2012/01
14
[ #357 ]

お酒全般のはなし

 今年からこのブログ、何を書こうか?等と思っていたのですが、折角なので少しはバーテンダーらしくお酒の話を思いつくまま少々綴ってみようかと思います。自身の備忘録も兼ねてといったところです。 

 一回目はお酒という物全般について徒然に・・・。


 基本的に、酒全般(その周辺も含め)が好きでバテンダーをしている面もある訳ですが、あらためて酒や酒の魅力とは?等と考えてみますと、これが中々一言では言い表し辛いのです、がそれを覚悟の上少しばかり・・・。



 先ず酒とは代表的”嗜好品”であると言うのが、比較的やり易い定義付けに想えます。

 他に煙草、茶、近代ではコーヒー辺りが代表的嗜好品と言えそうですが、その歴史や生み出した文化、人々の生活に与えた影響等々考えますと、やはり酒が最も偉大な嗜好品と言えそうです。
 酒の魅力とは嗜好品の魅力なのかも知れません・・・。


 では人類、いったい何時頃から意識的に酒を造り、飲むように成ったのか?
 完全に正確な事は解らないでしょうし証明の仕様も無い。また個人的には知りたいとも想いません。

 どちらかといいますと何故?何時頃?人が”酒”という嗜好品が必要とする様に成ったのか?この方に私の興味は向きます。
 勿論こんな事を証明する事も難しいですし私にはそのような能力も無いので、単なる言いたい放題ですが・・・・。


 それは人類がある程度定住的な生活を営み始めた事に拠るのではと想えて成りません。
 更に言えば、その定住に拠り生まれた村に成人した雄が残り始めた事に拠りそうな気がします。

 本来雄は自分の遺伝子を残すため、他の雄と命がけの争いをするという本能が備わっているのでしょうが、村の中では絶えずそうした争いをする訳にもいかず、その本能を理性で押さえなければ成らない事態が生み出された事に有る様に想えまるのです。

 この理性と本能の対立こそが、それこそストレスの原初では無いかと思うわけでして、そこで酒は基本的に麻痺剤(ダウナー)。故に理性を適度に麻痺させストレスを軽減する。
 そうした事に依り、抗ストレス剤としての嗜好品である酒を必要とする状況が生まれたと。
 (ボノボはフリーセックスと言う方法論等で、雄同士の争いを軽減した様ですが・・・)

 またそうした状況は雄の本能を開放する時期、詰まり祭(ハレ)をも生みだす。
 その時には理性を少し抑え、本能を開放する為の触媒としての酒・・・。
 酒と祭の親和性は、当初からあったのでしょう・・・。

 更に抗ストレス剤以外にも嗜好品には重要な要素が有る様にも想えます。
 それはコミニュケーションをする上で生み出される緊張に対抗するツールとしての嗜好品。

 生き物、特に雄にとって一番意識するのは同種の雄の様な気がします。
 そうした他の個体と面と向かって対峙しなければならない場面。
 これをスムーズに行う為のツールとしての嗜好品。

 酒、煙草、茶。
 正にそうした使い方をされて来た様に想えます。
 他人の家を訪ねた場合に出される物ですよね。
 (また神とのコミニュケーションツールとしての酒って面も・・・)

 理性を緩め本音を見せ合う為の酒。
 平静を保つための煙草。
 理性を眠らせない茶(カフェイン)。

 また、そこから多くの小道具や装飾品等を生み出すのも、嗜好品かも知れません。
 
 
 このコミニュケーション。あるいは他者との係わり。社交。
 これを円滑にする嗜好品の力。実はこれが人類の文化を発達させた影の力の様にも想えます。


 最近は酒も煙草も嫌われ者になりつつ有る気がします。
 確かに現代の様に先ず自己主張が肯定され、訴訟、争い、ディベートが肯定される世の中では酒・煙草といった嗜好品も必要とされないのかも知れません。

 ただ、男女同権が声高に言われ女性の社会進出が増す中で、女性の喫煙率、飲酒率が上昇しているのも確か。
 (確か我が国の20代の飲酒率は2008に男女逆転した様に記憶しております)

 やはり社会人として、あるいは大人として振舞う努力にはそれなりのストレスと、嗜好品が付いて廻るのでしょう。


 勿論抗ストレス剤。詰まりは薬物、ダウナーとしてのみ酒と付き合うは如何な物かとは想います。昔のエジプトの小話の如く。

 「何故、そんなに飲むのだ?」
 「忘れるためさ」
 「何を忘れたいのだ?」
 「・・・・。忘れたよ、そんな事は・・・」

 と成っても不味いですし・・・・。

 しかしそうした面も含め、酒、及びその周辺、興味は尽きないです。

 ますた

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