2013/01
18
[ #456 ]

映画「立川談志」

 気に成っていた映画を1本観て来ました。


 映画「立川談志」。
 一昨年逝去されました落語家、立川談志師匠の映画です。

 昔から気になっていました落語家さんの一人ですが、生前、生の高座を観る機会も無く、また最近では高座がTVで流れる事も無く。それが最近、かの方の映画が作成された聞き及び何はとまれ出かけて行ったと言う訳です。

 東京、大阪では昨年の内に上映されたという事ですが、地方の広島では今週辺りからの封切でした。


 感想は、非常に良い印象。
 立川談志という人間の為した事、為したかった事と言うものが非常に判りやすく描かれた映画と想えます。


 一般に立川談志という落語家に対し”論理的な落語を語る落語家”という評価がされていた面も在った様に想いますし、また私もそう思い込んでいた面も有りましたが、映画を観ますとそれはかなり違った認識で有った事が判りました。
 例えば良く聴きに行かせていただく文珍師匠や、故枝雀師匠等も、”笑い”或は”落語”に対し論理的アプローチをされる落語家という印象ですが、それとは全く異なった人である、といった印象です。

 
 たいして落語を知らない私がこんな事を書くのも如何な物かとも想いますが、それを承知で敢て記せば、戦後という時代(50年代~70年代)が生んだ落語家、或はその時代の空気を色濃く纏った落語家という印象。

 その時代がどういった時代で有ったのか?というと意見は色々と有りそうですが、少なくとも80年以降に比すれば、思想とか主義とか哲学等々といった物(自ら意味を考える事)が未だそれなりの意味、影響力を持っていた時代の様にも想えます。

 そういった意味で立川談志という落語家、落語という存在自体、或はその意味を考えた続けた落語家であったという印象が残りました。

 勿論、考える事=論理的に成らざるを得ないわけで、そうした意味では、やはり論理的に落語にアプローチをされた落語家といえそうにも想えます。 


 そういえば先日、映画監督の大島渚氏逝去の報がニュースで流れておりましたが、昭和の時代を体現する著名人が又一人亡くなられたのですね。

 当然ですが、時代は流れて行くのですね。


 昭和の時代を体現した落語家(本人はそうした評価は喜ばれないようにも感じますが)”立川談志”を描いた映画、という印象でした。

 

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