2017/07
09
[ #948 ]

 そういえば今月は”海の日”というのが有りますよね(因みに今年の海に日、私はシェラトンに居る予定ではありますが・・・)。

 最近はそうでもないですが昔はなにはとまれ海の日には海に居た記憶があります。そう、海好きなのです。
 海派か?山派か?と尋ねられると、迷い無く”海派”と答えるであろう私なのです。
 (とはいいましても最近あまり海で遊んで無いのですが・・・、それ故か先日は海を感じにショートクルーズも出かけたりした面も・・・)

 おそらくは、私が海の傍で生まれ育った故でしょう・・・。自宅から海までは徒歩数秒、子供の頃は正に海が遊び場でした。
 そして最近、年老いた両親の顔を見るため田舎に帰った際もしばしば海の傍を散歩したりしています。

 因みに、子供の頃に遊び場だった海はこんな場所です。


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 そしてそうした時に想うのは”魚が減ったな”ということ。


 子供の頃海を覗き込めば、何らかの魚影が見えたものです。

 季節や場所にも拠りますが、コノシロが回遊していたり、水面近くをサヨリが泳いでいたり、干潟の水溜りにはハゼ類やえびかに類。
 一寸岩でもひっくり返せば、ギンポの仲間やゴカイ等。
 すこし穿り返せば、アサリ等の貝類やタコ・・・・。
 更に季節によっては夜、魚の跳ねる音が耳について・・・・何て場合も・・・・。


 ともかく、落語のじゅげむでは無いですが、海砂利水魚は尽きぬほどといった喩えも大げさに感じない程で・・・・。
 (それでも父親などに言わせれば、更に昔は・・・・、ともなるのですが)


 しかしそうした水生生物類も70年代くらいからは急速にその数を減らし・・・・、特に70年代後半からは劇的に姿を見れなくなったのですよね。
 (また漁業権なんて事もいわれ、勝手に干潟を穿り返せない状況にも・・・・)


 そう、何故こんなに急速に魚等が居なくなったのか?

 色々の理由が言われてきた気がします。


 先ずは”漁労方の発達による魚の取りすぎ”
 これはかなり昔からいわれ現在でも言われていますよね?

 そして当時、70年代ころ言われて居たのは・・・。
 都市部への人口集中に拠る生活雑排水の増加に伴う、海洋汚濁、富栄養化。今でも溶存酸素量の低下しやすい夏場等では赤潮発生とともに言われたり。
 
 それと、工場排水に含まれる有害物質等による海洋汚染。
 そういえば当時、呉の広大川河口周辺では”お化けハゼ釣り大会”なんてのが催されていた記憶も・・・・。

 そしてたしか、特に瀬戸内は内海故に水の入れ替わりも少なくそうした影響も出易い故、四国山脈の下を貫通するトンネル水路を設け、太平洋の海水を瀬戸内中央部に流し込んで浄化しようなんて案が言われていた記憶も・・・・。流石、日本列島改造論の時代ですね・・・・。
 (この辺りは水質汚濁防止法や、浄化槽や下水道の普及で改善傾向という気も・・・)

 また、その時代風潮故に、各地の(魚のゆりかごともいえる)干潟が相当数埋め立てられた事も大きい気がしますし・・・。


 そして70年代から80年代の高度成長~バブルに向かう建設ラッシュの中、大量の海砂の採取。

 また、当時あまり言われなかったですが、水田等への(水銀系を含む)大量の農薬散布も原因の一つに想われますし・・・・。


 そして90年代に入るとTBTO(トリブチルスズ化合物)の影響なんて事も盛んに言われた時期があった気も・・・。
 トリブチルスズ化合物は船底塗料や養殖の魚網やロープに使用される防汚剤で、催奇性が強く、環境ホルモン(女性ホルモン)として作用し貝類に大きなダメージを与えると・・・・。

 また、各地での行き過ぎた養殖漁業の影響なんて事も言われた事もあった記憶も・・・(富む栄養価に拠る汚濁や、えさに含まれる抗生物質の影響、海洋汚染、上記のTBTOの事等・・・)

 また、各地に建設されたダムの影響で砂浜が痩せる・・・・といった事が言われた事も。


 また今世紀に成ってからは、そのダムの影響や里山の崩壊に拠る貧栄養価とか・・・・・。


 更に最近では、マイクロファイバー(微細プラスティック)の問題。
 これは海洋投棄された石油化学製品、所謂プラスティックが、波等により細かくなり、それを動物性プランクトンが餌と認識し摂取し死滅していっているのでは・・・、という件ですね。
 (因みに根本的対処法は無いとか・・・・)

 更に最近では、人間の服用したピル等のホルモン製剤が尿として排出されたものが河川に流れ込み淡水魚に影響を与えているという報告もあった記憶が・・・・。

 そういえば普及しちた下水道処理施設の温排水の問題何てのもありましたし、余り語られませんが原発の温排水何て問題も・・・・。


 何だか書いていて暗くなってきました・・・。

 
 まあ、どれが実際、海洋生物現象の主原因か?何て話は正確な事は証明されない気もしますし、地域等によっても異なるでしょうし、全てが原因とも言えそうですし・・・・。


 まあしかし、兎にも角にも、我々人類が利便性を追及した結果ではあるわけでしょうから・・・・、なんと言いますか。


 唯、ある程度対処療法的とはいえ、対策も少しづつは利いている気もしたり・・・・。


 実際先日、田舎に帰った際に干潟を散歩して見ますと90年代には殆ど姿を見かけなくなっていた”ウミニナ”が少し戻ってきていました。


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 海、自然の持つ、ホメオスターシス(恒常性)といいますか、懐の深さに一寸期待したくなったといいますか・・・・。
 少し嬉しい気もしましたね。


 丁度海の日に里山創作カクテルコンペなんていう物がある所為か、そんな事とを想いましたね。

  

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