2012/08
25
[ #416 ]

瀬戸田

 先日、瀬戸田を訪れてみました。
 近所の割には訪れる機会が無く、約二十年振り・・・。

 R185を海岸沿いに走り、須波港からフェリーを利用。
 途中驚いたのは、幸崎の能地の漁港が跡形も無く埋め立てられていたこと。
 能地と言えば尾道の吉和地区や豊島と同じく家船の巣。瀬戸内の漁業集落として著名な場所ですが・・・。
 時代ですかね・・・・。


 閑話休題、何はとまれフェリーで沢港に上陸。

 フェリー


 瀬戸田町(生口島)、見所は色々と有りますが今回はこれに惹かれて訪問。

 美術館

 平山郁夫美術館特別展示「海のシルクロードと瀬戸内の文化」。興味を引かれるタイトルなのです・・・。


 拝見させて頂きますと・・・、。タイトルに関連しそうな画伯の絵の展示。

 私としては文化人類学、あるいは歴史学・社会学的展示かと勝手に思い込んでおりました故、少々肩透かし。
 (冷静に考えれば美術館の展示ですからねぇ~)
 

 しかし、それはそれとして画伯の絵の方向性の成り立ちが理解出来る展示でした。
 (瀬戸内の風除港に生まれ海と船を観て育ち、大戦中に思春期を過ごし広島で被爆・・・、といった体験や成長過程・・・・・)


 その後、瀬戸田の商店街周辺を少し散策。

 商店街


 雰囲気の有る商店街です。昭和30年代で時間が止まっている様です。
 
 そのまま瀬戸田港辺りまでフラフラと散歩。


 この辺りは瀬戸内の港町、当然昔は色町の空気が漂っていた場所の筈です。
 (確か、昭和初期に妓楼が7軒だったか?)

 古い商家に混じって雰囲気のある建物もちらほら・・・。
 例えば

 さざなみ スナック 三角 住之江旅館裏 好み 住之江旅館

 (瀬戸田に限らず瀬戸内のそこそこの港町、昔はほぼ何処でも遊女屋は存在していた様ですし、そうした物です。)



 其れはさておき、瀬戸田の名所と言えば・・・。

 戦後では、やはり”耕三寺”ではないでしょうか。


 しかしこれが訪れた記憶が無いのです。(もしかしたら記憶が欠落しているだけか?とも想ったり・・・)
 物心が付いてからは、余りの著名さに少々避けていた気もします。(また、近代に建てられた物でしょ?なんて思いもあり・・・)

 でもやはり一度は観て置かないとと訪れてみました。


 予想以上に良かったです。
 孝養門なんて、ホント吃驚です。

 孝養門

 日光東照宮の陽明門をそのまま写して建立された物との事ですが、見事です。

 各伽藍に収蔵されております仏像等も素晴らしい物が有りますし。
 正式名称は耕三寺博物館となっていますので博物館登録なのでしょう。
 確かに博物館的要素も強いですが、それ以上に”仏教テーマパーク”といった印象です。

 
 宗教とテーマパークの組み合わせって?と、いう意見も有りそうですが・・・。
 江戸時代、日本各地の神社仏閣は一大観光地であり、遊び場であり、テーマパークであり、門前町は盛り場でも有った訳で・・・。

 また現代でも世界各地の寺院・教会等、地域の重要な観光地資源となっていますしね。
 デ○〇ニーランドだって、”アメリカ文明万歳教”という宗教のテーマパークとも言えそうですし・・・(笑)。


 それはさて置き耕三寺、良かったですね。
 ”潮聲閣”なんて建物もありますし。

 潮セイ閣

 耕三和上がご母堂の為に昭和2年に建築された建物との事ですが、当時流行の洋館建築と書院造りの和建築の複合の建物で、恐ろしく手が込んでいます。
 先日、萩で訪れて伊藤博文邸と近い時期の物ですが、この頃(明治末から昭和初期)の建築物、少々惹かれます。


 更に金剛館という建物(博物館)もあり盛り沢山です。

 今回の企画展示はこれ。


 金剛館展示

 「もののけが蠢く百鬼夜行の世界&もののふが輝く源平合戦の世界」

 これも楽しませて頂きました。

 金剛館の書士の方にお聞きしたところ、耕三寺、昭和29年に某観光組合の人気観光地投票の一位を獲得されたとか・・・。
 実際訪れてみみますと、それも納得できる気がしました。


 瀬戸田町、季節を選んで再訪したいですね(蓮の花の咲き乱れる時期とか)(今回は一寸暑過ぎましたので)。

 (向上寺、シトラスパーク、中野集落等、興味惹かれる場所も多いですし・・・)
 

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