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2019/09
03
[ #1130 ]

倉敷ウイスキーフォーラム

 先日(先の日曜日)、倉敷で行われたウイスキーのイベントを覗いて来ました。
 倉敷美観地区に在る”IVY SQUARE”にて行われた”ウイスキーフォーラム”という催しです。


    IVY SQUARE


 数年に一度はこのような催しに出かけ情報収集や新たな刺激をいただいているのですが、今回は中四国においては初の開催という事もあり、いそいそと出かけて来たわけです。

 雨天にも係わらず多くの来場者で盛況で楽しませていただきました。

 また、こうして改めて訪れさせていただきますと、この倉敷という街といいますか、会場のIVY SQUAREやその周辺良いですね。
 それもまたこのイベントが盛況であった理由のひとつかとも想われたり・・・・。

 そう、IVY SQUARE はけっこう広い会場でして、多数の参加者にも係わらずそれほど混雑は感じませんでしたし、また近代化を象徴する赤レンガの造りもまた雰囲気でした、更に周辺の江戸期の倉敷地の遺産である白壁の街並みもまた雰囲気で・・・・。
 またこうした大規模イベントにも係わらず運営もまとまっている様子、良い一日を過ごさせていただきました。

 そう倉敷の地、旧天領という事もあるのか、あるいは空襲に遭わず町衆の伝統が残ったゆえか?往時(江戸期)の地域共同体的文化というか、雰囲気というか・・・、が残っているのかも知れない故か?とも想わされたり・・・・・。
 あるいは観光地ゆえか?とも・・・・。

 また、久々に声を交わすことが出来ました方々もありましたし、どちらにしろ楽しい一日を過ごさせていただきました(少々飲みすぎましたが・・・・)(いつものことか?)。

 
 


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2019/09
09
[ #1131 ]

「主婦」と日本の近代

 著者の方から謹呈いただいた書籍(感謝至極であります)。
 タイトルは”「主婦」と日本の近代”、ようやく読了いたしました(最近目が遠く読書量が極端に落ちております、眼鏡を造り替えねば・・・、私も年齢ですなぁ)。


   主婦


 それはさておき、読後の印象。


 内容としては、”主婦之友”を中心とした女性向け雑誌の内容等から、明治期から昭和前半にに掛けて、わが国に”主婦”なる言葉がいかに定着しまた社会や女性にどういった影響を与えたのか・・・?といったものです。

 特に前半は著者自身の主張も抑え気味で、研究書らしいといいますか資料集的な印象も強く、また故に行間等から往時の日本社会のあり方というか、近代化の正体といった物も推察出来得る感じで興味深く読ませていただきました。

 明治近代化の初端は明治6年の1月1日に新暦(キリスト教暦)が導入、旧暦(太陰暦)廃止された事によりスタートしたと思えるのですが、この暦の制定権こそが権威の象徴とも言える訳でしょうから、この時点から日本はグリニッジ天文台の在る英国の支配下に表立って入ったともいい得そうで、明治の近代化=庶民の英国化とも言い換えることが出来そうです。
 (確か少し前に1874年、日本の管轄権は英国王室に在ると書かれた英国官報が発見されたなんて事を耳にした記憶も有りますが・・・)。

 そうした中で、「主婦」言葉(単語)も、英語の「housewife」の翻訳(江戸期の漢籍にも”主婦”なる言葉は存在していた様ですが一般には認知されていない)であり、それと同時にその言葉には当時英国ヴィクトリア朝期の空気・価値観・理想像・・・等々も含有されていたということ。
 (私の主観も有りますが、それは禁欲と蓄財を是とするプロテスタンティズムを基とするともいえそうです)
 また同様に”家”(HOME)という価値観も・・・・。
 またそれにより各個人を”家”(近代国家たる大日本帝国の構成要素としての英国型の家)という枠組みに帰属・収斂させることにもなる。
 (江戸期までは各個人は村落共同体に帰属していた、あるいは村落共同体こそが主たる枠組みであった)


