこでこれらの出来事に接し私は、或は人々は変化したのでしょうか?


 確かに直接的に震災の被害を受けられた方々、原発問題で避難を余儀なくされた方々は望む望まないに限らず変わる事を余儀なくされた事でしょうしその苦労は察して余りある気がします。


 では私が住んでいます西日本等の人々は1年前の出来事を見て何か変わったのか?

 勿論変わられた方、変わられない方それぞれの様に想えますが、実は人々も社会も余り変わらなかったのでは・・・?と感じます。

 私自身も相も変わらずカウンターの内側に立っているばかりですし・・・・。


 結局人々、増して法人格、おいそれと変化出来ないのかも知れません。
 特に法人格はそのアイデンティイーあるいはレゾンデートル故に変われないでしょうし、個人は目の前に在る日々の生活故においそれとは変われないのかも知れません。

 また数十年の時間と個人的内面的経験の上に築かれた人格、性格といったものも、おいそれと変化出来ない様にも想われます。


 もしかすると結局人間、あるいは社会ってそんな物なのかも知れません・・・。

 震災から1年、そんな事を想います。

 戯言です、聞き流していただければ・・・・。

 
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2012/03
17
[ #370 ]

ビールのはなし

 職業柄どんな酒でも口にします。当然ビールも・・・。

 しかしビールって美味しいですよね。
 水を2リットル飲みなさいといわれますと遠慮したいですが、ビールなら喜んで!と答えたくなります。
 飲めば飲むほど飲みたくなる、そんな一面が有りますね・・・(私だけかな?)。

 前回、ビールは社会的アルコール飲料の嚆矢といった事を少し書きましたが、今回はその辺り・・・・。



 恐らく人類が農耕(穀物生産・灌漑農業)を始めたのは1万年程前、メソポタミア~エジプト辺りなのでしょう、これが文明の始まりと考えて間違いは無いように想えます。

 では何故、穀物生産の始まりが文明の嚆矢といえるのか?


 穀物の特徴として重要な事は、適切な管理をすれば次の収穫期まで保管が可能である事(保管性に優れているという事)。
 また、主食という形として殆どの人々が必要とする存在であるという事。
 更に、計量、運搬の便が良いという事。

 これに拠り価値の単位として機能出来る、詰まりは貨幣の前駆的存在としての穀物、これが重要に想えます。
 

 これに拠り、富の分配や他の人々、村落等との交流が遣りやすくなり、大規模社会が形成出来るという事でしょう。

 また考えますと我が国では、一応幕末まで武士の俸給を石高(換算)で行っていたという事は、この文明の原初的姿、システムを維持していたという事で、この辺りが江戸時代が平和に250年以上続いた遠因の様にも想われます。



 そこでビール、この穀物(麦)から造られる訳ですが、前回書いたワインとどういった異なる意味を持つのか?

 それは、原料となる麦が1年を通して手に入るという事。
 原材料が有るのですから、後は技術者(ビール職人)と道具(適当な容器、出来れば良質の酵母が付着してればなお良)が有れば1年を通して口に出来るという事(当時のワインは保管性が悪かった)。


 これに拠りビールは分配物としても成立出来たという事。
 この辺りが、私がビールを社会的酒類の嚆矢と想う所以な訳です・・・。

 特にエジプト等では、職種に拠り日々配られるビールの量が決められていた、なんて話も有りますし。

 そうなると、ピラミッド建設という労働を終えて配給されたビールを飲み、仕事に区切りを着ける・・・何てことも有ったで有ろうと想像出来たり(これって、南九州あたりの”だれやめの酒”と共通のイメージですね)。


 他方、エジプトのビールにハレの酒(祭等で飲んで酔う為の酒)の要素は無かったのか?

 当然、そうした側面も有ったでしょう。
 一寸考えれば収穫祭なんて思いつきますし・・・。
 ドイツのオクトーバー・フェストなんてその延長線上に有りそうですし・・・。


 少し話が横道にそれますが、この収穫祭。収穫出来た穀物、その年の実り、あるいは大地・自然等に感謝する意にて行われるという解釈が一般的ですが、私はそれ以外に”蕩尽”の要素も強く有ったのでは?と想うのです。


 どういう事か。

 秋に穀物が収穫されます。この収穫された穀物で次の収穫期まで人々が暮らす訳ですが、では前年の収穫分の残りはどうするのか?という事。

 現代的には”貯めとけばいいじゃん”ですが・・・。
 当時、これは良くない事とされていたのでは?という事。


 何故か?

