2010/12
22
[ #251 ]

文学部唯野教授  筒井康孝

           文学部唯野教授

 文学部唯野教授  筒井康孝  1990・01
 ジャンル 小説



 著名なる本ですので私が書く事も無いのでしょうが・・・、好きな本です。

 目次からして印象批評~新批評~ロシア・フォルマリズム~現象学~解釈学~受容理論~記号論~構造主義~ポスト構造主義、ですからね~。惹かれます。
 そして内容の速度感、博覧強記ぶり、批評精神・・・等々、もう流石、筒井康孝って感じの本です。

 筒井康孝氏の作品、多岐のジャンルに渡っていると思いますが、やはりらしいのは批判精神に溢れるパロディー?小説群だろうと想うのです。
 この小説で大学というシステムや学者を笑い飛ばし、”最後の喫煙者”では禁煙ファッショを笑い飛ばし、”銀嶺の果て”では老人問題とその周辺を皮肉り、”巨船ベラス・レトラス”では出版会を皮肉り・・・。
 パンクと言うか、ロックと言うか・・・。関西人の血ですかね・・・。

 どちらにしろ、こうした作者や作品を楽しめる人が多いのは、良い事の様な気がしますね。
 そうした意味でも、彼を一時断筆に追い込んだ時代と言うか、その空気と言うか(マスコミの所為も有るのかも知れませんが・・・)・・・・・面白く無いと感じますね・・・。


 それはそれてして、お気に入りの一冊です。
 
 ところで昨今の学生さん、こんな本、読んでいるのでしょうかね・・・?

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