2016/12
13
[ #892 ]

人に勧めたくなりました

 昨日、時間を作って映画を一本観て来たのですが、これが良い映画でして、何といいますか人に勧めてみたくなる映画でしたね。

 勿論、何を持って”良い映画”というのか?と突っ込まれそうでは有りますが、観終わって劇場を後にした際に心に浮かんだのが、「良い映画を観させてもらった」という思いだったのです。
 ”面白かった”とか”泣けた”とか”感動した”楽しかった””ハラハラした”・・・等々映画を表す言葉は多々ありそうですが、この映画に対し私が先ず想ったのは”良い映画だった”という思いだったのです。

 其の映画は・・・・・

 


    この世界の片隅に


 こちら・・・・「この世界の片隅に」。


 普段私は殆どアニメ映画を観ることは無いのですが(そういえば数年前”百日紅”は観に行ったか・・・・)、この映画は一寸気になったのです。

 舞台設置が昭和初期の呉、広島周辺という事がまあその主たる理由でもあったのですが、予想以上に良かったですね。


 描かれているのは、その昭和初期、江波で生まれ育ち呉に嫁いだ主人公の女性及び其の周辺の方達の日常であり、当時のそれが淡々と描かれている訳なのですがこれが見事といいますか・・・・。

 奇をてらう訳でも無く(そう最近の多くの映画、驚かせようというか楽しませようとというか、そうした表現があざといとというかインフレというか、兎も角そうした作品が多くて疲れる気がするのですよね)描かれた当時の人々の生活から、其の頃の日本の庶民の生活や生活観、性格、更に言えば慣習や習慣といった物まで推察できる描き方で、まるで宮本常一氏の著作を読んでいるような気にもさせれれます。

 恐らくはオーラル(聞き取り)や一次資料の調査といった事もそうとうされたのでしょう、これ自体が、ある種民俗学の資料とすら成りそうで・・・・。

 そしてその当時の庶民視点から見た戦争という物が、これまた当たり前描かれているといいますか、戦争という不条理が庶民に与えた事というべきか・・・・。


 そう、我々の親の世代までは先の大戦を体験している訳でして、またそうした方々から少しばかりですが当時の事も聞かせていただいたりはして来ましたが、そうした方々も既に高齢となられ・・・・、という今の時期にこの映画が作られたことはやはり意味が有る様に想われます。

 なんといいますか、そうした(オーラル等に協力された)方々の思いの様な物まで感じられる気のする作品でした。

 またどうも聞くところによると、有志の寄付等?も制作費に入っている作品とか・・・・。
 それも一因ですかね?
 

 別に商業主義が全面的に悪いとは言いませんが、最近の映画作品や世相等々、投資家の取り分ばかり増えているというか、まあ兎も角そうした印象を受ける事例が多い気もしますので、そうでない方法論良さなのかも知れないとも想ったり・・・・。


 何だかべた褒め的になりましたが、良い作品でした。朝日遊郭もちゃんと描かれていた分、個人的にポイントアップになったかもしれません   笑 。

 

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