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2019/06
02
[ #1110 ]

昭和初期の宴会風景

 某所にて少々気になる企画展示が行われているという事を耳にし、先日連れ合いドライブがてら覗いてきました。

 その企画展示、タイトルは・・・

 「昭和初期の宴会風景~料亭菜香亭の写真帳より」

 
 完全に私好みの展示です。
 場所は山口市内の”菜香亭”なる建物。

 建物

 
 因みにこの建物、元は明治十年に料亭として開業、平成八年の閉店まで山口の社交文化の中心を担ってきた場所で、その後建物の保存が決まり、現在は史跡として、或いは市民交流の場として維持管理されているという存在だそうです。

 また長州閥、佐藤閥、御用達と言うこともあり、明治から昭和にかけて日本の政治経済の歴々と共に有ったといってもよいかもしれません。

 多くの政治家や軍人、或いは経済人もこの碑を眺められたのでしょう・・・。

 菜香亭



 入館料を払い。先ず案内されたのは百畳の大広間。

 大広間


 長押に多くの扁額が掛けられておりまして、筆者は・・・
 ・伊藤博文・井上馨・木戸孝允・山県有朋・岸信介・佐藤栄作・田中角栄・・・・等々のお歴々。

 昔、日本の政治は待合政治等といわれた事もありますが、まさに料亭政治の場所だった事を思わされます。


 この大広間の下の間が展示室となっておりまして、今回は什器等の調度品と共に昭和期の宴会の写真が多く展示されておりました。

 例えば・・・・この写真。



 松岡洋右

 松岡洋介氏が国際連盟を脱退した後に帰国した直後に行われた昼食会の物で、この時氏が書かれた書も扁額として大広間にありました。



 また私好み?のものとしては・・・


 湯田検番

 昭和11年の湯田検番の芸妓さんの資料とか・・・・



 髪型

 往時の芸妓さんの髪型に言及された物とか・・・



 職業別明細図

 昭和8年の職業別明細図とか・・・・・。



 またガイドの女性も感じよく楽しませていただきました・・・・。

 唯、日帰りドライブ&夜は仕事ということもあり長居出来なかったのが少々心残りではありました。
 (それもありパンフレットを購入)



 また、せっかくなので帰りがけにはこちらにも少しばかり立ち寄り・・・・


 中原中也記念館

 中也記念館ですね、


 そこからとんぼ返り・・・・はい疲れました。
 車もオンボロだし・・・。


 しかし湯田温周辺、一度泊まりで訪れても良いかもしれません。



 
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2019/06
07
[ #1111 ]

ご臨終メディア

 相も変わらずやっちも無い本をグズグズと読み飛ばしているのですが(とはいえ最近眼が弱り気味でめっきり読書量の減っている私ではあります)、最近読んだこの新書、何と言いいますか(好みにあう?首肯する?笑える?・・・・)結構印象に残ったのですよね。
 強いて言えば思わず「ほぅ!」って感じる部分が幾つか有る感じといいますか。

 この新書です。


   ご臨終メディア


 対談形式という事が私に合ったのかもしれませんが楽しく読ませていただきました。
 著者のお二人、森氏は確か呉出身の方でドキュメンタリー等造られる方、もう一人森巣氏は、知らなかったのですが博打うちで作家と言う方であるとか(今度作品読んでみるかな・・・?)。

 で、どこが特に私の気に入ったかといいますと・・・。

 私、何時頃からか”TVってホント面白く無くなっているな”という思いが強くありまして。
 恐らく最初に想ったのは1980年ごろかな・・・?そして今世紀に入り更に急速に詰まらなくなり、特にこの5年くらいは末期症状か・・・?とも思える状況。
 まあ、故に殆ど観ない様にもなっているのですが(まあそれでも仕事柄少しは事象的話題も仕入れないととニュース位は・・・と)、その理由といいますか、その辺りを見事に喝破されている内容・・・。というと大袈裟過ぎるかも知れませんが、そんな無いようです。
 そう、TVが駄目になった経緯を教えていただいた訳です。
 勿論、表題にあるようにTVに限らず新聞も含めたわが国メディア全般の問題点というか、現状の諸問題に至る経緯をバッサリという感じです。


