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2014/01
01
[ #568 ]

賀正

 新年明けまして御目出とう御座います。本年も宜しくお願い致します。

 今年もこうして新年の挨拶が書けました。多くの方々に可愛がっていただいたお陰です、本年2014年も何とか頑張って行きたいと思います(店もこのブログも出来ればバカナリヤらしく・・・)。

 何卒宜しくお願い致します。

 
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2014/01
05
[ #569 ]

初詣?

 年明け早々こんな物を観て来ました。


 長州戦争
 
 「長州戦争と広島」


 場所は広島城博物館。


 という事で、こちらにも詣まして。

 護國神社

 護國神社です。


 此方への初詣?は初めてです。
 (初詣は店の近くの御建神社&松尾神社他がここ数年の恒例。それと生まれ故郷の八幡様。)


 閑話休題、展示とセットで明治維新・護國神社・幕末諸隊等々について考えた一日でした。

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2014/01
08
[ #570 ]

昨年読んだ本から

 昨年(2013年)に読んだ本で印象に残った物から何冊か。

    
 先ずは思わず衝動買いしてしまったこの本。


      パリ

 パリ、娼婦の館 メゾン・クローズ   パリ、娼婦の街 シャン=ゼリゼ    鹿島 茂


 19世紀半ばから20世紀前半のパリ、パリが正に”花の都”呼ばれていた時代。
 3度の万博の開催~爛熟の19世紀末~ベル・エポック~エコール・ド・パリ~といった時代のパリ。
 実はそのパリ、花の都であると同時に世界的に知られた娼婦・売春・エロスの街でも有った訳ですが、その辺りを見事に描いてある2冊です。
 19世紀末パリ&娼館(=遊郭)がテーマという事で衝動買いですが、して良かったと思える2冊です。

 パリ=娼婦の街という視点、余り語られる面も無いかも知れませんし、信じたく無い方も有るやも知れませんが、そんな物で・・・。重商主義以降のパリはバブル経済で繁栄したとも言えますし、また資本主義の発展は大量の娼婦を生み出す訳なのですから。
 結局、資本主義はすべての文物・事象を商品化してしまうシステムであり(例えば、単なる生活の場である風景をも観光資源という商品にしてしまう様に・・・)、当然、女性、或いはその”性”その物も商品化=娼婦化してしまう訳です。更に貧富の差の拡大、一次産業の地位の相対的低下は農村の娘を街の娼婦に仕立てる訳で・・・。

 それはさて置き、当時のパリの娼館やその文化の我が国の江戸期の遊郭やその後(明治~昭和初期=この本のパリと同時代)の遊郭との類似や異差なんて事も考えられて、非常に面白い本でした。

 しかし鹿島茂氏の著作は好きですね。著名なフランス文学者でその広範囲かつ深淵なる知識を感じさせて頂けるにも拘らず、私の様な浅学・無学の徒でも理解し易い文章。知性の成せる技ですかね。

 という事で、昨年は他にも氏の著作を何冊か読んだり・・・。

 例えばこれも良かったですね(図書館本ですが)

 明日は舞踏会   明日は舞踏会





 これ以外で印象に残った本と言えば・・・・・、図書館本で中途半端に古いですが・・・、

 先ず1冊。


      木村政彦

 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか     増田 俊也


 お客様の奨めで読みましたが、面白かったですね。
 格闘技雑誌の連載を加筆訂正し1冊にまとめた本という事で、確かに格闘技マニア向けといった面は有りますが、格闘技に興味の無い方が読んでも十分楽しめる本と思えました。

 内容は・・・、”(恐らくは)史上最強の格闘家、木村政彦”の生涯を追う事に依り、近代の総合格闘技の成り立ちや、その中心的位置に有ったとも言える我が国の柔道の成立過程等を書いている物です。

 そして、そこから多くの事が読み取れるのです。
 強さを求める男のサガで有るとか、格闘技界周辺の多くのこと、魑魅魍魎、等々。
 例えば昨年メディアを騒がせた日本柔道界のゴタゴタ、この遠因が、講道館や全柔連の成立過程や”全柔連=一流派である講道館”と成っている現状等々から推察出来たり。
 また、力道山=金信洛が戦後、自らが成り上がる為に格闘技を利用した事。その為のプロレスの立ち上げ。その周りに蠢く魑魅魍魎(TV・新聞・興業師・米国人プロモーター・ヤクザ・マフィア・実業家・政治家・・・等々)。
 この辺はロバート=ホワイティングの名著「東京アンダーワールド」を彷彿とさせて呉れます(というか、並行して読むと楽しそうです)。

