2015/03
23
[ #702 ]

樹液?

 先日お客様のオーダーで抜栓、私も少しばかり味を観させていただきましたのでインプレッションを少々。
 このウイスキーです。

 富士御殿場27年  富士御殿場 シングル・グレーン・ウイスキー 27年

 

 グラスに注ぎ鼻を近づけますと、最初に感じるのはウッド感。樽の印象といっても良いのかも知れませんが、樽材と表現したくなる印象です。原がグレーンということで、モルトに比べより樽の成分が抽出され易いのかも知れません。また其の分原自体の主張は押さえ気味とも思えたり・・・・。

 しかし少量口に含んでみますと、グレーンらしさといいますか、玉蜀黍の風味かと想われる甘みをしっかり感じます。
 また長熟故でしょう、60度というアルコール度数にしては優しく刺激・キックは少ないです。

 そして口腔内に残るのは・・・、そうですね樹液の甘さといいますか風味といいますか・・・・。
 これがかなりしっかりと残ります。
 こう書きますと”メープルシロップ”の様な味ですか?といわれそうですが、かなり異なります。しいて言えばクヌギの樹液かな?といいますか、クヌギの森の印象といいますか。
 そうした甘みが長く口腔内に残り、満足感が高いです。或いは穏やかな気持ちになる感じです。

 デザートの様なウイスキーといいますか、食後・ナイトキャップ向きのウイスキーとして独自の物という印象といいますか、兎に角、最近流行のシングルモルトとは異なる存在ですね。
 
 なんといいますか、木、或いは樹液そのものを嘗めているといいますか・・・。

 少々高価ですが、お気が召せば・・・・。



 追記

 後日、セレクターの方にお聞きしたところ(先入観を持ちたく無かったので試飲の後としました)、樽はバーボンリフィル。バーボン樽にモルトを一度詰め熟成した物にグレーンの原を詰めたとの事。
 スピリッツの原材料は95%が玉蜀黍、5%が麦芽との事(故に玉蜀黍由来の甘みがかんじられたのでしょう)
 また貯蔵場所は、熟成庫のかなり上の方という事でした(故に土よりも森の木の雰囲気が良く感じられたのかも知れません)。

 どちらにしろ、ウイスキーって面白いですね。

 
 

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