2010/05
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[ #170 ]

 夜叉桜  あさのあつこ

             夜叉桜

 夜叉桜  あさのあつこ  2007・09  光文社
 ジャンル  時代小説


 

 
 あさのあつこ氏の時代小説です。弥勒の月、夜叉桜、木練柿と続く3連作の2巻目。

 私が連作に感じるの魅力の第一は、作者が主人公の同心”木暮信次郎”(遠野屋が主人公かもしれませんが・・・)にへばり付かせた、ある種の”ニヒリズム”なのです。
 
 そして3連作の中で、その木暮信次郎に付きまとうニヒリズムが最も魅力的に想えたのが、この2作目でした。

 またこの作品(作者)に限らず、女性作家が男性の登場人物に背負わせる、ある種のニヒリズムって、一寸魅力的な気がするのです。
 
 例えば、高村薫氏の小説の登場人物、”合田刑事”とか・・・・。
 尤も、高村氏の小説が、女性作家らしい文体か?と言われると???ですが・・・。
 それでもやはり、男性作家の作品中の男性登場人物とは違うキャラクター表現になっている気がします、そこに魅力を感じます。
 
 そうした辺り魅力の作品でした。

 ますた

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