2016/05
10
[ #824 ]

近代日本の人類学史

 最近楽しく読ませていただいています本です。

 とは言いましても中々読み応えのある書籍でして、まえがき&序章、そして、あとがきを先ずは読み終え、本編に入って少しばかりといったところで、本格的にはこれからなのですが・・・・・。

 この本です。


    近代日本の人類学史


 
  



 (文化)人類学といった種類の本にも興味を惹かれる私なのです。

 しかし結構、目を引く副題が添えられています・・・・。

 ”帝国と植民地の記憶”  ですからね・・・・。

 更に帯にはこんな文言も・・・・。

 帯


 ”日本人類学は「大東亜共栄圏」の子供か?

  と・・・・。


 
 何となくですが政治的な香りのする本といったイメージも受けそうですが、読み始めてみるとそんな事は無く、署名通り、我が国の人類学の歩みの記録といった内容です。

 
 一般に文化人類学というと、柳田国男とか、折口信夫、宮元常一といった名前が挙がりそうで、地方の民話の収集とか、農村の暮らしや風俗といった、いわば民俗学的イメージが強いですが、本来(文化)人類学という物、少し違った位相が在りそうで・・・・。


 つまりは人類学、或いは文化人類学という物、本来は植民地の獲得や経営といった事と非常に親和性の高い学問でもあり、当然我が国の人類学もそうしたスタート地点を持っているのは事実なのですよね。


 しかし考えて見ますと、(文化)人類学に限らず、16世紀以降の(西洋的)学問、殖民煮の経営や獲得、其の手段としての戦争と非常に親和性が高いと思えるのですよね。

 武器兵器の発展に工学が寄与した事は言わずもがな、医学薬学だってそうですし、教育学なんて植民地支配(或いは自国の民の支配)ツールとしての役割は大きかったでしょうし・・・・・。


 勿論、そうした方向ではなく、純粋に学問的好奇心や所謂善意に基づいて活動された面も多いでしょうが、ただ、全ての学問はそうして(戦争や支配者の協力者として)存在、発展してきた事は事実でしょうし、意識はしておくべきとは思うのですよね・・・・。


 何だか話が変な方向に行きましたが、実はこの本、文章自体は結構(私にとっては)読みやすく楽しく読ませていただいているのです。

 そして、人類学という物、結局、人(類)の営みそれ自体を研究対象としている訳でして、ある種哲学的ともいえそうですし・・・・、其の拡がり自体にも興味を惹かれるのです。



 (尤も、私の様な素人には学問がやたらと分野ごとに細分化しても仕方なくも思えるのも事実ではありますが)


 書きたい事はたくさん有るのですが、未だ読んでいる途中なのでこれ位に・・・・・。



 因みに・・・・・。


 謹呈

 
 という事で、ありがたいのです。
 感謝です。

 

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