2009/08
14
[ #74 ]

 雑考17 歴史小説

 人並みに、と言えるかどうか判りませんが(また胸を張って言う気も無いですが)、たまには本も読みます。
 基本的にノンジャンル、面白そうだと想えればジャンルに拘る事無く読んでいると思います。

 最近はそうですが、若い頃は歴史小説(歴史小説の定義をどうするか?という問題が有りますが、ここでは簡単に、歴史上の著名な出来事、人物等をテーマとした小説とさせていただいて・・・)を少々苦手としておりました。



 理由というほどの事も無いのですが、歴史上の人物を主人公にする以上、その人物を魅力的に、あるいは日本人の共同幻想に沿って書かざるを得ず(たとえピカレスクとしても)、どうしても英雄譚的になり、それが読み手の歴史観、日本人の歴史認識を歪めているのでは・・・?等と想っていたりしておりました。
 尤も、そのような小説は時代小説、あるいは大衆小説等と呼ぶのであり、歴史小説とはもっと歴史考察等もしっかりし、歴史認識自体をテーマとしたものである、といった意見もあると想いますが、小説(フィクション)である以上、そのくびきからは逃れられない筈でしょうし。



 判りやすい例としては忠臣蔵物の小説ですよね。吉良上野介が浅野内匠頭に嘘を教えて困らせる事など出来ないはずですし、大体、”忠臣蔵”をうたうのであれば、”大石内蔵助”ではなく”大星由之助”でしょう・・・。と、思ったり。
 勿論、そうなると、TVの時代ドラマの方が影響力の大きさから考えても問題でしょう・・・、といった意見もあるかもしれません。(もっとも私はTVドラマは観ませんが)



 また、だからといってノンフィクションやドキュメンタリーを全面的に信用する気も無いですが・・・。

 ノンフィクションにしても一つの出来事に関する全ての事象を描ける訳も無く、所詮は著者の主観に沿って取捨選択された情報、見方ですからね・・・。
 報道写真等は判りやすい例で、そこにあった出来事を、カメラマンの趣味主観で切り取った断面でしょうから(尤も、だから写真家といった職業も成り立つのでしょうが・・・)。



 ネガティブな事ばかり書きましたが、何時頃からか歴史小説も読むようになり、初めに記したように最近はノンジャンル、歴史小説も時代小説もフィクションはフィクションとして楽しませてもらっています。
 好きだといえる歴史・時代小説もいくつか出来た気もします。場合によっては、私がお勧めしたい本、小説などを当ブログにアップする事もやぶさかでは無いかな、等と想ったりもしする昨今です。
 (かなり恥ずかしいですが)

    ますた
 

スポンサーサイト

タグ :    /    /

しりとり雑考CM(0)TB(0)URITOP

Copyright © ますた [バーテンダーと呼ばれる程のバカは無し] All rights reserved.

COMMENT:

SECRET: (管理者だけに表示を許可する場合)
 
トラックバックURL :