2009/12
23
[ #124 ]

 雑考25  ファド

 ファドを初めて聞いたのは、恐らく20年近く前だと思うのですが、そのときの印象は・・・。
 (言い尽くされた、陳腐な表現ではありますが・・・)



 「初めてなのに懐かしい」

 2拍子であるとか、音階の問題であるとか、それなりに理由は付けられるのかも知れませんが、この、不思議に懐かしい感じが気になっていました。
 (最初に書くべきでしたが、ファドとは、ポルトガルの民族歌謡です)

 そこで、しばらくの間、気になったいたので、じゃあ ってんで、数年前にポルトガルに行ってみました。
 
 先ずは、リスボンで車を借り、周辺を走ってみたのですが・・・。
 まず気になったのが幹線道からロカ岬に至るわき道の側に有った集落。黒い、低い屋根の小さめの建物が数軒寄り添うように建つ集落です。
 何処かで見たような・・・。  東北の日本海側の漁村集落に近い印象なのです。
 そして、ロカ岬から眺める大西洋。強い風と、波に揉まれながら進む漁船。
 カスカイスの港では、漁具(恐らく蟹かご)を繕う地元の猟師さん。海面近くで群れる魚(恐らく、鯔)
 街中では焼き栗の路上販売。
 そして、食べ物は、素朴な味付けの魚介類が主体・・・。
 海に、沈む夕日・・・。

 こうして、列記すると、何だか日本海側の漁村と同じイメージですよね。
 で、冬の日本海と言えば・・・、演歌、民謡?  かなり安直ですが・・・。  これが懐かしさの原因かな・・・?

 生活する、土地の景観、環境等が、人間のメンタリティーにどれほど影響するのか私には判りませんが、全く無関係では無いのではないでしょうか・・・。
 
 また、先進国の中で、日本とポルトガルは有数の魚食いの国で、国民一人当たりの魚介の消費量が、ほぼ同じで有ると言う話も有ります。(20年程前ですが・・)
 食生活が似かよると、メンタリティーも似るのでは・・?(この辺は食品嗜好学に聞いてみたいですが・・・)

 どちらにしろ、日本とポルトガル、少し似たところが有る気がしました。
 (16世紀、両国の交流が上手くいったのもその辺りが原因かも知れませんね・・・)

 しかし、今年、ラジオのニュースで聞いたのですが、2008年、我が国では肉類の消費量が、魚介類の消費量を、初めて上回ったとか・・・。
 アメリカっぽい曲調の音楽が流行るのもそのせいかな・・・・?

 ロカ岬灯台 カスカイス港 沈む夕日、エストリルの海岸から

 まあ、そんなこんなで、BARにも拘らず、BGMに”Fado”が流れたりしている事が有るかも知れませんが、しょうがないな~ と笑っていただけると嬉しいです。
 80%位はJAZZを流しておりますが・・・。

 ますた

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