2013/05
14
[ #492 ]

CHARLIE PARKER

 前回ピアフの歌声に切迫感を感じると書きましたが、この演奏にも切迫感を感じます。

            parkar.jpg

 CHARLIE PARKER  「at BIRDLAND and CAFE SOCIETY」



 言わずと知れたモダンジャズ  ビ バップ の創始者チャーリー・パーカー。

 このCD、前半の5曲が1952年終わり頃のバードランドでの演奏、後半が1950年のカフェソサイエティーの演奏ですので、晩年のライブ演奏です。
 それ故かジャケットの彼の姿もかなりくたびれている印象を受けます。聞いた話では34歳で亡くなった時には、一見60代に見えたとか。
 アルコールやドラッグはそうした状況をもたらし易い様です。
 また、目つきもかなり怪しく見受けられます。


 またこのCD、それこそ BIRD in BIRDLAND。
 彼の名を冠したジャズクラブ”バードランド”で彼が演奏しているCDなのです、が、このバードランド、彼の名を冠してオープンした割には、彼には名前の使用料その他一銭も支払われていないとか。この辺りにも当時彼の置かれていた立場を斟酌出来そうです。
 重ねて言えば、当時米国における黒人ジャズミュージシャンの置かれていた立場、状況が推し量れる気がします。(米国というと、やたら著作権等に対して五月蝿い印象が有りますが、有色人種はその範疇に入らないのかも知れません)(また故にこの当時から、ヨーロッパで活動する黒人ジャズミュージシャンも出てくるのでしょう・・・)


 閑話休題、収録されております演奏ですが、晩年という事も有るのかやはりある種の切迫感を感じてしまいます。

 何故かそうした印象を受けるのか?
 想うにチャリー・パーカーの演奏、凄く(実際以上に)早く感じるのです、コードの変化もやたら頻繁ですし。
 もしかしたら彼は他者に比べ少しばかり体内時計が早く動いているのでは?等と思わされます。

 またもう一つ、正規のタイミング、バックの演奏に比べほんの僅かですが、早め早めに音を出している様に聞こえます。この早目はやめのタイミングの演奏が、ある種急かされている印象を聞き手(私に)与えるのかも知れません。
 この少しばかり聞き手を急かす感じ、これが切迫感を与える印象に繋がっている様に思えます。

 
 事実チャーリー・パーカー、若くしてジャズの第一人者となり34歳で他界する訳ですから、正に生き急いだ人生、切迫感を持った人生であったのかも知れません。

 (彼の事を描いた”BIRD”という映画では、子供のような素直さを持ち続けた人間という見方で描いている印象でしたが・・・、その辺りはアル中由来の物とも思える気もします・・・)


 相変わらずの言いたい放題、申し訳ない。

  

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