 そしてそれらを一般に流布する役目を負ったのが各種の雑誌ともいえる訳で、その中心となったのが”福沢諭吉”を中心とした明六雑誌(明六社)で有ったわけで・・・・。

 で、この福沢諭吉という存在、私は米国型の自由主義者で宗教という存在には否定的であったと聞き及んでいたのですが、実は自宅の二階に英国国教会の宣教師を住まわせており、盛んなる交流があったとか・・・・。
 (まあ、いってみれば明治に造られた国家神道も英国国教会の日本版というか、システム的には相似ですからねぇ・・・)

 またそれ以外でも多くの情勢向け雑誌がキリスト教会やキリスト教信者が中心となって発行されていたようで・・・・。


 付け加えれば日露戦争後に行われた、地方改良運動。
 これにより、地域共同体の運営に強く係わっていた若衆組も青年団として国家行政組織に下請け的に変えられ、娘宿も処女会(おとめかい)として同様に・・・・と、そうして旧来地域の共同体に任されていた地域の自治も政府(国家)のトップダウン式に変革され、その先に翼賛体制~敗戦~へと一直線に続く道程が見えるわけです。


 そうして戦後も、各家庭に於ける子供に対する教育等も19世紀英国式を相変わらず理想とし(その後米国的要素もか・・・)、それを流布したのも各種女性向け雑誌であったと・・・・。

 そうして、バブル崩壊以降、専業主婦なる言葉も誕生し、「主婦」なる言葉の意味が単に家事を行う人という意味に矮小化され(故に”主夫”なる当て字も流布する)、”主婦”向け雑誌はその寿命を終えた・・・・。

 と。


 なんといいますか、読書感想というよりは、行間から私が読み取れた事を書きなぐっただけになってしまいました。

 まあ、それほど情報量の多い書籍ということで・・・・、ご容赦を・・・。


 



 
   

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2019/09
14
[ #1133 ]

第三夜   3


 A  「でも何故この店ってメニューが無いんですか?」

 バ  「まあ色々と理由は有るのですが、しいて言えばバーという空間はお酒を売っている訳では無いからですかね・・・」

 A  「えっ?でも酒を売ってるでしょ?」

 バ  「ごめんなさい、少し言い方が悪かったかも知れません、確かにお酒を売っているのですが、それはバーの一側面で他の要素が強いのですよね・・・」

 A  「例えば・・・?」

 バ  「そう、メニューが無いという事でいえば、コミミュケーションを売っているといいますか?」

 A  「コミニュケーショん?」

 バ  「言い換えれば、まあ会話といいますか・・・・」

 A  「会話ですか???」

 バ  「そうですね、現に今、お客様と私、会話をしていますよね?これもバーの重要な要素のひとつですね」

 A  「えっと~、それがメニューが無いこととどう繋がる訳です?」

 バ  「そうですね・・・、例えばファミリーレストラン等ですと、メニューを指差すだけで一切会話せずに注文も可能ですよね?」

 A  「まあ、そうですけどね」

 バ  「更にいえば廻る寿司なんて・・・・」

 A  「あ~~、確かに。タッチパナルで注文すれば」

 バ  「そう、私も初めてあれに出くわした時は驚きましたね・・・、もはやこれは私が想う飲食店では無いな・・・・と・・・」

 A  「でも、あれ、楽なんですよね~」

 バ  「まあ確かにそうかもしれませんが、でも”楽(らく)”ということと”楽しい”ということって少し違うと想われませんか?感じは同じですが・・・・」

 A  「まあ、そう言われれば・・・・」

 バ  「それでですね、バーでは先ずは注文というかたちでバーテンダーとコミニュケーションをはじめていただきたい訳で、メニューを置かないのですよね」

 A  「成る程・・・、とは想いますが、これってけっこう慣れないと難しいというか怖いというか・・・」

 バ  「確かに少しそうした面も有るかも知れませんが、それもバーの楽しみの一つという事で・・・・」

 A  「ふ~~ん、成る程ねぇ・・・。」


  つづく

 

