2012/11
09
[ #436 ]

大分県

 例年この時期は年末営業に備え気力・体力の回復を図ると同時に見聞を深める為・・・等と称し(嘯き?)小旅行に出かけることが多いのですが、今年もドライブがてら出掛けて来ました。


 向かった先は大分県。

 色々と興味を惹かれるものが物が多くありまして・・・。

 先ず目指しましたのは、中津から国道212で耶馬渓辺りをドライブ・・・。
 紅葉を愛でる事が出来れば・・・、という算段。


 しかし紅葉には少々早かった様子・・・。また、紅葉と言うよりは黄葉と言いたいような植生に思えました。
 それ以上に気に成りましたのが、この夏の豪雨被害。
 いたる所で河岸が崩れ、橋が壊れ・・・・。国道も復旧工事の片側交互通行が多数。
 痛々しさに眼を奪われのんびりと紅葉を愛でるという気分には成れなかったです。


 そうして”日田市”に到着。

 先ず探したのが「洋酒博物館」と言う場所。此処が第一目的。

 これが、手元に有った少し古めのガイド本を頼りに探しますとわかり辛く・・・。更に漸く到着致しますと、責任者の方は13時にならないといらっしゃらないとか・・・。

 で、何はとまれ先に日田市の豆田地区の街並みを散策・・・。


 思った以上に雰囲気の有る街並み。嬉しいです。

 先ず目指したのはこちら・・・。

 旧・豆田見番

 旧・豆田見番の建物。
 古いガイド本では、豆田見番資料館となっていましたが現在は閉鎖中、建物ばかりが残るばかり。色町・花街的な物を観光資源とするのはやはり難しい面が有るのかも知れません・・・。

 しかし、隣にはこんな建物も・・・。

 洋館建築

 見事な洋館建築。こうした建物も惹かれます・・・。


 感じの良い中庭のある蕎麦屋さんで昼食の後、薫長酒造の資料館や日本丸館を見学させていただきまして。

 薫長酒造 薫長酒造  日本丸館 日本丸館の展示物

 日本丸館の特別展示は当主の金婚式のしつらえだそうですが、この写真の器、幅が4尺も有りそうな物で、鯛の姿造りを盛るための物だそうですが・・・。
 山奥に有る日田市に、この器に似合う鯛を取り寄せていたという事なのでしょうね・・・。



 そうこうしているうちに13時を過ぎまして、再び洋酒博物館に行き責任者の方にお会いいたしますと・・・。

 「博物館、1年半ほど前に市内に移転したのですよ」とのお話・・・・。

 何とまぁ! (チャンと下調べしとけよって事ですね・・・、それより、そろそろカーナビを買うべきか・・・?)

 後悔しても仕方ないので、パンフレットを戴き、丁寧に道順も教えていただき、いよいよ待望の博物館へ・・・。


 洋酒博物館


 内に入りますと・・・。


 私の様な職業、また洋酒好きと致しましては唯々嬉しいの一言です。

 古い劇場の建物を改装した内部に洋酒の瓶が数え切れないほど、更に洋酒関連のノベルティー・グッズは更に多量に。スペースの中央には昔のニッカ九州工場のスティル・ポットが鎮座しています。

 大正期のガラス窓の嵌った引き戸を挟んだスペースには、日田杉のカウンターを使ったBARスペース。
 反対側の裏手には劇場時代の楽屋が3部屋残されてあるそうで、この博物館スペースを使ってライブが行われる事もあるそうで・・・。


 全体的に、カジュアルなアメリカ的空気を感じます。
 実は私、アメリカ的カジュアルなBAR、少し苦手なのですがこの空間は最高です。

 兎に角オーナーの洋酒に対する愛情が空間全体に溢れています。
 日本の財産と言いたいですね。

 確かに個人の方がされている博物館なので、公共の物に比べると収蔵品の管理とかコンディションの面で問題も有るやも知れませんが、それも雰囲気!

