2013/01
21
[ #457 ]

Amalia RODRIGUES

 バカナリヤではJAZZを流す事が多いのですが、たまには違うジャンルのCDを流すこともあります。
 という事で今回はJAZZ以外のジャンルから・・・。

         amalia rodorigues

   「THE ART OF Amalia RODRIGUES」



 Fadoの女王、アマリア=ロドリゲスのベストアルバムです。

 以前、少し書いた事も有りますが、”Fado”とはポルトガルの民族歌謡です。

 Fado。大きく分けてコインブラ周辺(北部寄り)の男性ヴォーカルの物と、リスボン周辺の女性ヴォーカル主体の物とに分別出来ると想えるのですが、アマリア=ロドリゲス、女性ヴォーカルという事で当然後者。


 基々Fadoという音楽、レコンキスタの終わり頃にポルトガル北部周辺で誕生し(教会、或は大学の聖歌隊の流れを汲むなんて話も有ります)。当時は基本的に男性ヴォーカルだった物が、19世紀、リスボン周辺で女性が歌った物が人気を博すようになり(マリア=セヴェラ等)、盛んに歌われる様になった物だそうです。

 私個人としては、コインブラ系のFadoは少し伝統的。リスボン系のFadoは、それに比べロマ(ジプシー)音楽の影響も強そうに想え、やや大衆歌謡的に想えます。
 (まあ、ヨーロッパの民族的大衆歌謡って、何処かしらロマ音楽の影響下に有りそうにも思えますが)
 
 で、アマリア=ロドリゲスはそのリスボン系のFadoの最も著名な歌い手、ポルトガル大衆歌謡の女王といった存在です。

 言ってみれば、ポルトガルの美空ひばり?的存在ですかね。

 その歌声の圧倒的存在感、恵まれているとは言えない出自、権力者との関係をマスコミから叩かれたり・・・、といった部分も似ているかも知れません。


 閑話休題、このCD。個人的にお気に入りでたまに店でも流したくなるのですが、アマリア=ロドリゲスの歌声の圧倒的存在感(それ故に第一人者たり得たのでしょうが)、又Fado自体が持つ曲調等に拠り、店の空気自体変わってしまいそうにさえ想えます。
 店がポルトガルの場末のバルになる様な?(一寸大げさですが・・・)

 しかし、それでもたまに流したくなる、そんなアルバムです。

 ますた
 

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