 その結果、もうひとつ私が以前から想っていた疑問。
 それは、何故にああいった形でわが国は大戦に突入し決定的な敗戦にいたったのか?という疑問(バケツリレーで焼夷弾に竹やりでB29に・・・、更に非国民なんて言葉の蔓延といった風潮等々・・・)にも、ある程度首肯させて頂けた気もしました。 

 政府の好戦的な方針に民意が煽られ、それにメディアが忖度、互いが互いを皆が皆を煽りながら・・・といった面が有ったであろうと・・・・・。

 と、まあそんな感じの対談集、荒っぽい言い回し等もありますし、私の考え方とはかなり異なる面も有りますが、それらも含め楽しく読ませていただきました(こうした対談に私の様な人間が混ざるとどうなるだろうと想像するのも楽しかったです)。
 お勧めの新書ですね。


 しかしこの本、15年ほど前に出された本の様ですが、ではその後のわが国は・・・・とも思いますよね?
 ある種、既に見通されていた感じの本といいますか、更に悪化しているといいますか。



 

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2019/06
13
[ #1112 ]

TV

 先日アップした記事で”何時頃からかTVがホント面白く無くなった・・云々”等と書いた記憶があるのですが、此処最近はそれが更に加速している印象。

 TV番組が面白く無いな・・・とはじめて想ったのは何時頃からであろう・・・と思い返してみますと、あくまで個人的な感想なのですが1980年頃かな?と想われるのですよね。
 どうもその頃から某キー局辺りが”面白くなければTVでは無い”等と言い出し・・・、バラエティー番組等の雰囲気が変わり(何というか弱いものいじめで受けを狙うような感じというか・・・で)個人的にはそれに対し「それは面白いのではなく”下らない”のでは?少なくとも面白い=いとおかし=興味深いのはずでは・・?」等と感じ・・・、進学を期にTVの無い生活に突入・・・、それ以来、恐らく結婚するまではTVドラマもバラエティー番組も一切観なくなった訳です。

 その後2輪のモータースポーツ等を観たくTV&衛星放送を導入、結果それら及びニュースや情報番組もある程度観るようになったわけですが(まあバーテンダーと言う仕事柄、ある程度世間の出来事も知っておかねば・・・と言うこともあり)、これらがまた年々面白くなくなった印象。

 特に某公共放送が衛星でアメリカのスポーツを矢鱈と放送するようになった(一体いくら払っているの?他に放送する番組は無いの?とも思いますよね?)90年代後半頃からなんと言うか・・・面白く無い感が加速し・・・。

 そういえばBSの民法も(そこに限らないかも知れませんが)殆ど通販番組ばかりですし。

 そういえばその手の通販番組って昔は無かった印象・・・放送法でも変わったのですかね?
 また、その独特の言い回し、限定何個とか今買えば何割引きとか、おまけにこれを付けますとか・・・、昔の香具師(テキヤ、啖呵売、の言い回しそのまんまですよね・・・。
 まあ、マスコミなんてもともとごろつき的な商売と言うか、ヤクザな商売だった訳ですから、さも有り何かも知れませんが、そのあ辺りの自意識はどうなっているのでしょうね?

 そして更にこの10年位といいますか、東北の震災以降か、現政権に成って以降か・・・、まあ眼も当てられない惨状と個人的には思える訳です。
 
 それ以外ではやたらグルメ番組ばかりですしね(これがまた苦手で・・・・)。

 で、どちらかと言えば新聞を読む方情報収集としては好みだったのですが、この新聞と言うやつもこの10年ほど急速に面白く無くなって来た印象。

 で、一寸思い切って今月から新聞を取ることをやめてみたのです。

 バーテンダーという職業を考えると少々問題もあるかも知れませんが、兎にも角にもしばらく宅配新聞の無い生活をしようと思います(大事件でもあればコンビニエンスストアで買えば良いわけですしね?)。

