2015/02
22
[ #694 ]

東京自叙伝

 先日お客様が貸して下さった小説なのですがこれが面白かったのです、久々のヒットといいますか。



        東京自叙伝


 「東京自叙伝」  奥泉 光   
  集英社  


 基本的に乱読な私、本なら何でも読むのですが(そういえばビジネス書は読まないか?)、ここのところ”当り!”と思える小説が少なかったのです。しかしこの作品は久々に”当り”。
 もっとも、もしかするとこうした印象を受けたのは初めて読む著者の作品故かも知れません・・・・。
 

 最近でも小説の類、ある程度読んでいますし面白いと思える作品も無いわけではのいのですが、そうした物は多くがお気に入りの作家の物。当然ある種予定調和的になりますので、”やはり面白いよね・・・・”といった感想に落ち着く訳でして。
 それに比し、この作品は初めて読む作家さんの物、余計に印象が強かったのかも知れません。



 閑話休題、この本。

 兎に角、シニカル&軽妙。
 その皮肉なタッチで切る、近代日本の総括といった内容。

 こんなやり方が有ったのか?
 といいますか、もし私に文才が有ればこんな小説を書いてみたいと思わされる内容?といいますか・・・・。兎に角好みの書き方&テーマでしたね。

 一寸違った表現をすれば、関東版の筒井康孝?的かとも想ったり。

 まあその分合わない方には合わないでしょうし、「不愉快だ、不敬だ、偏っている・・・・等々」のクレームも有りそうですが・・・・。(まあ、フィクションですし合わない方は読まなくても良い訳で・・・笑)
 しかしやはり小説はこれくらいは毒が無いとね?(そうした意味でも大人向けの小説という印象?)

 どちらにしろ個人的には非常に楽しく読める作品、著者の他作品も読んで見たくなりましたね。
 貸して下さったS様に感謝です。

 

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