2010/05
07
[ #168 ]

 雑考33  歌麿

 前回の”蔦重”から今回の”歌麿”と続けると、”しりとり”と言うよりは連想ゲームですね。私の発想力って所詮はこの程度なのです。

 閑話休題、歌麿の描く女絵に惹かれます。西洋絵画に比し輪郭線の目立つ平面的な表現にも拘らず、何故かリアルな印象。我が国のマンガ文化、この辺りから既に始まっていたのかと想わせられます。



 

 等と書くと、マンガ文化の嚆矢はやはり”春信”に求めるべきでは?なんて突っ込まれそうですが・・・。

 確かに春信のユニセックス嗜好、ロリコン趣味的なところ、陰間等に対する理解、”真似ゑもん”というキャラクターの創造、きめ出し、カラ刷り、多色刷りといった技法の実用化等々。春信こそが、マンガ文化(オタク文化)の嚆矢なのかも知れません。
 (もっとも、黄表紙辺りに求めるのも妥当なのかも知れませんが・・・)
 しかしそれはそれとして、やはり歌麿の描く女絵に惹かれます。

 一目で歌麿と判る、ある種歌麿スタイルといった表現、ワンパターンといえばワンパターンなのかも知れませんが、その中でも対象をしっかりと描き分ける方法論、まさに今のマンガの嚆矢とも想える訳です。
 またそれ以上に、二次元的表現にもかかわらず、まるで女性の体臭すら漂って来そうなリアルさ(そう感じてしまいます)。まるで女性といった観念自体が紙の上に描かれているとでも表現したくなるその女絵は、やはり歌麿ですよね。

 もしかしたら、浮世絵がマンガ的と言うよりは、日本人が根っからマンガ的な物が好きなのかも知れません。そうして、浮世絵の流行った江戸時代、マンガの流行った戦後。共に平和だったのは、実はマンガ的な物の力、日本人の本質かとも想ったり・・・。


 相も変わらず、まとまりの無い事を書いてしまいました・・・・。

 ますた

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