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2019/09
17
[ #1134 ]

筑前琵琶

 先日筑前琵琶の演奏を聴いてまいりました。

 場所は仙石庭園という日本庭園。
 自宅からそう遠く無い場所にあります故。

 この庭園にて秋の満月にあわせ観月会が行われ、そこで琵琶の演奏があるわけです。
 今回が2度目、一昨年の初回にも聴きに行かせていただき、その印象がすばらしく今年も少々無理をおしていかせていただきました。

 前回は演奏される場所から少しばかり離れた場所に陣取って聞かせていただいたのですが、今回は正面のいす席を選択です。
 席からみるとこんな感じ・・・。


 筑前びわ


 琴が置いてある場所で演奏が行われます。
 そして日暮れとともにこの築山の端から満月が昇るというロケーション。

 見事というか、少々出来すぎ感も・・・・・。


 因みに今回は先ずは琴曲の演奏が2曲、演目は”乱輪舌”と”琉歌”。
 ”乱輪舌”江戸期に作られた曲ということですが、まるでクラッシクの現代音楽の様なモダンさ、またこの琴という楽器の音色、ある種の緊張感も感じたり・・・・。
 また”琉歌”はその名のとおり琉球音階、メロディーの作品。

 その頃には日もとっぷりっと暮れ、月も顔を出し・・・・。


 という事で、そこから筑前琵琶の演奏。


  IMG_20190914_191248.jpg



 演目は・安達ヶ原(鬼女のはなしですね)・都落ち(木曽義仲の上洛にともない平家が都落ちする平曲の一説ですね)・安宅(いわずと知れた勧進帳)

 平曲等と比べると筑前琵琶、近代に成って成立した物ということで、台詞が現代語に近く聞き取りやすいです。
 そうですね、三味線の代わりに琵琶を使った浪曲、浪花節的かも知れません。
 (一方平曲は声明的というか、語文書の朗読的というか・・・)

 びわ



 個人的な印象としては、もしかすると昨年同様少し離れた場所で聴く方が、琵琶の音色には合っていて雰囲気だったかも(S様、流石です)とも想いましたね。

 機会が有れば、また聴いてみたいものです・・・。

 

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2019/09
21
[ #1135 ]

新聞

 実は数ヶ月前から新聞の宅配を止めてしまったのですよね・・・。
 バーテンダーがこれで良いのか?という疑問は当然あるわけです(バーテンダーたるもの、新聞や各種雑誌等一通り目を通して広範囲な話題に対応しておくべきであるとはよく言われますことでして)、色々と考えもしたのですが結局取る事を止めてみた訳です。

 理由というのはシンプルで”新聞が面白くなくなった”これにつきる訳ですが・・・・。

 そう、何時頃からか新聞が面白くないな・・・と感じるようになりまして、それでも何はとまれそこはバーテンダー、新聞くらいは取っておかないと・・・と宅配を続けていた訳です。実際物心ついてからは自宅に新聞は届いておりましたし、一人で暮らすようになってからも自宅か店のどちらかにて購読していたのですが、それが10年ほど前から徐々に面白いと思えなくなり、ついに宅配停止としてしまいました。

 まあ、しばらくこのままでやってみて、不便を感ずる様なら再度宅配をしてもらうのもアリかな?という感じでは有るのですが・・・。

 実際に新聞記事が面白く無くなったのか?私の感じ方が変わったのか、良くは解らないのですが(おそらくは両方でしょう)、個人的感想としては新聞の内容が面白く無くなった、というのが感じるところです。

 天声人語(どこの新聞かバレバレですな)も著者が変わったのでしょう、どうも文体というか切り口というか内容というか、合わなくなり・・・・。スポーツ欄の見出しなどもつまらない駄洒落(つまらないしゃれを駄洒落という訳ですが)ばかりで、何と言うか・・・になり・・・、ですからねぇ・・・・。

 さて、如何な事になりますやら・・・。


 

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2019/09
24
[ #1136 ]

10月の店休日予定

 今年の夏は不順な天候だった気がしますがそれでも漸く過ごし易くなって来た気がします。
 そして来月は西条での最大のイベントである”酒まつり”(12、13ですね)。今年はいかがな事となりますかね?

