2014/09
21
[ #647 ]

シェリーのはなし 2

 14世紀頃からスペイン南部でワインへの酒精添加が始まりシェリーが誕生したと書きましたが、その後シェリーはどうなったのか?


 その頃からスペインワインの英国への輸出量が増えたとは言われています。
 やはり100年戦争(1337~1453)の関係でしょうね・・・。
 この少し前から英仏の関係が少しづつ悪化し、それまで英国が依存していたフランスワインの入荷が減り始める。(13世紀には英国貴族が飲んでいたワインの7割以上がボルドー産だったとか・・・)
 更に100年戦争でフランスが勝利し英国はボルドー周辺を失う・・・。当然ボルドー産のワインの入荷が激減・・・、その代わりに英国で消費されるのがスペインのヘレス産のワインとなる。

 ではこの当時、スペインから英国に輸出されていたワインがシェリー(アル添したもの)だったのかどうか?というと・・・・良くわからないのですが・・・・。

 勝手な妄想を許してもらえるのであれば、普通の白とアル添物の両方があったのでは?と思うのですよね。この頃の主な輸出港は現在マンサニージャの産地、サンルーカルだった訳で・・・・。

 しかし思えばこの14世紀後半~15世紀はレコンキスタの最中な訳で、もしかすると、このワイン生産が戦争で疲弊したスペイン経済を救ったとか、ワイン輸出で稼いだ金額が戦費ともなったのかも知れないとも思ったり。

 どちらにしろ戦争って壮大な経済生産活動でもある訳で、100年戦争中に大砲や鉄砲が実用化され生産され始めた訳ですし、それが後に大航海時代にヨーロッパ人が世界を植民地化するときの重要な力になるとか・・・。(しかし、ヨーロッパって戦争ばかりしている様な・・・・笑 )

 そして、レコンキスタが終わり大航海時代(原住民からすると植民地化の時代かもしれませんが)へ・・・。 
 ここでシェリー(アル添した白ワイン)は変質に対する強さから重宝され、そうした船に積み込まれて行き、シェリー酒も更に発達して行く。

 そういえば初めて世界一周を達成したマゼランの艦隊。やはり相当量のシェリーを積んでいたそうで・・・(金額ベースで予算の15%以上とか)、シェリーが初めて世界一周した酒とも言われていたり・・・。

 そういえばマゼランは確かポルトガル人、それがスペインの艦隊を率いていたり訳でこの辺り色々と複雑そうです。もしかするとこの辺りマゼランが客死したことの遠因かとも思えたり・・・。

 相変わらず酒の話ではないですね。

 

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