2010/12
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[ #250 ]

雑考48  留守番電話

 ハード(機器)を表す言葉としての”留守番電話”という言葉は、既に廃語と成り果てた気がします。
 昨今では携帯電話の留守番電話機能、あるいは固定電話の留守番電話機能とした意味に取って代わられた様に思われます。


 閑話休題、電話機等の通信手段の発達が人のコミニュケーションの在り方に少なからぬ変化をもたらしたのは確かな気がしております。
 特に携帯電話の普及、またその携帯電話へのメール機能の搭載等が特に大きな影響を与えた気が・・・。
 ただ私個人としては、初めて留守番電話に遭遇した時の印象が、最も印象に強く残っているのです。


 どういう事か・・・。

 若い頃、人様の家に電話を掛ける場合・・・。
 呼び出し音がしばらく鳴る(当時の一般家庭の電話、玄関に一台だけだったので、相手が出るまで結構時間がかかる)、その後電話が繋がる。そこで徐(おもむろ)に・・・。
 「もしもし・・・、○○様のお宅でしょうか?私、××と申す者で御座いますが、△△様はご在宅でしょうか?」
 と話すのですが・・・・。

 この時受話器から、「ただ今、留守にしております、御用の方は・・・・・・」のメッセージを初めて聞いた時の衝撃・・・。
 何だか、街で知人と思って話しかけてた相手が、実はマネキンだった時の恥ずかしさと言うか、そうした姿を人前に晒してしまった恥ずかしさと言うか・・・(電話を掛けるとき、周りに人はあまり居ませんが・・・)。

 電話の向こうの他者に集中していた意識が、いきなり自分、それも無様な自分に向く恥ずかしさと言うべきか・・・。とにかく苦手でした。
 昨今の様に携帯電話だとそうでも無いのですが・・・(何となく、呼び出しの長さで予想出来るせいでしょうか?)。


 とは言いながら私自身、携帯電話にしろ固定電話にしろ、しっかり留守電機能をセットしているのも事実。特に自宅の電話は完全に居留守番電話ですね。営業電話ばかりですから・・・。
 しかし、あの自宅への営業(押し売り?)電話、何とか成らないですかね?お願いですから私の時間を盗まないで下さいとな、想いますよね。


 相も変わらず色々と詰らない事を書いてしまいましたが、どちらにしろ携帯電話等の普及により個対個のコミニュケーションが主体となり、不特定の他者とのコミニュケーションの作法の様な物が衰退している様に想えます(実際には、コミニュケーションのあり方を決定的に壊してしまったのは、TVだといえる気もしますが)。

 更に今後はネット、フェイスブック、新世代携帯・・・。
 果たしてどうなるやら・・・。

 何はとまれ私はバーテンダーですので、対面のコミニュケーションの世界に生きておりますが、これも日々難しくなっていくのかも知れません。


 どちらにしろ、他者とのコミニュケーションという事に付いて、たまには深く考えてみたいと想います。
 人間は社会的生き物でしょうから。また、複雑な言葉を駆使したコミニュケーションこそが、人を人たらしめている気もしますから・・・・。

 ますた

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まったく、そのとおりです。
「留守にしております、御用の方は・・・・・・」
ぴー........................こっそり静かに受話器を下ろす私でありました。
何十年も、留守電案内にでっくわすと、そら恥ずかしくも恐ろしく、話したことがありませんでしたよ。
だって、マネキンに向かって話せと言われても.................
録音入れるようになったのは、ここ数年からですわ(笑)。
そうです。携帯で慣れたのです。


14時すぎに もうすぐ北風 さんから

2010/12/19(日) | URL | #-

2010/12/19 - ■■■

 私は、未だにメッセージを残す事が苦手です。と、いうより、電話で話す事、それ自体がかなり苦手です。重ねていえば、電子メールも少々苦手です・・・。
 何処か、人嫌いなのかも知れません。
 しかし、人嫌いのバーテンダーってのも・・・。(苦笑)

11時すぎに ますた さんから

2010/12/20(月) | URL | #-

2010/12/20 - ■■■

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