2009/10
07
[ #94 ]

 サハラに賭けた青春  上温湯隆

            画像 337
 
  サハラに賭けた青春  上温湯隆  1975・11  時事通信社 
  ジャンル  旅行記


 かなり古くてボロボロになっていますが、お気に入りの本の一つです。

 著者、上温湯隆が、1970年2月、17歳で東京を発ち、2年余りの歳月を掛け世界をめぐった手記(を元に書かれたもの)で、我が国のバックパッカー本の嚆矢とも言える本では無いかと思っています。


 今でこそ、巷には各種バックパッカーの手記であったり、体験記であったりが溢れていますが、著者の年齢と、1970年という時期を考えると、その行動力には驚くべきものがある気がします。(日本人の海外旅行自由化は1966年)

 文章自体、彼の日記殆どそのままなので拙さが無い訳ではありませんが、その分臨場感もあり好感が持てる気がしますし、昨今の同種の本よりは落ち着きを感じさせる文章だとも思います。

 私自身は、海外を放浪するような事はしておりませんが、それでも、著者の気持ちが伝わる気がする本です。

 因みに、その後、彼は、2度目のアフリカ旅行の最中に命を落とす事と成ります。その手記は姉妹編の「サハラに死す」となっています。
 
  ますた
 

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