2008/11
26
[ #6 ]

 雑考 1 バカナリヤ

 バカナリヤって何という意味ですか? しばしばお客様に聞かれます。

 確かに、あまり一般的な単語では無いですよね?





 そこで、ランダムハウス英和辞書を開いてみますと・・・。
 Bac・cha・na・li・a 1、(古代ローマの)バッカス祭 2、痛飲乱舞の大酒宴、お祭り騒ぎ ◇Titian作の絵画  なんて、載ってます。

 で、拙店の名前なのですが、◇~を第一に、1~を第二に、その他の意を第三に、などとずうずうしく付けてます。  そうなると、最初の◇~、Titian作の絵画って何ぞや?って話になりますよね。


 Titianといいますのは16世紀の頭頃を中心に活躍した、イタリア、ルネッサンス期のヴェネチア派の画家、ティッツァーノの英名で彼が1520年代頭に描いた絵に Bacchanaliaという題名のものが有ります。(残念乍、ナマで見た事は未だ有りません、どうやら、マドリッドのプラド美術館に在るらしいのですが・・・。スペインに行ったとき無理しても観ておくべきでしたね。後の祭り。)
 画集等で見ますとこれが中々意味深く・・・。中央にバッカスとおぼしき男性が酒盃片手に回りに女性を侍らせ、(ちょっと大げさか?)自然の中で酒を飲む図、といった雰囲気の絵です。 この絵を見て私は色々考えるのですが、これって、ローマカトリック教会に対する反抗ですよね?(そういえばピカソにもあったかな?)


 もともと、キリスト教って、3世紀に新約聖書が出来て以来、聖書に世の中を合わせる方向に少しずつ動いた面が有ると思うのですが、それを強く行ったのが中世のカトリック教会とも言えるのでは無いでしょうか?
 元々キリスト教も各地の慣習等に少しずつ習合され形を変えた面も有ると思いますが、中世にはある面ヨーロッパという空間に閉じてしまい、非常に禁欲的な世界観を押し付ける方向に動いた気がします。 

 それに対し、聖書の外にも意味は有る、という象徴として、古代ローマが学んだギリシャ、或いはそのアニミズム・哲学・科学に回帰する、利用する、という動きがルネッサンスの意味の様に思います。
 で、ティッツァーノの絵ですが、簡単に言えば、禁欲禁欲っていうけど、飲酒の快楽ってのも、有りでしょ?って絵だと想うのです。 


 で、BARは飲酒の快楽を提供する場、これ以上の名前は無いと付けた訳です。まあ、バッカス祭もいってみれば 酒まつり この街にも似合うかな?なんてね・・・。

  
 後もう一つ、日本語読みで ”馬鹿なりや?” 何も考えず店を始めた自分の馬鹿さ加減に・・・。 また、どうしようもなく飲酒を愛す人たちに愛を込めてということで・・・。


   ますた

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ふむふむ
馬鹿成り也! なるほど、納得。

02時すぎに らくだ さんから

2008/12/07(日) | URL | #-

2008/12/07 - ■■■

らくだ様へ
そうなんです。酒飲みが酔っ払う姿って、下戸からみたら、やっぱり“馬鹿成りや?”

20時すぎに ますた さんから

2008/12/09(火) | URL | #-

2008/12/09 - ■■■

な〜んや
マスターがますた やから
バーカナリヤがバカナリヤ
と思ってました
全然ちゃうやん(涙)

10時すぎに はおっち さんから

2013/08/10(土) | URL | #-

2013/08/10 - ■■■

 はおっち様コメント有難う御座います。そうです私、中々一筋縄ではいかない性格でして・・・。まあ、バーテンダーってこんな者で・・・。
 はおっち様は、女性ライダーとの事。背中のデイパックから、市場で買った、葱とかセロリとか大根の葉っぱを覗かせてカットビ~なんて姿を勝手に想像したり・・・。
 

10時すぎに ますた さんから

2013/08/11(日) | URL | #-

2013/08/11 - ■■■

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