2009-01-08(Thu)
雑考4 瑠璃色
私は小さい頃、図鑑ばかり眺めている子供だった様な気がします。お気に入りだったのは、子供向けの動物図鑑、次に魚貝の図鑑(なにせ海の傍だったもので)、植物図鑑、鳥類の図鑑は余り見なかった気がします。昔の子供向けの図鑑なので、カラー写真など殆んど無かったと思います。しかし今でも思い出すのは、殆んど見なかったはずの鳥類図鑑にあった”るりびたき”という小鳥の写真です。目に痛い位の鮮やかなブルー。これが、思い出されてなりません。鮮やかなブルーというのは、どうも目に付くというか、目立つというか・・・。自然界の植物に少ないからかも知れません。確か、オーストラリア辺りに生息する”ニワシドリ”の一種のオスは青い色の小物を巣の周りに集めメスの気を引くといった話もありました。男も女も、どこか元気の出る色の様です。”勇気りんりんるりのいろ”なんてフレーズもありましたし(少年探偵団だったかな?)。そして瑠璃色で今思い出すのが、先日福山美術館で観た”ポーラコレクション美を競う〜マリーアントワネット、大奥の装いと香り〜展”に出品されていた大内掛け(振袖だったかな?いい加減で申し訳ない)の鮮やかな瑠璃色です。染物なので正式には浅黄色と言うべきなのでしょうが、瑠璃と言いたくなる程の鮮やかな青色に金糸銀糸の宝尽くしの刺繍がされ、その派手さに他の展示物が霞む気がしました。それに比べるとフランスのドレスが地味に見え・・・(まあ、女性の処女性を表す為に白をメインにしたのでしょうが)。 侘び寂びの日本はいったい何処へ、ですね。塗り物、細工物等も日本の物の方が緻密で贅を凝らせた観が有りました。まあ、以前観に行ったフランス3貴婦人展に有ったセーブルは、鮮やかなピンクやブルーに金彩が施され目に痛かったですが。その日はちょうど隣の歴史博物館で”徳川姫君の華麗なる世界展”も有り、一緒に覗いたのですが、これまた、贅を尽くした品の数々。幕末の徳川幕府の財政の悪化の主要因は、大奥の果てしない浪費に有ったという説もあながち的外れでは無い気がしました。女性の美しくなろうといった欲の深さにちょっと恐怖も感じました。まあ、美しくなろうとする努力を全放棄した女性ってのもいかがなものかと思いますが・・・。適度に努力をしてもらいたいってのは、男のわがままなのですかね? ますた

