2013/11
15
[ #556 ]

SEX PISTOLS

 60年代後半~70年代に流行ったフリージャズであるとか、フォークソングやロック。ある面”怒れる若者の叫び”といった要素もありそう・・・、といった様な事を書きましたが、怒れる若者と言えばやはり”パンク”といった言葉が連想される訳でして。

       pistols.jpg

 SEX PISTOLS  「Best Of SEX PISTOLS」

 

 バカナリヤのCDチェンジャーには、こんなCDも入っていたり・・・。


 ピストルズ或いは、パンク。様々なイメージが付着していて(それこそ怒れる若者とか、単なる”餓鬼”とか)、それが先行している気もします、が、ではパンクはどの様に誕生したのか?


 元来19世紀以前の西洋音楽は、民族音楽を除けば現代で言われるところのクラッシクといった物が殆どだったと思われます。このクラッシク音楽、教会音楽~18世紀には貴族の音楽~19世紀辺りでは金持ちの音楽、といったイメージが付いていた気がします(オーケストラを編成・維持するなんて膨大な資金が必要ですし)。
 また音楽ジャンルとしても成熟し、聞き手にもそれなりの知識、演奏者には高度なテクニックが求められる様になり・・・。
 そこで、もっと自由で新しい庶民の音楽として20世紀にアメリカで誕生したのが、ジャズ。

 しかしそのジャズも戦後にモダンジャズが生まれ、アメリカの音楽芸術といった視点も持たされるようになり、ジャンルとしても成熟し。詰まりは聞き手にも奏者にもそれなりの音楽理論なり技術が要求される面が強く出てくる。

 そこで50年代より自由な音楽として誕生したのが、ロックンロール、後のロック。

 しかし結局このロックも70年前後から商業主義に取り込まれ・・・、またジミヘンの登場~ハードロック~さらにはプログレと高度な演奏技術全盛となり(そうした面ではウッドストック辺りが転機かな?)・・・。


 そうした状況の中、東海岸辺りで、演奏技術や高額な機材が無くても演って良い音楽として誕生したのがラップであり、もう一つが後にロンドンでブレークしたパンクである・・・・と。

 その(当時の社会情勢を考えると”黄昏の”)ロンドンでのブレークの中心がこの”ピストルズ”となる訳で・・・。

  
 そうした背景故かピストルズ。高度な演奏技術や演奏理論も無く(確かにシド・ヴィシャスは弾けそうにないですが 笑 )、アンチ商業主義、反社会的・・・、といったイメージがついてまわる気がします。

 しかし現実にはそうでもなさそうです。確か”ジョン・サイモン・リッチー”も「みんなはどう思っているかは知らないが僕はシド・ヴィシャスを演じているだけなんだ」といった意味の事を言っていた記憶が有りますし、ジョニー・ロットンも後の本名のジョン・ライドンで「PIL」なんてユニットをやったりで、それなりの音楽理論ももちあわせていた様な・・・・。
 またもともとピストルズ、マネージャーのマルコム・マクラレンが一儲けを考えて作った物であり、反商業主義でも無いのでは・・・?とか。


 等と面倒くさい事を長々書きましたが、実はそうしたことはどうでも良い気がします。

 私自身ラップとかパンクといったジャンルの音楽は少々苦手なのですが、このピストルズにはなぜか惹かれるのです。
 その音故か?イメージ故か?

 兎に角、格好良い?

 何処が?
 シンプルな音もそうですが、なんと言いますか全体的に”制御された反抗心”と言いますか。”無頼な感じ”と言いますか。
 特にジョニー・ロットン。結構、自己制御しつつ無茶をしている感じを受けます。
 この辺りに惹かれるのかも知れません。

 

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