 兎に角洋酒好き、BAR好きの方は1度訪れられると良いですよ。

 博物館内部  併設のBAR



 時間の都合でゆっくり出来なかったですが日田の町、他にも焼酎のいいちこの資料館、サッポロビールの日田工場のビジターハウス何て物も有りますし。豆田の街並みも近世からの連続性を感じさせられる空間。
 機会が有れば、日田泊でゆっくりと再訪したいですね。



 そこから、宿泊地に移動・・・。

 由布岳

 湯布院です。


 ホテルに入る前に少しばかり街中を散策。湯の坪街道は人・人・人。まあ紅葉シーズンですし(ホテルの方にお聞きしますと、それでも少ないそうです)・・・。
 
 ホテルでは早々にダウン、運転しっぱなし、歩きっぱなしでしたから・・・。
 因みに大浴場の湯はアルカリ単純泉、例のヌルヌル感のしっかりと有る良いお湯でした・・・。


 
 明けて翌日、先ず向かったのは”岩下コレクション”。
 此処も個人の博物館。1階は昭和の物品が色々、2階にはオートバイのコレクションがあります。
 当然私の目的は2階。

 岩下コレクション  ドカティ試作V4エンジン こんな感じです。

 此処も洋酒博物館同様に個人コレクションという事でゆるい感じの展示ですが、50年代の国産車(4大メーカーに統合前)が多数展示して在ります。外国車も興味深い物が多いです。写真のドカティ等・・・。

 オートバイ好きにはたまりません。
 
 また湯布院の街中には自動車博物館なんて物も。

 大分の方、古い物を捨てられない(大事にされる・収集される)方が多いのですかね?



 湯布院で買い物街や紅葉、喫茶店等を楽しませていただいた後、海岸線に移動・・・。

 車を止めたのは此処。

 かんたん遊郭路地  かんたん妓楼建築

 大分のかんたん遊郭の跡です。(ついに私の趣味全開です)


 古い妓楼建築が数軒残っていて、昔の名残を留めています。



 更に其処から別府市の浜脇地区に移動。

 此処は有る程度再開発も進んでいますが、1丁目2丁目辺りに”らしい”建物が残っています。

 訪れた時は調度 ”別府現代芸術フェスティバル2012「混浴温泉世界」” というイベントが開催中、浜脇地区も会場の一つになっていまして、その展示の一つ「浜脇の長屋」という展示を訪れる事に・・・。(此処が浜脇地区の受付にもなって居る様で・・・)

 こんな展示でした。

 混浴温泉世界PROJECT01 浜脇の長屋

 古い長屋を再生しアート空間として有ります。他に古い貸席(遊女屋)の建物を再生した展示も・・・。

 またこの受付で、古いゼンリンの住宅地図のコピーを見せていただいたりもしました。
 (因みにゼンリン、大分県が発祥だそうです)
 当時の貸席等の場所がしっかりと記載されていました(コピーして貰えば良かったな)。


 しかしこのプロジェクト、他にも元ストリップ劇場を使ったりと、別府の色町の面も隠さない感じですね。

 また浜脇のクアハウスの中庭にはこんな掲示も・・・。

 看板


 残っていた建物はこんな感じ・・・。

 浜脇妓楼建築  浜脇2丁目辺り  カフェー建築


 結構満足しまさたので、其処から車であえて細い路地裏を通ってホテルの駐車場へ・・・。

 別府、古い建物がかなり残っています。
 古い木造3階建てや路地裏に惹かれる私としては、別府の町はそのまま博物館と言いますか、天国ですな・・。
 兎に角別府の町、雰囲気です。明治末から大正・昭和にかけ賑った、近代歓楽地の空気が感じられます。

 その手の建物を一々写真に納めるのも辛く。(20年近く前のオンボロデジカメでは、また儘ならず・・)


 しいて挙げれば・・・・

 のれん  旧・貸席、鈴屋の暖簾。

 建物は

 旧・貸席鈴屋 現在はcafeとして営業。
 

 勿論、別府にも再開発は訪れているようで、この建物も近々取り壊しとか・・・。

 不老泉

 公共温泉、不老泉。跡には商工会議所の建物が建つとか・・・・。



 で温泉は?といいますと・・・。
 夜は街を散歩の後、BARで少し飲み早めに就寝。次の日早起きしてこちらで・・・。

 竹瓦温泉

 良いお風呂でした。



 更に次の日は熊野磨崖仏~豊後高田の街並み~宇佐神宮経由で帰投・・・・。
 少し開店時間を遅くしてしまいました・・・、申し訳無い。
 

 しかし体力の回復と言うよりは、体力を消耗しに行った感じですね・・・・。
 

 ますた 
 

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