2009/12
05
[ #119 ]

 尚武のこころ   三島由紀夫

     
                尚武のこころ

 尚武のこころ  三島由紀夫  1970・9  日本教文社
 ジャンル 対談集


 三島由紀夫が、陸上自衛隊市谷駐屯地にて、割腹して果てたのが1970年(昭和45年)の11月25日ですが、この本は、その2年余り前の68年の夏前から、70年の夏前にかけて行われた対談をまとめた物で、事件の丁度2月前が発行日となっております。

 読んでみますと、三島由紀夫自身がリラックスし自由に喋っている事が感じられる対談集です。
 対談相手は表紙に記されている通りの濃いメンバーですが、この中で、昭和45年元日の日本読売新聞に掲載された、評論家の村上一郎との対談の中で、氏が「”11月に死ぬぞ”といったら絶対死ななければならない。」と語っている辺り、氏がすでにこの時期に割腹を決めていた事が伺え興味深いですね。

 作品の文章とは違った、三島由紀夫が感じられ面白いと思える本です。

  ますた
 

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