2015/03
19
[ #701 ]

エキサイトマッチ

 しばしばこのブログにも記していますが基本的に余り真剣にTVは観ない人間なのですよね。
 そんな私が割りと御執心だったのが、WOWOWエキサイトマッチというボクシング中継。この番組だけはマメに録画して観ておりました。(ただ最近TV内蔵の録画装置の調子が悪く・・・・・)

  元々2輪の世界選手権を観る為にWOWOWを導入したのですが間も無くそれも無くなり・・・・、代わりに嵌ってしまったのがこの番組。


 そういえば、以前この様な話をカウンターでしておりますとあるお客様から、「マスターって商業主義的プロスポーツって嫌いでは無かったのですか?」等といわれた事が・・・・・。

 確かにボクシングは商業(興行)化されたスポーツの嚆矢であるのは確かなのですが、この番組を観ているとその様な事はドウでも良くなると言いますか・・・・。
 番組自体も試合を淡々と放映している面が多く、民放の様にワザと盛り上げようとしたり、タレントを出演させたり、応援放送的アナウンスもしないですしね。(またアナウンサーや解説陣も好みです)

 そうしてしばらく観続けてみますとボクシングという競技の魅力に嵌ったといいますか・・・・。

 それは・・・・。

 実はボクシング、リング上では基本的に喋ってはいけないのですよね。
 言葉で相手選手を罵倒したり惑わせたりする行為は”卑怯な事”だとされている故ですが・・・・(尤も最近はエイドリアン・ブローナーの様なマナーの悪い選手も有りますが・・・・)。
 違った言い方をすればプロボクシングという物、大金も動きますし、マスコミや宣伝も深く関わり典型的商業スポーツといった側面も確かに強いのですが、リングに選手が上がり、ゴングが鳴った瞬間から、2人の選手の世界となり周辺の事は関係なくなる様に思えるのですよね・・・・(また、それは2輪のレース等の、スタートした瞬間から選手個人の出自等関係なくなり、誰が最初にゴールするか?といったシンプルな価値観に支配される事と良く似ている様に思えます)。

 そしてゴングが鳴った後、リング上で2人は何をしているのか・・・・?といいますと・・・・。
 勿論、どちらが強いかを競いあっている訳ですが、それは同時に、どちらがヨリ”卑怯者で無いか””勇気が有るか””信用できる人間であるか”といった事を競い合っている様にも思えるのですよね・・・・。
 (またそうした要素故に、その昔英国は、植民地支配にも使用した訳ですが・・・・。詰まり・・・・、アフリカ等現地の種族の戦士等とボクシングで戦い、同一ルールで相手を打ちのめすことに拠り相手の信頼・尊敬を勝ち得る、云々・・・・)

 何と言いますか、古代から人々の本能に刻まれている物に合致する物を感じるといいますか・・・。
 それは恐らく、太古の戦とか、現代にも続く古典的祭りと共通する物を内包しているのでしょう・・・・。

 どちらにしろ、ボクシング、一寸、惹かれるのですよね。


 追記

 ではそうして観て来た中で、私が魅力を感じた選手は・・・・・、といいますと。

 1人挙げれば、”ディエゴ・(チコ)・コラレスという選手ですかね?(勿論TV画面を通して観た印象だけですが・・・)

 その理由は・・・・。

 そうですね、
 先ず第一に「負け様」が良いということ。
 例えば、メイウェザー戦の負け様。或いは、カサマヨールとの第一戦の負け様。
 (それぞれ、レフェリーストップ&ドクターストップに拠るTKO負けですが、負けてなお闘志溢れるといいますか・・・・)

 そして「勝ち方」。
 例えば、アセリノ・フレイタスに勝ちライト級のタイトルを獲得した試合。
 恐らくアスリートとしての能力(スピード・テクニックetc)はフレイタスが上に想われ他のですが、それをハートの強さで勝ったといいますか、相手の闘志を折って勝った試合といいますか・・・・・。

 最期は交通事故で他界したわけですが・・・・、確かオートバイで飲酒運転だったとか(其の辺りも何とも・・・・・)。
 
 そう実はボクシング、勝つ事(勝ち方)以上に、負け様(負け方)を観る事が出来るといいますか、そこが魅力に思えるのです。
  
 まあ、他の競技や人生においても、実はこの「負け様」に対する視点という物は大事な(であった)気がするのですよね。

 

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