2015/11
06
[ #770 ]

お札とか

 何年か前の事ですが、中国語に堪能なお客様に誘われて上海まで一杯飲みに出かけた事が在ります。
 その折、上海市内で観光等している時にそのお客様が、買い物等で手にしたお釣りのお札を一枚ずつ丁寧に観察されているのです。

 それを不思議に想った私はそのお客様に、「いったい何をしていらっしゃるのですか?」と尋ねてみますと、その方がおっしゃるには・・・・。

 「今はどうか判らないけれども、昔は中国の田舎町辺りではお釣りの札の中にしばしば偽札が混ざっている事があったんだよね、それで一枚づつ確認をしている訳」 と・・・・。

 


 「あらまあ、そんな事があったのですね」と答えた訳ですが、ふと、疑問が沸きまして再度その方に尋ねてみました。

 「で、そうして偽札が混ざっていた場合どうするのですか?」

 それに答えておっしゃるには

 「出来るだけ早くとっとと使ってしまう」 と。

 「では、受け取った店側ではどうするのですか?」

 「其処も早めにお釣りとして客に渡すんでろうな・・・・」 と。


 「そんな物なのですか・・・・?」
 「ん? では最後はどうなるのですか?」

 
 「まあ、偽札がくたびれて、誰が見ても一目で偽札と判るようになった時持っている人間や、銀行等にもっていってチェックを受けた人間が貧乏くじをひくのだろうな・・・・、まあ、トランプのババ抜きみたいな物かな・・・」 と・・・・。

 (幸いこの時の上海ではそんな物には出くわしませんでしたので過去の話かもしれません・・・・)

 とこんな話をした記憶があります。


 その時想った事が・・・、

 偽札といってもそれが流通している間は真札と全く変わらない扱いをされている訳でして、現場では偽札も真札も違いは無いのでは?という事(使う皆が真札と思って使えば・・・・)。

 その偽札で買い物だって出来るのでしょうし、一杯飲む事だって出来るのでしょうから・・・・・。

 普段、私だってお札や硬貨で仕入れもしますし飲代も頂きますが、それは当然真札と思って疑わずに使っている訳で、信用というか(偽札ではないという)思い込みの上に乗っかって生活(経済活動)している訳です。


 では、誰が見ても偽札と判らない偽札だったら(例えば銀行に持ち込んでも判らない)どうなるのか?

 (確か何年か前に”スーパーK”だったか、そんな精巧な偽ドルが流通しているなんてニュースもあった様な記憶も。東アジアの某国が刷っているとか、中東の某国が刷っているなんて噂も流れたり)


 当然、真札として扱われる訳でしょうから、それで殆どの物は購入出来るでしょうし、出来るでしょう。
 まあ、そんな精巧な偽札が作れるのか?という話は有るでしょうが、真札だって人間が刷った物、当然、技術的には可能ですよね?
 
 極端な事を言えば、兵器や武器だって購入できる訳ですし、大量の傭兵を雇う事も可能な訳ですよね。

 つまり、そうした高性能な印刷機(輪転機)を持てばそれだけの力を所持出来るという事ですよね。
 (個人の行う範疇では無さそうですが・・・、またそんなに簡単な話でもないでしょうが。)


 つまり貨幣経済が世界に浸透した現在では、(偽札を刷れる)輪転機こそが力という事に成るとも言えそうで・・・・。


 
 更にここでフッと思った訳です。

 別に偽札の必要は無く、世界的に流通するお札を刷れる輪転機こそが”力”という事にもなりそうです。
 となると・・・・各国の中央銀行は・・・・・。

 妄想が拡がってしまいました(あながち妄想でも無いか?)。
 


 更に最近では、スマートペイとかカード決済、等々がかなり普及してきていますが、どこかで買い物をすれば口座の残高が減り、振込みが有れば増えるという事が当たり前に行われていまして、皆それを疑わずに使っている訳でしょう(確かに便利ですしね)。
 
 しかし、このシステムも基本的には人間が作ったものでしょうから、何らか操作は全くの不可能では無い気がします。

 例えば、あなたの口座残高を増やすから傭兵として働いてね・・・・・、なんて事も可能ですよね・・?。

 (基本的にサラリーマンにしろ公務員にしろ、口座に給与が振り込まれるからこそ働いている面が大きいでしょうから)


 となると、輪転機すら要らなくなる訳で・・・・・。


 そして、このお札(あるいはお金という物)、多くの事が出来る圧倒的力を内包している訳で(額が大きくなれば大きく成る程・・・)して、当然使い方によっては暴力と生り得る訳ですよね。


 まあ、「銭金じゃね~や!」という対抗手段も有った訳ですが、この言い回しも既に死語な気もしますしねぇ・・・・。


 マイナンバーなんて話が出る昨今、一寸こんな事をかいてみました。

 

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