 東京 東京アンダーワールド

 そして木村政彦はその力道山の成り上がろうという欲望の強さに敗れてしまったのであろうという事実。
 他、大山倍達=崔永宣の事等も興味深いですし。

 兎に角、大宅壮一ノンフィクション賞&新潮ドキュメント賞の両受賞が納得できる濃さでした。




 ついでに、この本も・・・。


     暴走する文明

 暴走する文明   ロナルド=ライト


 何はとまれ、装丁=表紙が良いですね。(笑)

 人間を”裸のサル”と言ったのは確かデズモンド=モリス。”パンツをはいたサル”と表したのは栗本慎一郎。開高健は”退化した二足歩行のサル”と呼んだかな。
 そうした視点で見るとこの本は”文明という名の暴走列車に乗ったサル”ですか。

 人類は自らが作り出した文明という暴走列車に乗り、滅亡に向けひた走っているのでは?といった内容です。
 その左証として、メソポタミアで起こった農耕が周辺地域を塩害により砂漠化してしまった事であるとか、イースター島の人々の滅亡を挙げます。
 また近代西洋文明は、新世界からの徹底した略奪(強奪)で成り立ち、化石燃料に依り維持されているだけの物に過ぎないと喝破します。
 私としては少々見方の異なる面や不満な面も有るのですが、今の(文明=人類の欲望や利便性を達成するための手段、その象徴的存在とも言える原発とその影響が言われる)時期に読んで良い本と思えました。 




 小説(フィクション)としては、この本。


  地獄へ堕ちよう

 さあ、地獄へ堕ちよう     菅原 和也


 著者の若さの故か、プロット等に拙いと思える面も多いのですが、それを補うだけの魅力を感じた本です。
 その魅力とは、1頁目から濃厚に漂う”夜の空気”といった物ですね。
 私も一応は夜の世界の住人な訳で、この空気のリアル感は魅力でしたね。


 また以前アップしたこの本も。



 この辺りが昨年印象に残った本です。
 今年も良い本に出会いたい物です。 


 

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2014/01
13
[ #571 ]

 JACQUES LOUSSIER

 今年最初の1枚はこれに


    loussier.jpg

 Jacques Loussier   「PLAYS BACH」

 
 ジャック=ルーシェです。結構お気に入りで店でも良く流します。
 このアルバムを載せたのは、単にジャケットが好きだからですね(笑)。

 ご存知の方も多いかもしれませんが、ルーシェ、フランス生まれの(ジャズ)ピアニストでジャズアレンジのバッハしか演奏しないという方です。
 

 しかしバッハの作った曲って聞いていて気持ち良い曲が多いですね、モーツアルトとはまた違った気持ちよさがある気がします。なんというか完成度の高い数式といいますか・・・・。
 その辺りがバーに似合う気もして、流してしまうのかも知れません。


 そう言えば聞いた話では、米国等では「バッハを知らない人は不幸な人で、バッハを知っていて嫌いな人はスパイ(感情が壊れている人)だ」という言い回しが有るとか・・・。
 こんな話をすると、映画「レオン」の中でゲーリー=オールドマン演じる悪徳刑事が人を殺す時に、バッハでもなくモーツアルトでもなく、”ベートーベン”を聞いているのが何ともらしくて面白かった事を思い出したり・・・。

 閑話休題、ジャックー=ルーシェの演奏、明らかにバッハであり、かつジャズであり、かつ圧倒的にルーシェであるといった演奏で、一寸お気に入りなのです。

 
 

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2014/01
17
[ #572 ]

ウイスキーのはなし

 そろそろウイスキーの話でも・・・。

 歴史(史実・文献)に初めてウイスキーが登場するのは1172年、イングランドのヘンリー2世がアイルランドに侵攻した時に現地の人間が”Usquebaugh”と呼ばれる穀物由来の蒸留酒を飲んでいるのを見た、と記しているのが嚆矢、と言われていますが、とすると、この頃既にアイルランドではこの手の酒がある程度一般化していたという事なのでしょう。
 また、敢えてこうした事を記しているという事はそれがイングランド人としては珍しかったという事でしょうから、イングランド(や、ヨーロッパ本土)では、蒸留酒を飲むことは一般化していなかったとも想像出来る訳です。(ヨーロッパで蒸留酒等が割と普及するのはもう少し後、地域にも依るのでしょうが13~15世紀か?)


