2010/08
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[ #207 ]

文化麺類学ことはじめ  石毛直道

         文化麺類学ことはじめ

 文化麺類学ことはじめ  石毛直道  1995・01  講談社
 ジャンル  文化人類学


 何とは無しにですが、以前から飲兵衛(酒好き)の人に、同時に麺好きの方が多い様に想われてなりませんでした。
 私もご他聞に漏れず、酒飲み&麺好きです(唯、最近流行のつけ麺は未だ食べた事が無いですが・・・)。

 想うに・・・。酒類と麺類の共通項って喉越しが楽しめる事に有るのかも知れません。
 元々”味”は舌に在る味蕾で感じる物・・・。というのが定説であった気がしますが、最近は喉にも味を感じる能力が有ると言われているそうで・・・。また”歯ごたえ”、といったテクスチャー以外に喉越しといったテクスチャーも重要であると、個人的には想っておりました。
 そうして酒も麺も、この喉越しの快感が魅力のとなるもの故、愛する方々がだぶるのでは?等と想っていた訳です。


 そこで、この本ですが・・・。

 世界中の麺類を食べ歩いた(現地で麺を打つ、といった事もされていたらしいのですが・・・)著者が、書名の如く麺類全般の事を文化人類学的視点を利用しつつ、一般の方でも判りやすい様にまとめた物です。


 麺類の誕生から、その歴史、伝播経路。
 また、麺類の定義付け、調理法、原材料。
 各国における食べられ方、位置付け・・・。等々、非常に判りやすくまとめてあります。

 特に、粉食の誕生から、麺類の誕生、宮廷料理としての麺類。そこから、家庭で一から作るには手間が掛りすぎる事と食べ易さから外食の主役となり(屋台文化の主役)。乾麺の誕生から保存食の要素も加わり、家庭料理に浸透し、さらに、インスタントラーメンの誕生と共に世界食に・・・。といった流れの解説等は私好みで楽しめました。


 確かに麺類。
 料理ともなれば、庶民の常食ともなり、主食ともなれば、副食、或いはおやつや嗜好品ともなる。
 その幅の広さは、本当に便利でもあり、また魅力的でもあります。
 現在の我が国のラーメンブーム何て物も、この麺類のキャパシティーの広さの成せる技かとも想います。

 何はとまれ、麺好きの方、必読の本。  かな?

  

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なんと、ますた様も読まれていたのですね。
なかなか面白い本でした。
図書館で借りたので返してそれっきりではありますが。
印象に残る本は結構覚えているものですよね

08時すぎに もうすぐ北風 さんから

2010/12/12(日) | URL | #-

2010/12/12 - ■■■

 そうですね、今、手元に無くても、印象深い本は覚えている気がします。特に、若い頃に読んだ本にその傾向が強い気がします。(歳のせいかも知れませんが・・・)

09時すぎに ますた さんから

2010/12/12(日) | URL | #-

2010/12/12 - ■■■

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