 自然界。土から植物が育ち、それを食べて動物が成長する、そして死を迎えて土に帰る。その土からまた植物が育つ。
 このサイクル。食物連鎖と言う奴ですが、この実感が人々に強く有ったのでは無いかという事。東洋思想にある、輪廻なんてのもここから来ている様に想われますしね。

 そこで、前年分の穀物を貯めるという行為、この食物連鎖を滞らせるという意識が有ったのでは無いのか?という事。

 故に、前年の収穫分の残りは蕩尽する(しなければならない)。
 これが収穫祭の重要な一面ではと想うのです・・・・。

 我が国でも、飢饉に備えた備蓄米なんて江戸中期まで殆ど行われ無い訳で・・・。過ぎたる備蓄・蓄財に対する無意識的抵抗感が有ったのではと想う訳ですし、また重要にも想えます。



 横道ついでにもう一つ。

 当時は麦から直接ビールを造るというより、ビールの元になるパンを作り、保管し、これからビールを造るという遣り方が多かったという話があります。

 では現在、こうした遣り方をしているビールは無いのか・・・・?

 ロシアに、”クワス”という飲み物が有るそうで・・・・。黒パンを水に浸し発酵させて造るビールの様な飲み物。

 残念乍、未だロシアに足を踏み入れた事が無いので口にする機会は無いのですが、お飲みに成られた方のお話では”日本のビールを考えると、とても美味しいとは言えない物でした・・・。”との事。

 しかし今日でも有る様で・・・。夏場に伝統的健康飲料的に飲まれているという話も・・・・。

 そう考えると、日本の甘酒の様な物かな?
 今では甘酒というと冬の寒いときの飲み物のイメージが強いですが、江戸時代は夏場の栄養ドリンクでした。拠って、季語も夏。

 洋の東西、同じような事をしているのですね・・・。



 そんなこんなでビール。
 発酵に拠り栄養価も増し、吸収も良くなり、また液体という事で分配の利便性・公平感も高く、またアルコールの薬理作用もあり、そして何よりも日常的に存在しうる。

 正に庶民の酒・社会の酒って気がします。

 そしてこの庶民の酒としてのビールのイメージ。現代でも続いている気がします。

 ビールに乾杯ですね・・・。

 

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2012/03
23
[ #372 ]

ダンス競技会

 先日、福山市で開催されたダンス競技会に行って来ました。

 観ているだけでは今ひとつ面白くないという事で、今回はなんとエントリー(いい歳して良く遣るね!なんていわれそうですが・・)。


 パーティーやイベント等で踊る事は有りましたが、競技会参加は実質初かな?
 右も左も判らずどうなる事か想いましたが、教えていただいているスクールの皆さんに好くしていただき助かりました。


 しかし、こうしたスポーツのコンペに参加する事は、一寸楽しいですね。

 出番を待っているときの緊張感、演っているときの集中した感覚・・・。昔よく出ていたオートバイの草レースの時の気分を思い出しました。


 若い頃(店を始める前)には良くオートバイの草レースを走っていまして、他にも、エアロビクスダンスの競技会とか、Kカーのジムカーナ、そして仕事柄カクテルコンペ等にも出た事がありますが、身体をしっかり動かせるコンペ、一寸好きなのです。

 気合がプラスに働く感じのやつ(入りすぎると大失敗しますが・・・オートバイでも何度か転びました)。

 この緊張しつつリラックス、集中する感じってちょっと快感なのです。


 という事で気合で踊れる?チャチャチャ何とか(お情けか?)決勝に滑り込めました


 指導して下さったインストラクターに感謝です。
 勿論パートナーとして踊ってくださったY嬢にも。
 また、道楽を見逃してくれています連れ合いにも・・・。

 
 相変わらずの貧乏暇無しのおっさんバーテンダーなのでどうなるか判りませんが、折角なので今年はもう何戦かエントリーしてみたいですね。

 他の参加者のダンスを間近で観れるのも素晴らしく楽しいですし(プロの競技選手のダンスって、一寸感動モノです)。


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2012/03
29
[ #374 ]

シーズン・イン

 今日は気温も上がりそうでしたので10時過ぎにバイクのエンジンに火を入れ一寸其処まで。
 今年初です。
 暫く振りなのであまりペースを上げない様に、味を利きつつ・・・。

 目的地が無いのも走り辛いので今年最初の目的地は此処に・・・・。


 奥田元宋美術館

 奥田元宋美術館です。



 特別展示はこちら・・・。


 土門拳展

 土門拳生誕100周年記念、土門拳の昭和展。


 なにせ昭和生まれなのもで・・・。
 会場を廻ったり、写真集を捲らさせていただいたり・・・昭和も既に昔ですかね・・・・。
 現在の平成の世とは明らかに何かが違います。

 好みの写真集の購入も検討したのですが、バイクには積むスペースが無い故に断念。




 そこからタイヤの向くまま気の向くまま・・・・約200Km。

 さて、今日も店を開けますか・・・・。

 

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