 以前にも書きましたが、往時のキリスト教(カトリック)は蒸留酒に対し否定的な面が強いのでそれもさもありなん、ですかね?
 しかし、考えますとウイスキーの本拠地であるアイルランドやスコットランドはカトリック圏、矛盾しそうでもありますが・・・。ただこの辺のカトリック、イタリア等とは少し異なり独自の物という気もします(ケルティック・カトリック?)。
 恐らくは現地のアニミズム(精霊信仰)と習合し(或いは取り込まれ)、そうした事になったのでしょう。そしてまた、アニミズムは酔う事に割と肯定的、この辺りが蒸留酒の普及が早かった一因なのでしょうね。

 思えばアイルランドはユーラシア大陸西端の島国、東端の島国の我が国との共通性何て事も思いますよね。
 我が国の仏教も日本的アニミズムと習合し独自の仏教と成っている様に思えますし、飲酒に対しても寛容ですし・・・。


 閑話休題、この1172年に記されている”ウシュクべ”(ゲール語での”命の水”が転嫁したものと言われます)、恐らく現代ではウイスキーの範疇には入り辛い物では無いかと言われています。
 それは樽熟成を経ていない故。現代に置けるウイスキーの定義は穀物由来の蒸留酒を樽熟成させた物・・・、ですから。
 当時の酒を現代的に言えば、恐らく”ポチーン”と呼ばれる物でしょう。


 此処で思い出す映画が二つ。

 ひとつはメル=ギブスン主演の「ブレイブ・ハート」。この映画のクライマックスの戦闘シーンで、フェイスペインティングしたスコットランド戦士がポチーンを引っかけ雄叫びをあげ戦に向かって行くシーン。何とも雰囲気で、太古から続く戦や祭りってこうした物であったろうと思わせて呉れる物。本能的に血が騒ぐと言いますか、兎に角ワクワクした記憶があります(歴史考察がどれ程正しいかはさて置き)。

 もう一つ、ジェイソン=ステイサム主演の「ブリッツ」という映画。この映画はロンドンを舞台とした”ダーティー・ハリーといった雰囲気の映画ですが、この映画でジェイソン=ステイサム扮する主人公の刑事がパブでポチーンを(自棄酒的に)飲むシーン、これまた雰囲気なのです(一寸説明的という気もしましたが・・・笑)。


 これらも含め洋画って、お酒の使い方が上手ですね。各々の酒について回る意味や、イメージ、その暗黙知といった物の使い方が良いと言いますか・・・(特にビリー=ワイルダー何て)。
 この辺り、日本映画は一寸物足りないといえば物足りない気もしますが、もしかするとそれは日本と西洋の飲酒に対する考え方の違い、或いは飲酒文化の違いなのかな?とも思ったり・・・・。


 何だか、相変わらず話がとっちらかってしまいました。

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2014/01
22
[ #573 ]

雑誌

 久々に雑誌を衝動買い。

 「dancyu」という酒食系の雑誌で、普段は日本酒とか和食・居酒屋といった物の特集が多い雑誌なのですが、今号の特集は「行ったことのないバー」(カウンターの内側の人間が買うのも如何な物か?とは想ったのですが、ついつい・・・・)。
   

 「行ったことのないバー」という事で、普段居酒屋等で飲んでいてバーには行かない方々に、バーという空間を紹介するといった内容。

 中綴じ部分に”太田和彦の実戦的「バー入門」”何て部分が有ります。
 この特集が有難いと言いますか・・・(勿論、私とは考え方の異なる部分も有ったりはしますが・・・)。


 一寸掻い摘んで記しますと。
 
 先ず初めに、”「バーカウンターが似合う男になる」が出発点” とのリード(思わず、そうそう・・・・、)。

 更に「バーを楽しむ基本ルール」何てページも・・・・。この頁のリードを拾って見ますと・・・・。


 1 バーにはチャージがあります      (バカナリヤも少々頂いております)
 2 メニューは基本的にありません     (バカナリヤにも有りません)
 3 バーのカウンターは2人まで      (基本です、1人ならなお良し)
 4 「バーテンさん」と言うのはやめよう  (礼儀ですね)
 5 注文はすぐに。飲んだら感想を     (此処は少々?)
 6 「何かおすすめを」は禁句        (そうですね)
 7 バーテンダーとの会話のこつ      (概ね首肯)

  何て有ります。             

 勿論こうしたHOW~TOで全てが上手くいく訳でも無いですし、実はもっと基本的(大事)な事もありそうですが・・・。

 どちらにしろ、こうした雑誌等切っ掛けにバー人口が増えると嬉しいですね。


 

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