 果たしたどういった事になりますやら・・・。

 
 
 
 

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2019/06
21
[ #1113 ]

第三夜


 ・・・・数日後の或る夜・・・・・


 A  「そういえばマスター、この前”B”を苛めたんですか?」

 バ  「そんな事は無いつもりですが・・・」

 A  「いや、でも”B”が何か説教されたとか、苛められたとか言ってましたよ。」

 バ  「あら、そうですか・・・。そんな心算は無かったのですがねぇ。」

 A  「何か色々いわれたって。それで堅いバーはもう行かないとかなんとか・・・」

 バ  「あら、まあ。それは悪いことをしましたかね?でもホント、当たり前のことを少しばかり言っただけなのですよ」

 A  「例えば・・・?」

 バ  「そうですね、彼が他所の街でバーの梯子をされたらしいのですが、どこでも余り良い感じで受け入れて貰えなかったと・・・」

 A  「なんかそんな事いってました」

 バ  「そこで、恐らくその原因はこの辺りじゃないかと・・・・」

 A  「で、説教したと・・・?」

 バ  「いえ、そんなことしませんよ・・・」

 A  「じゃあ、何言ったのです?」

 バ  「そうですね、バーに入る時、扉は静かに開けましょうとか・・・」

 A  「それから・・・?」

 バ  「一声掛けてから入店しましょう・・・とか」

 A  「それから・・・」

 バ  「殆どそれだけですよ。実際私が他所のバーに飲みにいった時はそうしてますよ・・・と。」

 A  「そっちんが格好良い?と?」

 バ  「まあそうですね、それ以前に当たり前と言うか、何と言うかですねと。」

 A  「ふ~~~ん、問い事はバーに入るときは、静かにドアを開けて、一声掛けて入ればよい訳ですね」

 バ  「まあ、バーに限らずどこでもそうした方が良いですよね、特に個人のお店とか、人様の家とか・・・」

 A  「スーパーとかコンビにも・・・・」

 バ  「まあ、スーパーマーケットやデパートだと変ですよね、コンビニエンスストアは微妙かな・・・?」

 A  「コンビニでも声掛けて入ります?」

 バ  「まれにですがね・・・、そうですね、自動ドアの場所だと黙って入ることが多いですよね・・・」

 A  「確かに・・・、そういえばバーって自動ドアの店って無いですよね」

 バ  「はい、レストランバーとかはわかりませんが、カウンター主体のバーだとまず無いですね」

 A  「ですよね。」

 バ  「そういえば、札幌に一軒、有名なバーで重厚な扉が自動ドアというお店が有りましたね・・・」

 A  「そうなんです?・・・、でも何で?」

 バ  「どうしてでしょうね?地域性ですかね?私も尋ねていないのでわからないのですが・・・・」




 A  「それはそうと、静かにドアを開けて一声掛けて入って・・・、で、何を頼べば良いんですか・・・?」

 バ  「そういえば最初はそういった話でしたね・・・」

 A  「で・・・・」

 バ  「そうですね・・・、これをいうと少し面倒くさいかも知れませんが、その前にもうひとつ大事なことが・・・」

 A  「まだありますか・・・」

 バ  「はい、実はこれは私自身結構大切だと想っているのですが・・・」

 A  「はい」

 バ  「入店して、席に着いて・・・、でオシボリやコースター等が出されますよね?」

 A  「此処もそうですよね」

 バ  「で、そんなこんなで、バーテンダーが”お飲み物はいかがされますか?”と訪ねますよね?」

 A  「はい・・・。」

 バ  「それから初めてオーダーをするという事が結構大事です。」

 A  「ん~~と、良くわからないのですが・・・?」

 バ  「たまにですが、扉を開け、席に着く前から飲み物をオーダーされる方が有りますが、それは感心しませんね・・・。」

 A  「えっ!そうなんですか?俺もやったりしますよ・・・。あれ駄目ですか?」

 バ  「はい、感心しませんね・・・」

 A  「何でです・・・・」

 バ  「そうですね・・・・・・」



   つづく


 

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