  
     P9240915.jpg



 閑話休題、10月の店休日のお知らせです。

 
 ・14日(体育の日)
 ・27日(月曜日)

 以上2日お休みさせていただく心算です、よろしくお願いいたします。

 

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2019/09
28
[ #1137 ]

禁煙バトルロワイヤル

 先日図書館で借り出した新書。

 基本的にタレント本(太田光って漫才師、タレントですよね?)を読む趣味は無いですし、署名も趣味ではない(感心しない)のですが、どこか気になって借り出し読んでみました。
 まあ、東京オリムピックを控え飲食店の全面禁煙・・・といった話が姦しい故かも知れません・・・。



    禁煙


 しかしこれが結構良かったのですよね。今まで読んだ禁煙論嫌煙論関係の書籍では最も興味深かったかもしれません。

 特に太田光氏の論調といいますか、話される内容、そのスタンス、ともに首肯できるものでした。
 といいますか、結構私の感覚に近いかな?と思えるもの。

 対して対談相手の奥仲氏(どうも呼吸器系の専門医の方のようです)、少々無理をしていらっしゃるといいますか・・・、そんな印象。

 内容をかいつまんで言えば、太田氏の論調は基本的に個人の尊厳を最優先といいますか、”兎にも角にも他者について押し付けはしない”、というスタンスに思えます。またそれは氏自らが自分の立ち居地が漫才師(河原物)であるということを認識し覚悟した上で自らの言葉で語られている故、と思えます。
 健康に悪かろうが良かろうが、喫煙の判断は自ら下すし、また他者にはどんなことも押し付けたりしない、それが礼儀。といった物。
 対して奥仲氏の論調は、ともかくタバコは健康に良くない、故に止めるべき・・・といった医療関係者らしい禁煙論。

 ただ・・・、どうしてもそれは押し付けがましくなりますし、各種データだって、この医師個人が全て自ら得たものでは無いわけで(他の研究者等が上梓した色々な医療情報でしかない)、それで他者をディベート使用という姿勢、やはり”攻撃的”と捕らえられても仕方ないと思えますね(実際に本書の中でも”攻撃材料はまだまだありまよ・・・・”といった台詞があったり)。

 尤もこの医師の方自身が攻撃的なパーソナリティーと言うわけではなく、禁煙論・嫌煙論といった物の攻撃性でしょうが・・・。

 といいますか、OO主義とか、OOイズムなんて押しなべて攻撃的なものですし、誰かが作った”論”で、他者をコントロールしようといった物ですから、まあ薄っぺらいですよね。

 たいして太田氏の言葉は、やはり自ら内観を繰り返した後に紡がれた言葉で、まあ言ってみれば信用できるといいますか、説得力が違いますよね。

 また、太田氏の論調に対し、奥仲氏が”哲学できますか・・・・・?”といった表現をされるのですが、個人的にはこれからの世の中
所謂”AI”が発達し人間の行動や思考が取ってからられる事に成っていくのでしょうが、その先で、人間の存在価値といったものは、やはり哲学にしか無い気もしますしね、そうしたことも考えさせられましたね。

 喫煙者、嫌煙者ともに一読されて良い本と想いますね。

 


  

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2019/09
30
[ #1138 ]

ご容赦を

 誠に勝手乍、明日10月1日より消費税導入に伴う諸経費高騰に拠りホンの少しばかりですが値上げをさせていただこうと想います。
 もともとメニューも値段表も無い拙店、おそらく判らないほどの値上げ幅。また開店以来19年余り、初の値上げという事で何卒ご容赦を・・・。

 店主

 

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