2013/04
05
[ #480 ]

EDITH PIAF

 アマーリア ~ ひばり ~ ビリー=ホリデー と続けますと次はどうしても・・・、

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 EDITH PIAF 
 



 エディット=ピアフ。 ごく一般的ベスト盤です・・・。

 何年か前にドキュメンタリータッチの映画も製作され、観に行きました。


 この50年代という時代、各国を代表するような大衆歌謡の女王といった人が存在し、またその知名度、歌われる楽曲の浸透具合も相当に高い時代であった様に想われます。

 最近は結構売れている歌手でも、興味の無い人には殆ど知られてなかったりします物ね。
 (特に私は殆どTVの歌番組を見ない所為か、名前・顔・楽曲が一致する最近の歌い手さんが殆どいません・・・。)

 当時の社会情勢にも因るのでしょうが(例えば人が耳にする音楽ソースの殆どが、ラジオとレコードという時代で有ったとか・・・)、音楽に限らずその後の時代は、物(商品)に対する人々の価値観が多様化した時代になり、世界的知名度の”スター”という物も誕生できなくなったのでしょうね。
 (そうした意味で世界的知名度を有する最後のミュージシャンはビートルズですかね?或いはM=ジャクソン?)



 閑話休題、ピアフですが、当時からビリー=ホリデーと比較されたりもされる存在であった様にも思えます。

 2人ともある種の暗さ、哀愁といった物を感じさせる存在ですし、歌声ですし。同じ1915年生まれという事もあったのかも知れません。
 また共にアメリカ、フランスという所謂”自由”を標榜する国の代表的女性シンガーでもありますしね。

 しかし、この二人の歌唱から受ける印象はずいぶんと異なります。
 勿論ジャズ、シャンソン(フランス大衆歌謡)という違いが有りますので、当然といえば当然なのですが。


 私がピアフのCDを聞いて受ける印象というのは、一言、「切迫感」ですね。

 特に彼女の代表曲の一つでもあります「LA VIE EN ROSE」(邦題、バラ色の人生)、特にその印象が強いです。

 この曲、多くの人がカヴァーもしている曲ですが・・・。

 例えば・・・、サッチモ等の歌声で聞きますと、確かにある種の哀愁という物もありますが、歌詞の内容のように、(辛い日々だけど?)あなたが私の側にいるから、私の人生はバラ色・・・。と聞こえるのです・・・。
 これがピアフの歌唱で聞きますと、あなたがいなくなると私は手首を切りますよ・・・、といった感じに聞こえてしまうのです。  (笑)
 (曲自体が第二次大戦中の暗い時代に作られた物という事も有るのかも知れませんが・・・。)


 もしかするとこの切迫感こそがピアフの最大の個性かも知れませんし、またフランスの自由がもたらした物なのか?等と想ってしまいます。

 ビリー=ホリディも、色々と幸福とはいえない幼少期を過ごした様ですし、ピアフも娼家で育つとか、失明の体験が有るとか幸福とはいえない幼少期をすごした様ですが・・・・。

 私の勝手な想像(妄想)ですが・・・。

 ビリー=ホリディの場合、その原因を肌の色に起因する物と転化出来る訳ですが、ピアフの場合には、それは出来にくいのでは?等と想ったりします。

 つまり、現在の自分の有り様は、全て自らに由すると想わざるを得ない、と言いますか。

 この辺りがもしかするとピアフの切迫感、或いは自由の国フランスの空気の一つなのか?と想ったりもする訳です(サガンにも有りそうな・・・)。

 相変わらずの戯言です。
 

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