2016/05
17
[ #826 ]

コダワリとかビョーキとか・・・・

 前回の続きです。
 
 前回、拘り(こだわり)という言葉、私の若い頃は否定的な意味に使われる事が多く、ほめ言葉として使われる事は無かった訳で個人的には未だに好きに成れない・・・、といった意味の事を書いた記憶が有るのですが・・・。
 尤も、今では某国営放送すら肯定的な意味で使用されているようですし・・・・、まあ言葉も時代と共に使われ方も変わる物ですしね・・・・、全然を肯定的な言葉の前に置くなんて事もそうですし・・・・・。

 そう、流行り言葉やスラングといった物、得てしてそうした物でもありますが・・・・・。
 (例えば、”ヤバイ”何て言葉・・・・・・)

 


 


 閑話休題、では当時、最近”コダワリ”とか”ヤバイ”なんて使われ方をしていた言葉といいますと・・・・。

 まあ、色々と思い浮かびますが・・・・、印象的なのは”ビョーキ”という言葉。(他にも色々とありますが・・・・)

 最も最近のように「”コダワリ”のお店です」といった使われ方は無く・・・・・。
 そう、”こだわり”の料理とかお店といった使い方、当時は無かったですね。といいますか、TVでそうした店舗や料理を紹介する番組自体無かったですし、グルメ番組なんて物も僅かで、またもう少し違った物でした。大体において、人前で食い物が美味いとか不味いとか口にすること自体が憚られる(見っとも無い、下衆ばった、禁忌な)行為でしたしね。 


 あくまで、個人に対し、「あいつは”ビョーキ”だ」といった具合に・・・・・。
 コダワリという言葉も現在似た使われ方をしている面もありますよね「あいつはコダワリだ、とか、拘るやつだ」とか・・・・。


 ただ、底に含まれる物は少々異なる気がします。

 「あいつはビョーキだ・・・・」といった場合、其処に含まれるのは、あいつは色々な物から自由だ、とか、魅力的だ、突き抜けてる、といった具合に、ある種の賛辞や尊敬や憧れ、或いは共感・・・・といった物を主体とした感情が有った様に思われるのですよね。
 (勿論、ちょっとした妬みの様なものもあったかもしれませんが・・・・・)

 勿論それ以前にも”病気(ビョーキ)”という言葉(この場合漢字ね)、独特の意味合いもあった訳ですが・・・・。
 なんといいますか、昔の小説等では、薄幸の美少女的に、不治の病なんて物(例えば古くは結核、7・80年代だと骨肉種とか白血病・・・・)が、ある種、繊細な感受性のと豊かな知性の象徴的に捉えられていましたし・・・・・。また西洋では「病気も出来ない様な不健康な人間とは金輪際付き合いたくない」といった台詞が有ったり(ニーチェだった筈・・・・)。

 兎も角そんな感じで、どちらかといえば万人・世間から一歩抜け出しているといった意味で使われていた気がします。
 といいますか、世間一般からより自由で知的で特出しているといった事や行為、人が評価されていた様に思われるのです。

 (この辺り、最近使われるコダワリとは少し違う気がするのですよね・・・・)
 

 それが何時ごろからか(恐らくは90年代になった辺りか・・・・)?特出する事が難しくなった気がします。

 どうも禁煙ムーブメントや健康増進法の頃からですかね・・・・。
 兎も角、健康に対する脅迫観念が強くなったといいますか・・・・・。(昔はそれ自体を笑い飛ばしていたといいますか、批判的に笑い飛ばせる事が良い事だった気がするのですよね)

 極端かもしれませんが、いい面でも悪い面でも特出すると叩かれる様にになった。
 多様性に対する寛容さが無くなったといいますか・・・・。
 
 (勿論スポーツ選手や芸能人のようにマスコミが肯定する特出は認められる気もしますが、それも一瞬でバッシングの対象に変わったりり・・・・・。)


 確か其の頃(90年代になった頃)からですかね?教育現場でのイジメ問題に成る事が多くなったのは?
 (生き地獄とか、死んでお詫びを、といった遺書を残し自死する生徒が問題になったのは・・・・)

 
 なんといいますか、解り易いもの意外はバッシングの対象といいますか・・・。
 そう、”ビョーキ”なんて言葉自体、いまTV等マスコミで使うと問題にされそうですよね。


 ネットの発達もあるのか・・・・、そんな空気、どうした物かとも思ったり・・・・。

 一寸、愚痴っぽかったですかね?

 

 

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